Urban Side Paralyze

電車釣行&パックロッドで湾奥シーバスや管釣トラウトなどを釣っています。

20240319長潮 渋い日は上げが吉?


長潮のソコリ付近という釣りをする上で最も微妙なタイミングで港湾部へ。やれる時にやるしかないという現実的な問題と、去年は同一のタイミングで魚が出ていたのでワンチャンあるのでは?という。しかし出るとしても遅めの時間帯、上げが効いてきてからだろうなという予想はあった。全く潮が動かないタイミングで出ることはないだろうと。ただハクが入っていてハクボイルが出ていれば、夕マヅメにさえなれば潮汐あまり関係なく釣れるのではないかと。

そんなわけでまずはレンタサイクルで何箇所か見て回って、ハクの姿を探してみた。が、いない。水が悪かった前回よりもいない。どういうことだ?まぁバチとかと違ってハクは魚なので移動して当然なのだけれど、もっと上なのか下なのかどこかにいってしまったようだ。明暗周りを見てみると当然だが全然流れがない。流れがないと流し込んでいけないし、シーバスが居たとしても何となくチェイスして終わりになりがち。微妙過ぎる。どうしようか。幸運にも南風がやや強めで、上げの時にだけ出る明暗では表層の水は逆流しているようだった。ここなら出せるかもしれない、ということで準備して始めてみる。念のため壁際もチェックしたが反応なし。水は澄んでいる。これはあまりプラス要素ではない。明暗でミドルアッパー2.5+ジグヘッド3gを何度か投げてみると暗部で一度だけククン、とバイト。しかし風でラインが弛んでいたせいもあってか乗らなかった。ワームがズレて戻ってきたので恐らくシーバス。大きくはなさそうだが。30〜40センチといったところだろうか。何度か投げてみたがこれ以上は反応取れず。1匹しかいないのか、もうスレてしまったのか。とりあえず予想通り居ることは居るようなので、ここはちょっと休ませてからまた打つことにしよう。

付近の別の明暗も打ってみたがこちらはノーバイト。さっきの所のように風で流れが出てるわけでもないので厳しそう。反対側もやってみたが生命感がない。そもそも鴨が沢山居たし、釣れそうな感じゼロ。一旦レンタサイクルを返却して、移動がてら水路でテクトロするが反応なし。運河へ向かう。あそこならハクが溜まってたりしないか、と思ったが極少量しか居なかった。相変わらずアミは沢山居たが。ゴミが多くて壁際は厳しそう。対岸で一応壁際を一通り攻めたが当然ノーバイト。去年は同じような状況で出たとは言え、もうちょっと遅い時間で上げが効いてきてからの話。まだちょっとタイミング的に早いだろう。去年バイトがあった場所も反応なし。流石に浅過ぎるし流れがなさ過ぎる。南風で表層だけでも流れてるとするとあそこの明暗はどうかな?と可能性ありそうな場所を見てみたがこちらも反応なし。現実は厳しい。やっぱり長潮のソコリ付近なんてやるもんじゃない。バイトのあったあの場所だけやってみて、ダメなら帰ろうか。再びレンタサイクルを拾って先程の明暗へ。

そろそろちょっとだけ上げも効いてきたし、また反応しないかな、と立ち位置から見て左の方の暗部へワームを入れて、ゆっくり引いてくるとガツン!と何と一撃でヒットした。やっぱり居た!さっきバイトしてきた魚だろうか?足場が高くスペースもないのですぐにランディング。何気にここで7mのシャフトを伸ばすのは初めてだが、果たして届くのか?不安だったが一応届いて、操作しづらいが魚もネットに入った(抜き上げても良いサイズではあるのだが、口切れする可能性が高いので)。


21:29
40弱といったところで大きくはないが、この状況で釣れてくれただけでも嬉しい。
リリース後も同じ場所で投げてみたが一切反応なし。小場所なのもあってもうスレてしまったのか、あるいはあの1匹だけだったのか。ちょっと気になる明暗がもう一箇所だけあるのでそちらへ移動。

今まで下げの時にばかり入っていたので逆側になるが、こちらにも魚は居るはず。表層は止まっているように見えるが、ワームを入れてみると下はしっかり上げが効いていた。回収間際でギラっと何度か魚が反転するのが見えたのと、明部で何かを捕食している黒っぽい魚が見えた。どうやらさっき釣ったのと同じくらいのサイズのシーバスがアミを捕食しているようだ。追いかけ回すというよりその場で吸い込んでるだけのような食い方。アミパターンならとノガレやフラフラ、ユラメキなど投げてみるが反応なし。ワームだけはチェイスがあったが食わない。明部だと見切られてしまうようだ。しかし暗部に入れていっても食わないし、前回同様乗らないなにかのバイトがあるのみだった。
明るい場所でゆっくり引いてしまうと見切られてしまうが、アミパターンなので速く動かすとそれはそれでアミからは外れてしまって食わない。ここは難しそうなのでさっき釣った明暗に戻ってみる。ちょっと休ませたのでまた食ってこないかなと。何度か投げているとやはりまだ居るようでバイトが。しかしまた乗らなかった。居ることは居るようなので落とし所を変え、トレースコースを変え、と色々探っているとグンッ、とヒット。また来た!浅い方に寄せてランディング。


22:18
さっきと同じ魚かと思うくらい全く同一サイズ。流石に違う魚だと思うけれど、この時期ってこういった40弱くらいのサイズが多いんだよな。去年も一昨年もそうだったし、港区側でもそうだったのでこのサイズが先に戻ってくるのだろう。恐らく次の潮で50センチ以上が入ってきて本格的にスタートといった感じになると思われる。今はまだプレオープン的な感じ。

同じ場所では流石にもう反応もなくなったので、帰りがてら別の明暗も見てみる。上げだからいつもと流れが逆、と思いきやいつもと同じ向きに流れていた。しかしここではノーバイト、鴨が多いあたりお察しという感じだったので諦めた。最後に超小場所の水路も見てみるが全く流れてないのでダメそう。ハクはちょっとだけいた。ここで納竿。


結果は40弱を2キャッチのみだったけれど、久々に釣れてめっちゃアドレナリン出た。やっぱりシーバスは楽しいな。そして長潮のソコリ付近で浅くても上げが効いてくると活性が上がるようで魚からの反応も得られた。シーバスはやっぱり流れなのだな。浅いと壁際は厳しいけれど、着いている所には着いているという感じ。

次回は50センチクラスも出るだろうか。これからの時期が楽しみだ。