Urban Side Paralyze

電車釣行&パックロッドで湾奥シーバスや管釣トラウトなどを釣っています。

20240128中潮 河川バチ開幕


とうとう出たね。。。

今年は水温もずっと高いらしく、色々早いんじゃないかということで恐らくこの潮回りでバチ抜けするはず。行くならあの川なのだけれど、ここ2年通っていた下流域ではなく大きくポイントを変えて上流の方へ行ってみることにした。とはいえ有名ポイントなので混んでそうだし、どうだろうか。釣り堀みたいに釣り人が並んでいて入れないかも。まぁ取り敢えず行ってみよう。

現地に到着するとポツポツとアングラーの姿。別に明暗で釣るわけでもないのに橋周りに陣取る人々も。先行者とバッティングしない程度に距離を取って、何となくこのへんかなというところでやってみる。
開始時点、18:30頃でタイドグラフ的にはほぼ満潮といったタイミングだが、まだ微妙に上げが効いており水面のゴミはゆっくりと上流に流れている。イナッコの群れが引波を立てて回遊しておりこの時期の河川にしては生命感がある。下げが効き始めるまでボーっと待っている人も多いが、上げで既に魚は入っているはずなのでやる気のある魚はウロウロしながらバチが抜け始めるのを待っていたりする。水面を引波を立ててアピールしていると食ってくることがあるので投げていた方が良い。ということでマニックスロー135から投げ始める。
暫くやってみて反応がないので新製品を色々テスト。ヒエイ123SF。暗くて着水点が見えないけど、謳われているほどは飛ばないかな。シマノガレことランザ120F。これは港湾で使えそう。けどノガレとそんなに飛距離変わらない気もする。これも正直暗いから見えなくてよく分からないが。新製品じゃないけど初めて使うパドル。これは流れが効いてきてから使う感じかな。フィールSGもそうだけれど、引波じゃないシンペンはイマイチ使い方がよく分からない。
19時過ぎくらいから川の流れと上げ潮が拮抗している状態が崩れてきて、やがて下げに転じて流芯は微妙に流れ始める。手前は全然流れていないが。バチも流芯から流れ始めるのでマニックスロー135を遠投して誘ってみる。何やら対岸では撮影をしている模様。大野ゆうきか?ライトを持った人が二人、車椅子の人は監督か?ディレクター?何やら1本釣れた様子。まだバチ抜けてないのにもう釣れたのか。釣った後すぐに移動したのか、気付いたらいなくなっていたが。
只管沖に向かってフルキャスト。たまにクロスや敢えてダウンにも入れてみたが、基本はアップで。集中力が切れてきた頃、ハンドルが重くなる。何だ?かなり沖でエラ洗い。ドラグが鳴る。魚が掛かったというよりゴミでも引っ掛かったのかくらいの感触。でも何かがヒットしたのに間違いはない。サイズ的にはそこまででもないか?とはいえかなり元気。この時期の魚でもこんなに引くのだな。とはいえ弱るのは早かったような感じがしたが。暗くて見づらいが何とかネットイン。隣のアングラーに見守られながら。



19:28
57センチくらい。今年初シーバス。マニックで普通に釣れましたね。まだバチ抜けてないのに。カメラの電池が切れてしまったのでスマホで撮影。

リリース後、ちょっと下げが効き始める。時折ライズ音も聞こえるようになってきた。さっき見に来た隣の二人組は対岸に移動したらしい。対岸で仲間が76センチを釣ったとか、ライズしまくってるとか。静かなので話し声が聞こえて来易い。隣がいなくなって動き回れるようになったので、ちょっと歩きながらノガレでライズ撃ちもしてみたが反応せず。諦めて沖を狙う。暫く投げているとまた沖でヒット。バコン!とかバシュッ!とかではなくヌーンといきなり重くなるようなアタリ。その後に弱々しくエラ洗い。サイズ的には同じくらいか。ネットインした瞬間にフックが外れたのでちょっと危なかった。


20:07
尾鰭がちょっと欠けているのが残念。それでも体高のある川らしい魚。顎が開きっぱなしになってしまったので弱ってしまうかと思ったが、リリースしたらすぐに逃げていった。顎も戻っていたと思う。

この後ライズがどんどん増える。明らかに小さい魚や、イナッコが跳ねてるだけみたいなのもあるが、ガポッっと明らかにデカい魚のライズも出る。しかしライズ撃ちでは全く反応が得られない。水面じゃないのか?とヒソカやらフィールSGやらも試すが反応なし。結局お得意のマニックスロー135に戻して、引波立てて巻いていると余所見してる隙にゴポッという感じでヒット。結構手前まで巻いてきてからのバイトだった。この魚はちょっと重い。が、流れが効いてきているので重く感じるだけかもしれない。慎重にやり取りしてネットへ。


20:17
60センチ。ちょっとサイズアップ。元気だし、アフターという感じもしないな。そもそもオスなのかもしれないが。

どんどん流れが強くなり、ルアーのコントロールが難しくなってくる。おまけに沖に鳥がいっぱい集まってきて、そのせいかライズも減ってしまったような気がした。そもそも時合いがもう終わりなのだろうか。周りではポツポツ釣れているようだったが。途中シーバスの死骸が流れてきた。もっと上流でリリース失敗したか。

