Urban Side Paralyze

電車釣行&パックロッドで湾奥シーバスや管釣トラウトなどを釣っています。

20231119 久々のO禅寺、過去一の激渋



港湾シーバスもほぼ終わって、かつ下水で港湾部は暫く釣りにならないのでタイトル通り久々のO禅寺へ。
いつも通り楽勝なのだろう、と思っていたら全くそんなことはなく、全然アタリがない。そのうち気付いたがアタリはそれなりに出ているものの、いつもよりアタリが小さくてラインが全然動かないので分かりづらい。微かな違和感でも合わせてみると食ってたりもした。え、これがアタリだったの?と。じゃあこれもアタリかな、と同じように合わせてみてもただ単にフェザーが沈んでいってるだけだったり。いつもはもっとラインがグンッ、と引き込まれるようなアタリが出るものなのだけれど…。日が昇ってくると魚が表層に浮き始めた、というか最初から浮いてるのがより見えるようになっただけかも。表層の魚はスレ切っていて、横の動きにはまず全く反応しない。フェザーを落とすと見に来るが寸前で見切られる。たまに食ってくるやつも居たが。見えてる魚に惑わされるのではなく、いつも通りブレイク付近にいるであろう魚を狙うと多少は追加できたが、それでもかなり渋い。周りもほぼ釣れていない。縦釣りの人には多少反応はあるみたいだったが、フェザーの自分と大差ない感じ。
同じ魚に何度も見せても反応しないので落とし所を変えるとまた反応があったりする。手前の魚はもう釣り尽くしてしまっている感じなので沖を攻めたいが、PE1号じゃ飛ばない。08の巻いてあるレガリスに変えて投げるがこれでもあまり飛ばない。今回に限って言えば遠投がキーになっていたので06か04(強度不安だが)が必要だったかも。バランス悪くなるがスプール径デカい方が有利か。とはいえデカいリール使うとファイトが楽勝になり過ぎるのでゲーム性は損なわれるが。難しいところ。「ベイトで管釣り」もやりたいがフェザーはやっぱり無理。スピニングでも飛ばないので。


結果は53匹。いつもの半分以下。
どうやらまだシーズン序盤のためか(このエリアにしては)魚が少ないのと、水が(このエリアにしては比較的)クリアなので見切られてしまっている様子。もうちょっとシーズン進んできて魚のストック量が増えて、濁りが増してきてからだったら釣れるようになるかもしれない。いや、どうなのだろう。今年というか今後はもうずっとこんな感じってことはないよな、まさか…


4匹キープして、


2匹はホイル焼きで頂きました。残りはアクアパッツァにします。


2年前にこの時期に来たときはもう普通に3桁釣れていたし、デカいのも釣れたりしていた。あの時からは何もかも変わってしまっているので同じようには行かないだろうけれど。とはいえ沖でデカいのがライズしたりジャンプしているのを何度か見たし、隣の人がデカいの掛けてるのも見たので(ジャンプ一発でバレちゃってたけど)、イチロー池には小型しか居ないというわけでもない。自分も過去には大物を釣ったこともある。
お土産を持って帰りたいとなるとデカい魚の方が食べるところも多くて良いし、赤身が釣れたりすると料理の幅も広がるので、そういうのを釣りたいならジロー池ということになるのだろう。とはいえやはり魚影は薄いのでぜんぜん違うゲーム展開になってくるだろうし(要はアタリが少ないので集中力が続かない)、現実的にあそこで釣りたいならフライ一択なのだろうなと思う。正直ルアーポンドでフェザーを使うから釣れるのであって、ミックスポンドでフェザーを使ってもフライには勝てない。フライの下位互換というか中途半端な感じがある。

