今回は趣向を変えてジロー池に挑戦してみる。見る度に全然釣れてなさそうな感じがするし、何となく難しそうなイメージがあって食わず嫌いしていたが魚をキープするならやはりジローの方が良いのではないかと。とはいえミックスポンドでフェザージグは弱い気がする。フライのルースニングならいけるのでは、ということで実家から昔使っていたフライタックルを取ってきて、更にちょっと買い足しなどして挑んでみた。
朝一からいつものイチロー池ではなくジロー池へ向かう。意外にもまだ人がほぼ居ない。イチローの方が人気あるのか?
早速、最近イチロー池では調子の良かった黒のフェザーを投げ始める。が、真っ暗でどこに投げてるのかも全く分からない状態。水面では魚達が活発にライズしたり跳ねたりしている。魚影の薄そうなイメージだったが、ライズを見てる感じだとそんな風にも思えなかった。暗くて何をやってるのか全然分からないながらも、かなり手前でヒット!しかしサイズはそこまででもないか?
6:19
とりあえず1匹目、鼻曲がりのオス。30センチもないが、サイズの割には体高がある。まぁこれは良いでしょうということでリリース。
黒のフェザーで当たらないのでいつもの芋虫にして、フォールさせるが当然ラインは見えない。適当に落とした後にデッドスローで巻いてくるとヒット!結構走る。それなりのサイズか。
6:32
イチロー池では大物扱いの35くらい。
少し明るくなってきて、ラインが見えるようになってきた。朝一は割とはっきりしたアタリが出ることが多かった。魚のサイズのせいかもしれないが、イチロー池のように微妙なラインの動きという感じではなく、ツンッと明確に引き込まれる感じ。フッキングするとジャンプしまくる魚。パワフルで派手なファイト。こいつはデカいんじゃないか?
6:40
40センチ弱といった感じだった。これはキープ。
もう完全に明るくなってきて先程よりは格段にやりやすくなった。乗らなかったりバラしたりしながら順調に追加していく。
途中、何やらデカいのが掛かった気がしたがすぐにバレてしまった。スレだったかもしれない。
6:55
6:57
7:13
7:19
8:17
8:42
アタリが途絶え始める。遠投の必要はなく、やはり手前の駆け上がり付近で食ってくる模様。浅い所にいるわけではないので本当の手前ではないが思ってたよりは手前というか、沖で食ってくるというのはなかった。これは島の前あたりでやってたからであって、釣り座にもよるかもしれない。
あとボロボロのイトウが表層をウロウロしていて、一度ラインに絡みついてきてそのままその先に付いているフェザージグがスレ掛かりしてしまった。寄せるのが大変で腕や肩が痛くなったが、ラインブレイク覚悟でドラグを締めて無理やり寄せたら何とかなった。アカエイ掛けた時みたいな感じで全然楽しくはなかった。全身ボロボロで眼もほぼ見えてなさそうだし、あの個体がルアーやフライを食ってくることはもうないだろう。
9:12
フォールには反応がなくなってきたので黒のフェザーを巻いてみたら回収間際、手前でヒット。これまたジャンプしまくりの派手なファイト。40センチくらい。活きが良いのでキープ。
ここでフライタックルに持ち替えて、マラブー、トラウトガム、オクトパスボムなど試してみる。マラブーで一度当たったが慌ててしまいフッキングでミス。トラウトガムは予想通り当たるけど乗らない。
10:13
フライでゲット。棚は1ヒロくらい、フライはピンクっぽいオクトパスボム。これが当たりだったようでバイトが頻発する。
10:15
イチロー池サイズのちいかわ。鳥にやられたような傷が。このサイズもいるのだな。
10:18
同じサイズの群れか。
10:36
サイズアップ。
10:44
11:38
最後の方はどんどんペースダウン。もう1匹くらい追加して帰りたかったが結局これが最後の魚になってしまった。後半は風が強くなってきてフェザージグではフォールも巻きも厳しく、ルースニングならアタリは取れるがそもそも反応が少なくなってきた。魚が移動したのかスレたのか、自分の手前にいた魚は釣り切ってしまったのか。周りは結構釣れていたがどうやって釣っていたのだろう?放流の恩寵も得られた気がしなかった。
5匹キープ。
うち1匹からは卵が出てきた。冷蔵庫で熟成中。
ということで結果は16匹キャッチ。初めてジロー池で釣りしてみたが、思っていたよりかは普通に釣れるなという印象。とはいえ後半はかなり厳しかったので3時間で良かったのではないかというのが正直なところ。朝から6時間も釣りをすると疲れてしまうし、なんだかんだで1日が潰れてしまうのでジロー池で3時間、というのが最適解な気がしてきた。どうせ釣れるのは朝だけだし。準備に時間かけてる暇はないから竿はテレスコ一択、ルアーとフライ1本ずつくらいで、と言いたいところだがテレスコのフライロッドってほぼ存在しない?でも結局ほぼフェザージグで釣ってしまったので、正直フライはなくても良かったのかもといったところ。まぁフライはまだ全然慣れてないのでもっとちゃんと使いこなせれば強いのだと思うが。
ルアーの人が多くて結構コンスタントに誰かしらがヒットさせていた印象。フライの人もいたが主に引っ張りで釣ってるようで、ルースニングの人はあまり釣れてなかった?みんなどうやって釣っているのだろう?ボトムをダートマジックとかダートランとかそれ系で攻めるのか?ボトムズル引きでも一応バイトはあったが乗らず、藻が絡みついてくるばかりだったのですぐにやめたのだけれど、やはりボトムなのだろうか?でも横の動きにあまり反応がない印象だったので、やはり棚を調整しながらルースニングで回遊ルートにフライを置いておくのが一番確実な気がする。あとはライズ狙いでドライフライか。
3時間で上がるのであればフェザージグでいつもの戦法だけでもそれなりにいけそうな気もする。今シーズンあと何回行けるか分からないが、次回もジロー池でやってみようと思う。
ジロー池の方がキープしてる人が多かったような印象。イチロー池の魚は小さいし、食べるとこ多い方が良いもんな。それ故に放流から時間が経つとどんどん魚の数は減っていく。これは当たり前だが、ただでさえ魚の数はイチロー池ほどは多くないので金曜日とかに行くのは避けた方が無難。