Urban Side Paralyze

電車釣行&パックロッドで湾奥シーバスや管釣トラウトなどを釣っています。

2023バチ抜け 河川・港湾まとめ及び今後の課題


今年の東京湾奥のバチ抜けは不調だった。河川は正直よく分からないのだけれど、少なくとも港湾バチに関しては間違いなく不調だったと言えるだろう。バチ自体の抜ける量が少なくて、それゆえにバチを求めて回遊してくる魚の数も少なかった。5月初旬から怪しかったが、結局去年より2週間ほど早く終わってしまった。今年たまたまそうだったのか、今後もそうなっていくのか、それはよく分からない。

以下、未来の自分のために備忘録として書いておく。長文です。



河川バチ(2~3月)

・いつ釣るのか
河川バチは時合いがシビア。絶対にマニュアル通りにしか抜けない。港湾バチとの一番の大きな違いはここ(そもそもバチの種類が違うから比較するのもおかしな話かもしれないけれど)。とにかく「日没後に満潮を迎える日」。完全に暗くなってから満潮になるのでないとダメ。1月、2月は日没が17:30くらいとして、19時満潮くらいでないと抜けない。これが鉄則。なおかつ、大潮~後中潮の下げ潮がかっ飛んで激流になる日でないと抜けない。以上の条件を満たすのは後中潮2日目か3日目のみ。それ以外は無駄足の可能性が高いので捨てる。バチが抜けないことには魚も入ってこないのでまず釣れることはなく、「程よくバチが抜けて釣りやすい日」などといったものは存在しない。1か0かだ。この点に今後も留意したい。これはヤマトカワゴカイの性質・本能なので、今後もずっと変わらない。明るいうちに抜けると鳥などの外敵から狙われやすいから、それを避けたいのだろうか。実際には魚に食われてしまうのだけれど。
今年は去年よりも抜けるのが遅かった。2022年は2月初めにドバッと一気に抜けて、それから2月一杯は大量に抜けていた。が、2023年は2月下旬になって漸く大量に抜け、それまではチラホラといった程度で殆ど釣りにならなかった。始まりが遅ければ終わりも遅いのかというとそうでもなく、2023年は結局一潮で終わってしまったのではないかという感じ。あくまで自分の観測範囲では、だが。どこがバチ抜けのピークかというのは事前に分かることではないので通うしかない。年によって多少前後するという点に留意。

・どこで釣るか
場所についてはいつもの河川で良いのかなというところ。抜ける量も多いから魚は確実に入ってくるし、川幅も狭いから攻略しやすいし、足場も良いし、何より家から近いのでアクセスし易いので。一級河川だと遠投が必要だったり真っ暗だったり足場が悪かったり、そもそもポイントまでのアクセスに難があったり…。やっぱり僕は港湾の人間なので、その延長みたいな感じでやりたいなと。他の場所も見て回ったことで逆に心が固まった。他にもっと良い選択肢があるのではないかと思ったけれど、恐らくそんなものはない。
ほぼ真っ直ぐな河川ゆえに下げは激流になるので、下げが走り始めると一気にバチの量が増えて釣りにならなくなる。できることなら、カーブしてたりとか流れがヨレる場所だとか、何らかの変化のある場所が好ましい。とはいえ、そういった分かりやすい場所は他の釣り人との場所取り合戦になってしまうので、それならばC級ポイントでも良いから空いている何もないところでやった方がマシ。後述するライズ撃ちをするためには歩き回りたいので、混んでいるところだと難しいというのもある。雨などで空いている日なら、同じ河川のもうちょっと変化のある場所を狙っても良いかも。

