Urban Side Paralyze

電車釣行&パックロッドで湾奥シーバスや管釣トラウトなどを釣っています。

20230224中潮 バチ抜け調査その8


雨だけどどうかな?まぁ去年も雨の日に釣ったしいけるでしょ、ということで。

到着時は満潮というかまだ若干上げてるくらいの感じ。やや雨脚が強まってきた。大丈夫かなこれ。とりあえず、またバチ抜ける前に食ってこないかなとエリ10やマニックを投げてみる。しかし昨日みたいに反応を得られることはないまま、若干下げ始めてきた。何気なく久々にノガレを投げてみようかな、と去年港湾で大活躍したノガレを投げてみる。やっぱり飛ばないな、というかこんなに飛ばなかったっけ?と思ってしまったが、タックルもそのままなので多分こんなもんだったんだろう。狭い運河なら十分な飛距離だけれど、だだっ広い河川だとちょっと物足りないかな。でもノガレの弱々しい引き波の食わせ力は最強なので、やっぱりこれだよなー、この引波なんだよなーなんて思いながら巻いていた。これは限りなくワームに近いプラグ。魚がそこに居さえすれば反応するはず(フラグ)。

そうこうしてるうちに手前でライズが出た。今日は雨は降っているが風は弱いのでライズ位置も分かりやすい。ライズのあった先にノガレを投げて、ゆっくりデッドスローで巻いてみる。食わないかな、と。すると何と一発で食った!グングングングン、と久々に魚の感触。シーバスだろうか。この1匹はバラしたくない。何とか獲りたい。まだ潮位が高いのでロッドを下向きにすればエラ洗いは防げるかなというところ。魚を水面に出さないようにして、右へ左へ走りながらファイト。必死だった。水中でヘッドシェイクする魚が見える。ノガレのフックは何本か掛かってるみたい。これなら簡単には外れないかな。最後の最後まで魚種が分からなかったが、ネットに入れる際にはさすがに分かった。シーバスだ!やった!


20:37
ランカーには程遠い、小ぶりな40センチ程度の魚だが7連続ボウズからの1匹だったので嬉しかった。やっぱりノガレなのか。というか今の、完全に港湾シーバスの釣り方だったけど。まだ運河並みの流れの緩さだし。しかし昨日もそうだが、河川でも引き波で食うものなのだな。引き波出して泳いでるバチなんかいないのに。流さないとダメだと思い込んでいた。思い込みが人を追い詰めるのだ。

この後も散発的にライズが出る。しかし遠い…。マニック95を遠投して何とか食わせようとしたが反応取れず。ノガレがあそこまで届けば食わせられるのだが…。マニックは飛ぶけど、やっぱり「マニックでも食うような魚」しか獲れないというのが去年からの実感。手前でもたまに出るのでマニックやらノガレやらエリ10やら、アルバトロスやらで攻めるがなかなか反応は得られず。下流に向かいながらライズしていく魚を追いかけて投げ続けたりもしたのだけれど(そもそもこれシーバスじゃないかも)反応取れず。そのうちライズは収まってきてしまい、終わるの早くね?いやいや、まだまだこれからだよね?なんて思ってたら…


気付いたら物凄い量のバチが抜けている。うわっ。これは抜け過ぎだ。抜け過ぎて釣れなくなるパターンか…。21:30くらいには河川全体がバチだらけになり、時合い終了といった雰囲気に。もうライズもほぼなくなってしまったので納竿。
この日は雨で釣り人が少なかったのと、雨というか湿度のせいで遠くの明かりがぼんやりと拡散されていたせいでいつもよりも明るかった。去年釣った時も同じような状況だったのだと思う。やはりあの真っ暗な中、しかも激流の中でルアーをコントロールするのは至難の業。


帰りに師匠とも話したけれど、こういう抜け過ぎる日はやはり下げ始めくらいが良いみたいだ。ノガレでライズ撃ちというのも間違ってなかったのかも。これまでは全然抜けなくてダメだったのに、今回は抜け過ぎてダメ。やはり「程良く抜けて釣りやすい日」なんて存在しないのだなと。あと、やはりここは特定の魚の着き場がないので、ライズ撃ちする以外は交通事故的に食ってくるのを期待する、博打みたいな釣りになると師匠も仰っていたので、やっぱりそんなもんなのかなぁと。

この河川ではこれがバチ抜けの、ヤマトカワゴカイの産卵のピークかもしれない。次の潮ではどうなるか分からない。ちょっと場所を変えてみようかな。後から知った話だけれど、この潮から漸くバチ抜けがスタートしたくらいの感じみたい。そして今がピークなのも間違いなさそう。考えてみれば次の潮と、その次の潮で終わりなのだろうけれど、どんどんバチの量は減っていくだろう。まぁそれはそれで、河川バチが終われば港湾も始まるので悪いことではないかな。まだまだこれから。