長潮のソコリ付近という微妙なタイミングだし、もう魚は産卵に向かいつつあり数も減っているので基本的にはあまり釣りとして成立はしない。これ以降の釣りは言わば悪足掻きである。釣果はほぼ期待できない。あるいはセイゴ狙いなら釣れることは釣れるだろうけれど、それは特定のシチュエーションを除いてあまり積極的にはやらないつもり。今回は行ったことがなかった場所にちょっと行ってみようということで。
まずは一箇所目、都会のドブ川へ。グーグルマップで見る限りだと釣りできそう、と思って行ってみたが、一箇所目は潮のせいか流れも緩そうで何より灯りが少なくて暗いので微妙そう。まぁそれでも投げていれば出たかも知れないが、何となく釣れそうな気がしなかったので二箇所目へ。こちらが本命。ネット情報だと見えシーバスが居るとのことだったが暗いし見えない。一応投げてみるか、とジョルティミニ8gを投げるが、意外にも流れが強くてかつ足場が高く、おまけに手摺の形状が特殊なのでかなりやりづらくてなかなか思ったコースを通せない。難易度が高い。掛けてからもどうやってタモ入れすべきか迷うところだが、そこは取らぬ狸の皮算用、掛けてから考えれば良いかなというところで。しかし何度かチャレンジするがどうにも上手くルアーを流せないし、何だか釣れる気もしないので次の橋へ移動。ここは暗いし更に釣れなさそうなので大幅に移動してエリアを変える。簡単には行かないものだな。
レンタサイクルで大きく移動して、これまた街中のドブ川へ。先程の川の支流だがこちらは灯りが多くて水面も見やすい。ちょっと除いてみると早速見えシーバスの姿が。しかも1匹2匹ではなくそれなりの数が居る。これは楽勝だろう、サクッと釣ってすぐに移動しよう、と思いきや全く反応しない。潮止まりで流れが全くないからなのか、スレ切っているからなのか、驚くほど全く反応しなかった。おまけにラインにエアノットまでできてるし、ダメだ。移動しよう。ということでここも後にする。さっきの川よりは釣れそうだったのでまた違うタイミングでやってみたいところ。とはいえ、どうなのだろう。ここは釣り人は居なくても人通りが多いし、常に人的プレッシャーが掛かってる感じなので警戒して食わないというのもあるのかもしれない。
更に移動して住田、と思ったがあんなメジャーフィールドでは釣れる気がしないのでその支流というか運河というか水路へ。流れがほぼないし底が見えるくらい浅い。これ魚いるの？と思ったが歩いていると見えシーバスの姿が。この時期は本当にどこにでも居るのだな。釣れるかどうかは別として。早速ジョルティミニ8gを投げるが無反応。ガボッツ90はチラ見したが食いはしない。諦めて明暗周りをやろうとしたらまたしても見えシーバス。ガボッツ90にほんの少しだけチェイスはあったがやはり食わず。すぐにスレて終了。
その後も付近の明暗周りを見て回るとシーバスの姿が。しかし潮止まりで流れがなさ過ぎる状況、全くやる気がないようでチラ見するだけで終わり。何度も投げると警戒して逃げる。流れが効くタイミングでやれば食うのかも知れないが、良い状況の時に敢えてこんなところに来るかというと微妙な感じもある。この界隈で流れが効いてそうなところとなるとあそこしか思いつかないな、ということで流れの効きそうな運河まで移動。案の定先程の流れの全くない水路よりはマシだが、もうソコリを通り越して上げに転じていた。橋周りは浅過ぎるが少し過ぎるとそれなりに水深もあるようで、照らしてみたらセイゴ、そしてそれなりのサイズのシーバスの姿も。岸際ではなく一段落ちた先に魚が居るようなのでそのラインをテクトロしてみる。さっき照らしてしまった魚くらいのやつが他にも居ないか、と暫くやっているとドン、とヒット。しかし即バラシ。これはセイゴだったっぽい。対岸はどうかと同じように探っていくと暫くやったところでまたヒット。これはそれなりのサイズ、と思ったが即バラシ。足場が高いせいもあってラインにテンションを掛けられず、難しい。これ以降はたまにセイゴらしきアタリがあった程度。いつもやってるあたりまで南下していくとアタリは途絶えていった。この辺は意外と穴場なのかも。アングラー少なそうだし。
この緩い潮の港湾部は確実に微妙なのに結局来てしまった。水路をやろうとしたがゴミが多過ぎて断念。上げならあそこが良いのでは？と明暗周りをやろうとしたが、あれ？おかしいな。下は上げているのかも知れないが、表層の水は全然動いていない。全く反応も得られず。最後に微妙だと分かっていつつもいつもの常夜灯周りのポイントへ。やはり流れが全くないからか何の反応もない。しかし照らしてみたらシーバスは居たので、また潮が動いてるタイミングで来てみようと思う。1匹くらいは食ってくるかもしれない。
ということで2ヒット0キャッチでノーフィッシュ。
やはり魚は産卵で落ち始めていて数が減っている。まだ残っている魚もいるが、当然そいつらはフレッシュな魚ではなくスレ切っているので中々反応しない。しかし口を使うタイミングというのもあるかもしれないのでもう少しだけ悪足掻きしてみようかなというところ。完全に居なくなるまではセイゴ狙いはやらない。今年はそういうスタンスで。狙ってなくても釣れてしまうのは仕方ないが。
何度も同じような日に行って無駄足を踏んでいるが、雨後はダメだし潮が動かないタイミングはダメ。これらに例外はない。