・どうやって釣るか
基本はライズ撃ち。ライズの出ていないところに闇雲に投げていても交通事故的にしかヒットしないので現実的ではない。この点はバチ抜けだから特別ということはなく、他の釣りと同じだ。ただし、上げで魚は入ってきていて、活性の高い魚はバチが抜け始めるのを探してウロウロしていることもあるので、下げ始める前に港湾バチ同様引波を出してゆっくり巻いていると食ってくることがある。魚がどこにいるのかは見えないので博打にはなってしまうが、下げ始めるまでボーッと待っているよりは投げた方が良い。
下げ始めて、バチが抜けて流れてくるとライズが出てくる。ライズ位置の先に投げて、ライズ位置を通過するようにゆっくり巻いてくる。これも港湾バチと同じ釣り方。バチは流れてくるだけで引波なんか出してないじゃないか、というところだが、引波を出していても問題なくバイトしてくる。敢えて引波を出すことで少しだけアピールして他のバチより目立たせるイメージ。
やがて下げの流れが速くなってくるとルアーをコントロールするのが難しくなってくる。また、流れを当て過ぎるとルアーが動き過ぎてしまい食わなくなる。あくまで自然に流していかないと食わないので、下げ始めのようにゆっくりライズ位置を通過させようとしても難しくなってくる。ラインが流れに引っ張られて不自然に水面を滑ってしまったりするので。流れが強くなってきたらフローティングをほっとけで流すのが効果的。シンペンだと沈まないように、かつテンションを掛け過ぎたり流れを当て過ぎたりしてルアーが暴れないように、と高度な流す技術が必要になってくる。真っ暗な河川の下げの激流の中でそんな絶妙なルアーのコントロールをするのはかなり難しく、現実的ではない。
届かないような沖でライズしてたりもするが、手前でもライズは出るし食ってくる。届かないライズは捨てて自分のルアーの届く範囲に狙いを絞る。バチに限らないが、やらないことを決めるというのが重要なのかもしれない。短い時合の中でできることは限られている。欲張っても仕方ない。
ライズ撃ちなので、風が強くて水面が波立っているような状況だとライズ位置が見えず厳しい。曇っていたり多少雨が降って、遠くの明かりがぼんやりと低い雲に反射している日は明るくてやりやすいので狙い目。「バチ抜けは 雨は良いけど 風はダメ」
下げが加速してきてバチの量が増え過ぎると釣りにならなくなってその日は終了。満潮~下げ始めの一瞬の勝負である。そもそも河川バチ自体、魚の数も少ないし時合いも一瞬だからそんなに釣れるものではない。ただセイゴ~ランカークラスまで色んな魚が混じるので、良型がヒットする可能性があるというだけ。1月2月は他の場所でやってもどうせ釣れないので、それだったらバチをやった方が良いかなくらいの感じ。自分のやる範囲では唯一ランカーをキャッチできる可能性のある釣り。3月になるとどこも下火になる。QEDは最後まで抜けるらしいが、どうせ激混みなので微妙かも。3月後半からは港湾に魚も戻るのでそちらに行こう。

色々書いたが正直全然釣れていないので攻略法がまだまだ分からない。水面じゃなくて水中の方が食う、目立たせないとダメなのである程度波動を出した方が食う、、ダウンでも食うのでクロスに投げてテンションドリフトで良い、など諸説ある。レンジ・スピード・アクション色々試してみろということかな。しかし時合いが一瞬なので色々試せるほどの余裕がないというのが正直なところ。
ある程度波動を出した方が、とはいえ例えばエリ10がダウンに入ってブリブリ泳いでたら食わないわけで、フィールSGがケツ振るくらいの感じが丁度良いのかも(港湾だとフィールFGのように動かない棒の方が釣れる印象がある)。


港湾バチ(4~6月)

・概要、時合いについて
港湾バチでデカいのが出たなんて話もたまに聞くが、基本的には40~50センチ、大きくて60センチの港湾サイズの数釣りである。港区側の方が早く始まるという話もあったが真偽不明。今年に関しては江東区側もほぼ同時だったのではないかと思われる。4月後半~6月初めくらいの2ヶ月弱の釣り。港湾のハイシーズン。GWなどは場所取り合戦になる。
なお、港湾バチが始まる前に底バチパターンになることがある。表層では抜けていなくても底や壁際では抜けているのか、バチ抜けしてないように見えるのにも関わらず、釣った魚がバチを吐き出したりする。この場合、ワームでボトムを攻めるのが強い(1年中有効な手だが)。逆にバチが抜け始めて魚が表層を意識し始めると、ボトムではあまり反応が取れなくなってくるように思う。

港湾バチの時合いは河川とは異なり、基本的には潮回りに関係なく「日没後」である。夕マヅメ以降とも言える。この点、村岡チャンネルでも小沼チャンネルでも触れられていないのが不思議ではある。「日没後に満潮を迎える日の下げ」だと思って出かけるとそもそも釣り場が埋まっていて入れないだろうし、もう時合いは終わっている。ただし、これは自分が通っているフィールドに限った話であって、バチの種類によるのだと思われる。地域によっては日没になったからといって抜けるものではないのかもしれない。あと場所によっては深夜の上げでも抜けるらしい。
というのが原則論なのだけれど、今年に関してはちょっと状況が違った。去年は小潮のソコリでも夕マヅメになりさえすればバチが抜けてライズも出ていたのだけれど、今年は夕マヅメになっただけでは抜けないこともあった。その後上げが効いてきて潮位がある程度(具体的には120センチ)満ちてくると抜け始めるということもあったので、夕マヅメで抜けるバチと、潮位がある程度満ちてくると抜けるバチとがいるのかもしれない。いずれにせよ「日没後に満潮」というのはちょっと違うと思う。

