Urban Side Paralyze

電車釣行&パックロッドで湾奥シーバスや管釣トラウトなどを釣っています。

20220424小潮 えっ?こんな潮で…?


こんな潮でしかも雨だが、家にいても暇なのでダメ元で港湾部へ。クロダイの一匹でも釣れたら良いなくらいの気持ちで。

今日はクロダイをなんとか掛けてやりたい、ということで今までのジグヘッドは封印して、色々試してみる。まずはスライドボム。

オフセットフックはクロダイにはデカ過ぎる気がするけれど、デカい鉤を使った方が逆に掛かるという可能性もあるのかもしれない。ワームは信頼と実績のガルプサンドワーム固定でいく。

まずは細い水路との合流付近。かなり水位低いし、まだ日没前で暗くなりきっていないがどうかなというところ。結局小さいバイトが一度あったのみだった。これじゃやはり掛からないか?そのまま水路へ。この前見えクロダイがいたあたり、またいないかな?と思ったら、いた。今日はキビレだったけど。目の前をサンドワームを通しても反応しなかったが、フォールさせたら反応した。が結局食わせられず。やはり縦のアクションが効くのか?ヘチ狙いに戻って折り返してみるが無反応。その先もやったけど無反応。潮が動かな過ぎるから今日は厳しいかな?対岸へ。
対岸に着いたあたりで大分暗くなってきた。クロダイの警戒心も下がって食ってきたりしないだろうか、とか思うも結局水路ではノーバイト。やばいな。そういえば、この時点の水路でも岸際で何かがライズしてたような。

あまり期待せずに船着場付近をやり、その先、橋の方に向かっていると沖でライズが出ているのを発見。しかも単発ではなく、いくつもライズリングが広がっていた。バチが抜けているみたいだし、これはチャンスなのでは?と思いノガレを投げてみる。

背後にオーバーハングというか木があるので投げづらい。結構沖、というか対岸(入れない)付近でライズが出ているのでそれなりに遠投しないと届かない。投げ易い位置に移動して、力を入れて投げたらやっと届いた。ノガレは飛ばないと言われているけれど、そうかな?空気抵抗ないからそれなりに飛ぶと思うけれど(風がなければ)。続けて投げていたらボシュっと誤爆。その後もボシュっと出て何かが掛かったけれどすぐにバレた。首を振った気がしたからシーバスかもしれない。まだまだライズは出ている。どうやら引き波バチが抜けているみたいだ。小潮のソコリ付近なのに…。セオリー無視?橋の近く、結構手前でも出たのでその付近を攻めていたら、結構手前でヒット!しかし重いだけで全然引かない。そしてエラ洗いもしない。これボラかマルタだな…。



18:58
ネットインしたらやっぱりマルタだった。しかも太いしでかい。50センチくらい。もしかしてライズしてるの全部こいつら?さっきすぐバレたのもお前らか?
ノガレがネットに絡みまくるので手間取ったが何とか解いてリリース。急いで逃げていった。一応ボウズは免れた…。
ちなみにこのノガレ、去年この付近で拾ったやつw

この魚を掛けたせいで警戒されてしまったのか、ライズは収まってしまった。ヘチ狙いに戻して先に進むことにする。端をくぐった先、ヘチを攻めていたらまた対岸付近でライズが出始めたのでノガレを投げる。しかし3連続くらいで誤爆するものの掛からない。新品のRBMHにしてあるはずなのに…。目線を変えてみようということでフィールにしてみる。

すると1投目でヒットした。こういうシチュエーションだとカラーチェンジ(厳密に言えばルアーチェンジだが、ノガレもフィールFGもほぼ同じだと思うので…)が効くのだな。しかしこれは先ほどの魚よりは小さい。ジャンプはしたけど首振らないし、やっぱりマルタかな?あれ?でもシーバスっぽい?どっちだ?