これ以降全然反応が得られなくなり、もう時間もないので釣れなくてもいいから対岸をちょっと見てみることにした。橋の上から見るとやはり釣れている。隣の芝生は青く見える、のではなく明らかに釣れている。その分混んでるけど。下流側は空いていて、でも微妙な感じだった。時間切れなのでここで納竿。


結果は3ヒット3キャッチ。今までの苦労は何だったのかと言う感じだが、要は場所が悪かったのだろう。釣れない場所で無駄な苦労をしていただけという。港湾同様、3匹とも得意技のマニックスロー135の遠投で釣った(手前で食ってきたやつもいたが)。ノガレ等でライズ撃ちも試したが全く反応取れず。手前でライズしてるのは他の魚なのか?ライズ無視して沖を狙ってた方がもっと獲れてたかも。下流域ほど激流にはならないが、それでも下げが効いてくるとルアーを流しづらくなってどうやって釣れば良いのか分からなくなる。基本に立ち返って、エリ10のほっとけ流しが正解だったのかもしれない。釣りしてる最中には思いつかなかったし、そもそもエリ10は1個しか持ってきていない上にリュックの中だった。

フローティングじゃなくてシンキングが正解?フローティングだとただのゴミになりやすいような気がした。それにしても、マニックで引き波出してても普通に食ってくるとは。引き波出してるバチなんていないのに。そんなことは関係ないのか。同じカラーを投げ続けてしまったが、カラーチェンジという選択肢もあったなと後から気付いた。あとマニックスローでも135のみ反応得られて95はダメだった。食わせの95と思ったのだが河川ではアピール不足なのだろうか?115は試してない。次回はマニック中心でやってみよう。とにかく遠投が必要。まぁ色々持ってた方が良いのだが。


・対岸で自分が釣るより早く釣ってて、ライト焚いてたし取材だったのではないかと思われる。とするとやはりあっち側の方が釣れるのか?セオリー通りに行くとアウトサイド側の方がバチが流れてくると思うのだが、結局沖で食わせるから関係ない?アウトサイド側の方が手前にはバチ多く、しかしゴミも多かった。

・足元結構抉れてる。垂直ではないので擦られないように注意。

・プリンスが取材してた場所2箇所特定、しかし「そこが良いから」なのか「たまたまそこが空いてたから」なのかは分からない。上流域なら、そして時合いになればどこでも良いような気もする。下流域は激流になるのでダメ。

・河川の基本、アップでは速く巻いて、クロスでゆっくり、ダウンに入ったら巻かないくらい更にゆっくり、という基本ができていない。

・流れが効いてきてからはマニックはアップには不向き。クロス~ダウンで。アップに投げるならフィールSGやパドルで。


上掲画像の文章を書き起こし。反射して見えないところは想像で補ったが大体合ってるでしょう。

まず揃えるべきバチ抜け基本ルアー3種

①フローティングタイプ エリア10、ヒソカ、ノガレなど
特徴
フローティングタイプは最もスローにリーリングして引き波を立てながらトレースすることが可能!但し大半のモデルはミノータイプである為、ミディアム〜ファストリトリーブではアクションが強くなり過ぎてバチの動きから外れてしまうので注意。
使用する際のポイント
リップ付きタイプは水掴みが良く、トレースラインのコントロールがし易いのでボイル狙いでも大活躍!満潮前後といった緩潮時でもスローで容易にレンジキープが可能!魚が上ずっていたら迷わずセレクト!動きが大きくならないように注意してリリーング(原文ママ)することが大切です。

②シンペン(浮上系)アルデンテ、マニック、エンヴィなど
特徴
浮上系シンペンは重心がテール寄りになっているので抜群の飛距離が稼げ、水を受けることによって急浮上して引き波を立てての攻略もできます!但しある程度水を受けさせるようにリーリングしないと姿勢が安定せず過度なケツ下がりになってしまうので注意。
使用する際のポイント
抜群の飛距離を武器に沖目の攻略に最適な他、レンジを入れてからの浮上アクションといった感じで縦の誘いも可能!流速が強い状況下では過度なアップクロスだとルアーに水を当てることが難しく姿勢を安定させるのが困難な為、適度なアップクロス〜ダウンクロスでアプローチ!

③シンペン(水平系)フィール、にょろにょろ、パドルなど
特徴
浮上系シンペンより浮き上がりにくいので引き波を立ててのアプローチは難しいですが、その分レンジを入れながら一定層を探ることが可能。重心がほぼセンターになっており、アクションはテールスライドが基本となる為、浮上系シンペンよりもアピール力に優れています。
使用する際のポイント
魚が一枚下のレンジを意識している場合に有効!またアップクロスでも姿勢を安定させやすいので、魚がいるポイントが絞れていない場合など広くチェックしたい際にも有効!但し浮上系よりもアクションが大きくなるので、ダウンクロスではルアーが暴れないように注意。

上記の3種を軸にローテーションを組み立てましょう