港湾バチの時合いは日没後1~2時間といったところだが、今年は時合い30分ということもあった。そもそも時合いなんてあった?というような日も。終わったと思っていても同じエリアでちょっと移動するとまだやっていたりする。可能であれば上流側で釣り始めて、終わったかなと思ったら下流側に移動するとまた少しだけ釣れるかもしれない。あるいは魚を掛けている人がいたら、群れが入っているのでその近くで投げるとすぐにヒットするということもあった(ハイエナ)。


・どう釣るか
港湾バチの釣り方はシンプルで、ライズ撃ちは勿論だが、時合中はライズしていなくてもシーバスはバチを探してウロウロしているので、バチが抜けてさえいれば何もないオープンエリアに投げて巻いているだけでも釣れる。ただ、今年に関してはそう簡単な話でもなかった。渋い時ほど色々考えて手を尽くして、何とか魚に口を使わせる方法を考えなければならない。

港湾バチは主に3種類、

①短くて速めにスイスイ泳いでいくやつ
②もうちょっと長くてゆっくり泳ぐあるいは水面をほぼ漂ってる(流心ではほぼ流されてる)だけのやつ
③小さくて速い動きでクルクル回ってるクルクルバチ

この3つに分類できる。大抵の場合はこれらが混在しているので適当に投げて巻いているだけでも食ってくるし、活性の高い群れが入っていれば何でも食うので難しいことを考える必要はない。だが、渋い時やライズ撃ちで食わない場合などは食ってるバチの種類にアジャストできていない可能性が高い。その時シーバスがどれを食ってるのかを見極めて、①ならマニックで引波を出す、②はノガレをゆっくり流す、など状況に応じたルアーをセレクトすべき。

①のバチに関してはアップに投げて引波を出しながら可能な限りゆっくり巻いてくればOK(港湾バチの超基本)。ルアーはマニックスロー、アルデンテなど。①の引波バチは結構速いスピードでスイスイ泳いでいるので、それに合わせることを考えるとゆっくり巻く必要はなさそうだが、バチの中でもより食いやすい個体を演出するようなイメージ。アップが基本だが、バチを観察していると流れに逆らって泳ごうとしているやつもいる(全然前に進んでいないのですぐに食われてしまうが)。それゆえ敢えてダウンに入れて引波を強く出しつつ、可能な限り(沈まないギリギリのスピードで)ゆっくり巻いていても食ってくることが結構ある。馬鹿の一つ覚えでこればかりやっていてもダメだが、引き出しの一つとして。

②のバチに関してはとにかく表層をデッドスローで巻くことが肝。ゆえにルアーは基本フローティング一択、もといノガレ(orフィールFG)一択である。引波を出すというよりは「糸ふけだけを取るイメージ」というやつ。実際には多少引波は出ているのだけれど、大袈裟に引波を出してしまうとセレクティブな魚は食わないこともある。マルタに関してはちょっと速めに巻いて引波を強めに出した方が反応が良かったが、シーバスに関しては引波を強く出したからこそ食った、ということはあまりないかもしれない。そしてこのパターンに関してはアップ~クロスが前提で、ダウンではあまり出ない気がする。
ノガレ等のフローティングはどうしても飛ばないので、届かないところで頻りにライズしているような場合はマニックなど飛距離の出るシンペンに頼ることになるが、マニックなんかはマニックでも食うような魚、時合真っ只中で活性の高い魚しか釣れないというイメージ。沈んでしまうのでどうしてもスピードは上がってしまうし、ローリングするので引波も強めに出るし、ちょっと水押しが強過ぎる気がする。とはいえ届かなければ仕方ないので、飛距離とのトレードオフである。どんな状況でも対応できる完璧なバチルアーなんてものは存在しない。