大物狙いならミノーとかなのか?とも思いがちだが、ジロー池もメインはニジマスで、イワナ系は特定のシーズンに多少入る程度だと思う。それにミノーのトゥイッチとかはバスやってるような人達が挙ってみんなやるので魚もスレているはず。もっと言えばジローだからといって掛かれば全部40オーバー!みたいなのは実は嘘で、実際には30センチ程度らしいし(!)。デカいの上げてる人もたまにいる、程度の話でしかないらしい。イチローよりはデカいけど、みたいな。色々考えるといつも通りイチロー池でレギュラーサイズを釣って、偶発的にデカいのが掛かった時に取りこぼさないようにするしかないのかなと思う。それでも敢えてジロー池でやってみたい、というのならフライタックル必須。実家から引っ張り出してこようか。


もっとああしなければ、こうしなければいけないんじゃないか、もっと良いやり方があるのでは?というのは幻想かもしれない。あるいは釣具メーカーやその息のかかったメディアプロに洗脳されてるだけとか。例えば「真冬でもシーバスは釣れる!」と言われればそれは完全な嘘ではないが春や秋のようには釣れないわけで、でも釣具を売りつけたい立場からすると釣れないからやめた方がいい、春になるまで待った方が、という言い方はしないだろう。O禅寺のスタッフも自分の携わってるクランクとか勧めてるけど、横の動きには完全にスレ切っている状況なので現実的には縦かフェザーじゃないと厳しい。というか今回はフェザーでも厳しかったし。理論上どうかというのと現実的にどうかというのは全く別の話。

今までのやり方を捨てて新しいことをやらないと引き出しが増えない。港湾で釣れなくなったなら旧江戸や荒川に行くべき。ランカーシーバス狙わなきゃ!それは確かにそうだが、例えば激混みの旧江戸や荒川でビッグベイト・デカトップをドボンドボン投げてたら簡単にランカーが釣れるのか?と言われれば、そんな甘くもないし、現実的にはボートでないと厳しいと思われる。ビッグベイトは飛ばないのでボートでなければ陸っぱりの射程圏内でボイルしてるような状況(ほぼない)じゃないと厳しいし、デカトップも現実的には運任せの釣りになってるように見える。結局釣れないと経験値も貯まらないので上手くもならない。何でも最初は0からのスタートとはいえ、「新しいことに取り組む」とは「無駄な時間を過ごす」ということではないだろう。そもそも「大物を釣るべき」「大物を釣るのが偉い」みたいなのも幻想というか洗脳というか、メディアに刷り込まれた他人の欲望なのかなとも思えてくる。

大物狙いという点でジロー池とランカーシーバスは共通してるので何となく思ったことだが、ジロー池≒荒川・旧江戸、とするとフライ≒? シーバスに有効なのが何なのかというのはよく分からないが、ランカーシーバス獲りたいならランカー便か河川のバチ抜けなのかなと思ってしまう。バチ抜けはサイズも魚種も選べないが。書いてて段々訳が分からなくなってきたが、要は与えられた環境でベストを尽くすしかないみたいな話。もっと良い方法があるんじゃないか、というのは大抵幻想だし、今までのやり方を捨てて新しいことをやらないといけない、というのも幻想。ただの遊びなのでそんな意識高く求道的にやらなくても…。手軽にゆるくイージーに釣りたい。難しいことも面倒臭いこともしたくない。意識低い系アングラーなので。釣りに行ける時間もタイミングも場所も限られている。それで釣れる魚の数が減ったりサイズが小さくなっても構わないし仕方がない。他人と比べても意味がない。

魚持ち帰るのならデカい方が良いよね、というところから話が飛躍し過ぎた。結局、O禅寺自体が狙って大物が獲れるエリアではないのだ。とはいえジロー池でフライは来年やってみるつもり。


テレスコだと穂先絡みだったりガイドが緩んだりでトラブルが多いので、どうしても管釣り用にもっと良いロッドが欲しくなる。けど、それ管釣り何回分だよ、と思うと買う気が失せる…。そして所謂トラウトロッドとなると柔らか過ぎて自分の釣りには合わない。アジ・メバル用はガイド小さ過ぎるし、バスロッドは硬すぎる。なかなか完璧なものがない。