19:17
と思ったら40センチくらいのシーバスでした。マルタだけじゃなくてシーバスもいるのか。フィールのフックが多点掛かりしていたので上手くエラ洗いできなかったみたい。流血していたのですぐにリリースした。
バチの釣りは吸い込みが弱いので、どうしても3つ以上のトレブルフックで絡め取っていくしかないのだけれど、魚には優しくないよな。目に掛かっちゃったりするし。

これまた1匹釣ったら警戒されたのか、ライズは収まってしまった。小規模な群れのようだ。
またヘチ狙いに戻して先へ進む。が、ずっと先までやるも結局1バイトも得られなかった。いつもと同じくらいクロダイのバイトがあれば色々リグを試せるのに、サンプル数が少ないとテストにならない…。
折り返しはチニング用のちびチヌヘッドに替えてクロダイ狙いでヘチを攻めつつ、ライズが出たらノガレやフィールを投げて、とやっていったが不発だった。一度だけヘチでクロダイっぽいのが食ってきたけど乗らなかった。

また水路に戻ってきて、水路の南端あたりをやって対岸に渡ろうかというタイミングでライズが出た。ノガレを投げると誤爆、もう一度投げたら何かがヒット!しかしすぐにバレてしまった。そしてこれ以降反応がなくなる。クロダイかキビレだったのだろうか。
対岸に渡り、ヘチを攻めていたら根掛かり…?と思ったら何かが掛かっていた。



20:23
クロダイではなくシーバスでした。35センチくらいで小さいけど、ちびチヌヘッドでシーバス。クロダイ狙ってるとシーバスが掛かるという…外道は狙うと釣れないの法則だな。
この先でもヘチを攻めたり、ライズが出たらノガレやフィールを投げたり、と忙しくやってみたがノーバイト。運河との合流あたりで何かが掛かった!と思ったらビニールのゴミだった。何だよ…。50センチくらいのシーバスの死骸が浮かんでいた。リリースに失敗したのだろうか。

角を曲がってスタート地点。最後にもう一度ここを攻めてダメなら帰ろうというところ。ルアー投入直後にゴリゴリした感触のアタリ、しかし乗らなかった。クロダイだろうな。ジグヘッドを変えたくらいじゃダメか。それならこれはどうかな?と思いチヌ鉤のスプリットショットリグでやってみることに。端までやってアタリがないので折り返しもやるがノーバイト。途中、岸からすぐ近くの表層にクロダイが2匹いるのが見えた。バチを待ち構えているのだろうか。ガン玉を外してサンドワームのノーシンカー状態で(全然飛ばないが)投げて表層を引いていると…無反応?と思ったらすぐ近くに来たところで2匹のうち1匹が食った?魚の方が掛かったような動きをしたので、竿に重さが乗っているのを確かめてからフッキング!よし、乗った!しかもデカい。こんな釣り方ある?トラウトでもシーバスでも、さっきのマルタウグイでもそうだけれど、デカい魚特有の重いだけで全然引かないファイト。多少突っ込もうとしたり抵抗はしたけれど、割と短時間でネットイン。こ、これは行ったんじゃないか…?



20:57
やってしまった。歳無しサイズのクロダイ…52センチ!こんなことってある?ランカーシーバスより先に歳無しクロダイが釣れてしまった。いかにも老生魚といった感じの佇まい。この海で長い年月生き延びてきたのだな。


ヒットルアーはサンドワーム2インチ、チヌ鉤1号のノーシンカーで。丸飲みで下顎内側の皮?というか舌のあたりに掛かっていた。鉤は簡単に外れたので時間を掛けていたらちょっと危なかったかもしれない。リーダーも歯に擦れているので切られていてもおかしくなかった。
一応端までやって、ノーバイトだったのでこれにて納竿。このスプリットショットリグが正解かもしれないとちょっと思った。見えクロダイがいたらすぐにガン玉を外してノーシンカーで投げるという作戦。あるいはジグヘッドにしても、もっと軽くすれば吸い込みやすくなるから乗りが良くなるのかもしれない。しかしそれだと操作性が悪くなり過ぎるか。難しい。今回はアタリが少なかったのでこれという答えは出ないままだった。また次回に検討しよう。今の所、管付きチヌ鉤のスプリットショットリグが一番正解に近い気がする。


結果は6ヒット4キャッチ、シーバス40センチと35センチ、クロダイ52センチ、マルタウグイ50センチ。誤爆多数。こんな日もあるのだな。潮が良くない割には魚が色々出たので満足。というか小潮のソコリ~上げでもバチが抜けるのなら別に「良くない潮」とも言えないのでは。雨だったのもあって人も少なかったし、こういう日は狙い目かもしれない。これ以降、特にGWは大潮や中潮の夜は混み合うのだろうな。

自分如きの狭い見識や、ネットで得た信憑性の怪しい情報だけに囚われていてはいけないと思った。釣りは柔軟な発想と瞬発力が大事。短時間のうちに色々なことが起こったので考えさせられる釣行だった。

そう言えば、帰り際にコノシロの群れを見た。ルアー投げようかと思ったけどもう片付けてしまっていたので間に合わず。まぁ良いか。