③のクルクルバチに関しては満潮付近になると出てくるが、クルクルバチにライズしている魚は難しい。ハクパターンと似ていて、無数にいる細かいベイトにランダムに出ているような感じなのでルアーに気付いていないのかもしれないし、気付いていても眼の前に本物の餌が大量にある状況ではなかなかルアーを選んでは食って来ない。長バチも同時に抜けていることもあるのでそちらを捕食しようとしている魚を狙うか、いっそ満潮付近は休憩時間にしてしまうか。クルクルバチにアジャストするためにライトゲーム用の小さいプラグを使ったところで実際にはなかなか食ってこない。ルアーメーカーや実演スタッフの謳い文句に踊らされないように注意。そのうち下げてくるとクルクルバチの時合いが終わり、また長バチにライズし始めたりもする。


ルアー
今年はノガレではあまり釣れなかった。勿論バイトはあったし、誤爆は数知れず。あとヒットしてラインブレイクとかはあったが。マニックスローでの釣果の方が圧倒的に多かった。特にライズ位置が遠い場合、もうマニックしか選択肢がないといったケースでマニックスロー135や115が活躍した。マニックスロー95よりもうちょっと飛んで、もうちょっとゆっくり引けるのがアルデンテ95。ただライズ撃ちではやっぱりノガレ系が強いなと思わされる場面も。

この釣りに関してはゆっくり動かすことが多いからか、カラーチェンジが有効なのではないかと思わされるケースが多々あった。ただ特定のカラーだからこそ釣れるということはあまりなく、変えることに意味があるという感じ。変えた一投目でバイトしてくることも多い。

・エリ10

(写真は去年の釣果)
河川の激流の中で流すならこれ。重心は戻さない方が良いみたいだがどちらでも同じ?今年は2バイトくらいしか得られていないが、何故か効果的な不思議なルアー。自分は港湾では使わない。

・ノガレ120

河川でも港湾でも、流れが緩い場所やタイミングならこのルアーの繊細な引波は食わせ力最強。欠点は飛距離や風に弱い点だが、食わせ力とのトレードオフである。誤爆が多いが、こんなに誤爆が出まくるルアーも他にない。誤爆は大抵他魚種、クロダイやマルタであることも多い。オヌマン曰くベタ凪専用とのこと。確かに強風だときついが、風でちょっと波立っている程度なら何とかなる。

・フィールFG

ジェネリックノガレ。正直わざわざ転売価格でノガレなんて買わなくてもこれで十分。何も変わらない。個人的にはこちらの方がカラーが好き。ノガレはボーン素材でクリア系がないので、ノガレにないカラーをこちらで揃えると良いかも。FGの「G」はがまかつフック標準搭載の意味だったが、現在は安物のフックしか付いていない。RBMH#12に交換必須。

マニックスロー115

かっ飛ぶ。狭い運河だと手加減して投げないと対岸に届いてしまい、対岸の何かに引っ掛かって取れなくなる恐れあり。ちょっと水押しが強いので、時合真っ只中で活性の高い魚しか獲れない。あくまでロングレンジ専用。せっかくバイトがあっても乗らないことやバラしがやや多い。フックの位置の問題という説もある(エビらないように計算されているのだろうけれど)。なおフックはRBMH#8に即交換必須。純正はすぐに錆びる。

マニックスロー95

115より飛距離は劣るが、その分食わせ力がある。港湾で使うにはこちらの方がバランスが良い気がする。なおフックはゴミなのでRBMH#10に即交換必須。

・アルデンテ95/70

マニックスローを投げ倒したことで、それとの比較でアルデンテの良さが分かった。マニックスロー95と比較して、アルデンテ95の方がアップでも引波を出した状態でスローに巻ける。マニックスロー95はアップだとちょっと速めに巻かないと沈んでしまうので。「マニックじゃ食わない、でもノガレじゃ届かない」という場面でアルデンテが使えるかもしれない。ただし所詮はシンペンなのでマニック寄りかなという感じ。
70はちょっと動くのでタイミングを選ぶ感じはあるが、他のルアーじゃ反応しないときにもバイトが出たりしたので両方持っておきたいルアー。


今年の新商品
マニックスロー135

115より更に飛ぶが、やはりその分食わせ力は落ちる。引波も大きい。超遠投したい時、届きさえすれば釣れる、という時に。届かない対岸付近で派手にライズしまくっている、という状況では強かった。飛距離は正義、飛ばしたもん勝ちという状況では唯一無二。

