Urban Side Paralyze

電車釣行&パックロッドで湾奥シーバスや管釣トラウトなどを釣っています。

20230603大潮 おなぎでうなぎ


釣具屋で買い物がてら、釣具屋の近くの運河を見てみたら予想通りここの水は死んでなかった。多少濁ってはいるが、これは雨のせいというか日差しでプランクトンが湧くせいでこの季節はどこもこんな感じ。流石にゴミはいつもよりちょっと多いけど。

そして壁際ではデカいクロダイが何かを啄んでいる。風上の方からは未処理下水の臭いがするが、ここなら何とか釣りになるかも。ちなみに付近の別の運河を見てみたところ、黄土色に濁ってゴミだらけ、未処理下水で臭くてお察しという感じだった。いつもの雨みたいに2・3日で回復するとかそういうレベルではないだろう。

一旦帰ってからクロダイ狙いのタックルを持って、釣具屋で青イソメ20gを買ってからさっきの運河へ。
今日はトラギアC636MLにアルファスエアーで。明るいうちはチヌキューブの落とし込みで狙ってみる。さっきクロダイが沢山いた辺りを中心に付近も探ってみたが反応なし。1匹だけ見えてるクロダイの目の前に落としたらちょっとチェイスはしてたが見切られた様子。チヌキューブ、まだ釣ったことがないのでチヌキューブが悪いのか自分のやり方が悪いのか、何が悪いのか全く分からない。やっぱり昼間でないとダメ?今年はこれでも釣ってみたいな。

仕方ないのでカン付きチヌ鉤1号に青イソメを刺して餌釣り。餌って釣り堀以外では滅多にやらないので逆に新鮮に感じる。しかし青イソメにしても、ボトム付近で一度だけアタリがあった以外は全然反応が取れない。開始直後に閘門が開いたのか、西の方からちょっと水が入ってきていたのでそのせいで水質が悪化したのかもしれない。それでクロダイも逃げてしまったのだろうか。それとも自分のやり方が悪いだけなのか。餌なら簡単に釣れると思っていたけれど、やはりここの魚は激スレなのでそんなに甘くはなかった。橋脚周りに何匹か固まってるのは見えていたがベイトだし仕掛けも軽いので思ったところに飛ばせない。スピニングも持ってくるべきだったか。


途中、まだ明るい時間なのに引き波バチが泳いでいた。ここ、泥底だしハゼも沢山いるし、バチが抜けないはずがないと思っていたのだけれどやっぱりか。暗くなってきてからもっと抜けてくればバチパターンでもいける?


やがて暗くなってきて、雨水が流れ込んでるところなど変化のあるところを攻めている時、ボトム付近でアタリが。ラインが動いているのでもう鉤を咥えているのかなと合わせてみると何か小さい魚がヒット。


ハゼだった。ハゼを釣ったのは3年前に釣りを再開した直後以来なのでは。あのときも青イソメで釣ったな。

同じ所でイソメを落としていくとバイト、しかしチヌ鉤1号だからかなかなか乗らない。イソメを千切られてばかり。これはこれでゲーム性があって楽しいな。イソメをもっと短くちぎって使った方が良いのかも。でも今日でイソメを使い切りたいので敢えて1匹丸ごと使ってみる。鉤も小さくした方が良いのは分かってはいるが、あくまでクロダイ狙いというのもあるしそのままで。
ちょっと場所を移動して落としてみるとまたヒット!と思ったら外れた?と思いきや付いてた。魚が小さいだけだった。


これはダボハゼ?種類が違うな。

もう1匹追加。

その後雨水が流れ込んでるポイントで連続でキャッチ。酸素が供給されるからなのか、ここに溜まってるみたい。


ちょっと飽きてきたのと、ハゼ以外、というかクロダイを釣りたいのでガルプで壁際を攻めてみる。これをやらずに帰るのは何となく気持ち悪かったので。しかし水中はゴミが多くて絡みまくるので釣りにならず、対岸へ移動。同様にやってみるが全く釣れそうな気配がないので中断して、ハゼ釣りに戻すことに。イソメを使い切ったら帰ろう。

ちなみに、暗くなってきてからクルクルバチが抜け始めたが、ライズは数えるほどでパターンとしては厳しい感じだった。ちょっと風が出てきたせいもあって、しかもベイトなのでノガレは全然飛ばなくて、アルデンテ95でもいつもの2/3くらいしか飛ばない感じ。キャストが下手なせいもあるが、やはりバチルアーはスピニングじゃないと厳しい。

さっきの場所に戻ってまたハゼ釣り再開。残りのイソメは少ない。これが最後かな、というところでクククッ!っとちょっと強い引き。おっ、最後にクロダイが掛かってくれた?サイズはそこまででもなさそうだけれど、30センチとかそこらかな?なかなか強い引きでしかも濁っているので魚の姿が見えない。あれ?白っぽいしちょっと長いからシーバス?しかし浮かせてみると…普通の魚の形ではない。え、マジで?そんなことある?ちょっと重いのでタモに入れようとするが、ラバーネットの網目をすり抜けていった。もう絡まってるだけみたいな状態だが、このまま上げてしまうしかない。無理矢理ランディング。


なんとウナギだった…!顎の構造が普通の魚と違うのかフィッシュグリップが掛からないし、ぐるぐる回ってしまうので鉤がなかなか外れない。かんぬきにクリーンヒットという感じだった。

鉤を外すとニョロニョロと這って自分で水の中に戻っていった。ネットにヌメリが残ってなかなか取れなかった…。

よく見るともう1匹青イソメは残っていたが、残骸みたい感じで細くて短くて使えそうにないのでこれは捨てて、イソメを消費し切ったので納竿。20gで丁度良かったかな。


結果はハゼ類6匹とウナギ1匹。ウナギって運河で普通に釣れるものなのか。以前酸欠で浮いてるのは見たことあるけれど。
大雨で他の運河が全滅でもしなければここで餌釣りなんて絶対にしなかったわけで、これはこれで貴重な体験になった。釣ったことのない魚を狙っていくというのも面白いかもしれない。釣りを極めていくと種類か数かサイズかというところになっていくが、とはいえ東京湾奥だと種類は少ないから色んな種類の魚を狙うというのは微妙か。でもカサゴメバル等の根魚も釣ったことないし太刀魚も青物も釣ったことないな。片口鰯も釣ったことないし。でもそういうのは気分じゃなくて、今は(まともなサイズの)キビレを釣ってみたいかなというところ。