・スライスリム125
新商品ながらあまり人気がないようで、どこの釣具屋でも余っていた。良く言えば供給が安定している。河川で1ヒットしたがそれ以外あまり活躍の機会がない。飛距離は出ないしやや太いせいか食わせ力は劣るし、中途半端なルアーという印象。ただし河川ではこれくらい太い方がアピールできて良いのかも。エリ10の上位互換かもしれない。

・ノガレ160
入手困難な新商品。何故か尼で買えたりもしたが、正直転売ヤーからも買った。期待していたが正直要らなかったかも。120の方が釣れるような…。長くてルアーケースに入れづらいというのも欠点。来年河川で使ってみたい。
転売ヤーから買うなよと言われそうだが…釣具屋に行っても1人1個しか買えないし、釣具屋を巡る時間や労力や交通費を考えると転売ヤーから買っても大して変わらないような…。ルアーの転売は全然利益出ないのによくやるな、というか転売ヤー達はどうやってそんなに沢山買ってるんだ?釣具屋が出してるのか?とはいえ全然利益出てない気がするけれど…。


以下は買ってないが

・バティッサ 
93は軽すぎるのでどうせ飛ばない。何も特筆すべき所がない。2フックなのもちょっと…。
115は全てにおいてエリ10と変わらないので、これ買うならエリ10で良いんじゃないか?と思ってしまった。
いずれもわざわざ転売価格で買うほどのものではない。

・レクター111F
これは釣れるか釣れないかじゃなくてファンアイテムというか、プリンスのルアーで釣りたい!というものなのかなと。
ルーブルーとかポジドラとかも同じような感じだと思っているけれど。それ言い出したらみんなそうか。


(主に河川で)120,140クラスのスリム系ミノーなら何でも良いという話もある。実際にそれで釣っている人も知っている。ただし、当然ながらミノーなので流れが当たるとアクションしてしまうので、如何に本来の動きを殺すか、がキーになってくるわけで…。シャローアッパースリムやスリムアサシン、空海スリムなど実際投げてみたが、上手いことアクションさせずに、かつただの浮遊ゴミにならずに流せる上級者向けなのかなと思った。要は上手い人は何を使っても釣れるのだ。自分のような下手糞はノガレやフィールなどのルアーの力に頼るべきだと思った。

港湾でもリップのあるルアーは着水後すぐに巻くと潜ってしまうのでちょっと待たなくてはならなかったり、エリ10などの重心移動があるルアーは立ち上がりが悪く重心移動を戻すのも面倒でテンポが悪くなる。やっぱり固定重心の方が好きだな。ノガレ。フィール。マニック。アルデンテ。結局この4つで良い気がする。現場で何を投げるべきか迷いを無くしたいので他は全部売ってしまおうか。


その他

・ノガレを飛ばすためために飛ばしウキを付けても大して飛ばない。トラブルも増えるので意味ないと思った。(そもそも飛ばしウキの使い方を間違っている。1gとかのジグ単を遠投するためのものなので、7gとかあるものの飛距離をさらに伸ばすという道具ではない。決して飛ばしウキが悪いわけではない。

・PE06は1号の感覚のまま使うとラインブレイクするので、シーズン初めはドラグズルズル、これ緩過ぎじゃね?ぐらいの気持ちでやる。


今後の課題
「港湾バチは誰でも釣れる釣り、しかし数を伸ばそうとすると簡単ではない」と思っていたが…今年は神話が崩壊して、誰でも釣れる釣りではなくなった。自分も全然釣れていないが、周りを見てる感じ、もっと釣れなかった人も多かったのではないかと思われる。ほぼ毎日行ってたのに碌でもない釣果、あるいはボウズというのは精神的に厳しいものがある。
港湾は状況が悪かったので仕方ないとして、自分としてはそれよりも河川でもうちょっと結果を出したかった。来年以降はもっと釣りたいところ。しかし河川については分からないことだらけだ。激流の中で釣ることに慣れていないというのもある。そもそも下げが効いてきて激流になってる時点でもう時合いは終わっているわけで、満潮~下げ始めで魚を出せということなのかもしれない。とするとノガレで釣ったあの1匹は正解に近かった?この時期にしかやらない釣りなので分からないことだらけ。また次の年になると感覚を忘れてるので0からスタートになってしまうし。



9000文字以上書きましたが、上記はバチ抜けマニュアルではなくあくまで未来の自分のための忘備録なので、内容が間違っていたとしても責任は負いかねます。

忘備録?備忘録?どっちが正しいんだ?