Urban Side Paralyze

電車釣行&パックロッドで湾奥シーバスや管釣トラウトなどを釣っています。

(今更ながら)2022総括

年末に投稿するつもりが、コ□ナで療養していてタイミングを逃したので今更公開。


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今年も年の瀬。今年も大変お世話になりました。

今年はシーバス全然釣れなかったなーという印象が強い。特に6~9月の夏季。去年は夏でも釣れていたというか、夏が一番数が出ていたくらいだったのでギャップが凄かった。良い釣りができたのは4月後半~5月の港湾バチ、そして10月初旬の一瞬だけ。2月の河川バチは1匹しか釣れなかったけどサイズは出たので来年も行こうと思う。何気にもうすぐだ。あと去年は雨の日に結構良い思いをしたのだけれど、今年は雨の日に釣りに行って何度空振りしたことか。雨の日に釣れたのってバチ抜けの時だけだったかもしれない。しかもかなり小雨で下水も出ないレベルの雨。去年は下水出て白濁りしてる中でもバンバン釣れていた日もあって、あれは何だったのだろうという感じ。一昨年も台風の日に爆ってたし。本当に、あれは何だったのだろう?秋は期待したのにセイゴばかりだった。本格的に始まることもないまま終わっていったという感じ。明らかに魚が少ない。来年はどうなるのだろう。


今年買って良かったルアー、だと釣れたルアーがめちゃくちゃ少ないので、今年買って良かった釣具。

・シグナスLBD
BB-Xラリッサが故障したので急遽導入。ラリッサと使用感はほぼ同じだが、レバーのオン・オフがこちらの方がしっかりしてる感じ。ドラグ性能もこっちが上かな。しかしシマノは壊れるとローターが軽い力で逆転するようになるが、ダイワはそもそも逆転しない分ギアにダメージが行くようで、すぐにゴリ感が出てしまった。多分レバーブレーキはみんなこんなもんなのだろうとは思う。近いうちにOHに出します。

・グランデージSTD.83ML-5
港湾バチでキャスティングを繰り返すので、テレスコだとガイドが回っちゃって穂先の絡み・トラブルが多いということで並継のパックロッドが欲しくて購入。キャストの際はシャキっとしていて収束が良く、でも掛けるとよく曲がるという矛盾してそうな現象がちゃんと両立する。これが高級ロッドとそうでないものの違いなのかと思った。ML表記だけど穂先は柔らかめでLくらいのイメージ。バットは強靭。自重重めだがバランスは悪くない。ちなみにダイワのOEM。今のところすっぽ抜けは起きていないが、並継はそこがちょっと怖い。

・アルファスair tw
ベイトフィネスって何か面白そう、という適当な感じで何となく導入してみたのだけれど、想像以上に面白かった。こんなに異次元にスプールのレスポンスが良いとは思わなかった。正直スピニングで十分だし、スピニングで良くね?じゃなくてスピニングが良いと思う。でもベイトじゃなければできない釣り方・釣れ方もあったりしたので、全く無意味だったとは言えない。何より使っているだけでも楽しいので、セイゴとかチビレしか釣れなくてもベイトだと何となく楽しめるという。その効用が一番かも。

・ワールドモンスターWMC-705L
ベイトロッドは3本買ったけれど、これが一番お気に入り。グラス成分多めなのでめちゃくちゃしなやかでよく曲がる。5ピースで仕舞寸法の短さも◎怪魚用ロッドのシリーズだけれど、この番手に関しては怪魚は無理だろうという柔らかさ。しかしティップが繊細なので取り扱い注意。折れたのでスペア含めティップだけ2本買った。

・ガルプ サンドワーム、マルキュー パワーミニイソメ
どちらもほぼ同じ。真冬は勿論、春の底バチパターンでも、夏のタフな時期でも、そして秋のハイシーズン(?)でも、1年中ほぼこれらだけで釣っていた。ハードルアーじゃ全然釣れない時でもこれらを使えばバイトが得られる。ルアーなのか餌なのかと言われると中間くらいかもしれないけど、まぁ餌そのものではないのでルアーでしょう。邪道とか反則とか言われそうだけれど、管釣りみたいにレギュレーションのある釣り以外なら何でもありというのが自分の考え。餌の確保とか保管とかが手間だからやらないだけで別に餌釣りしたって良いと思っているし、ハードルアーで釣るのが偉いとも思わない。去年はR-32をよく使っていたけれど、どうしても乗らないバイトが多かった。これらを使うようになって、しかもアシストフックまで着けるようになったので、今まで掛けられなかったバイトも拾えるようになって確実に釣果が上がった。セイゴとチビレばっかりだけど。とはいえ、これらのワームだからこそ釣れたのかというのは検証できないので正直よく分からない。同じようなサイズの別のワームでも良かったのではないかとも思う。味や匂いなんてまやかしで、このサイズ感が良いというだけかもしれない。それでも使うけど。フグがめっちゃ寄ってくるとかいう話も聞くので、全く効果がないということもないと思うが。
そして最近消費者庁から景品表示法違反で措置命令受けてたけど、別に環境に優しくはないらしい。


Youtubeなんか観ていると、メディアプロがやってるような釣りと自分の現実の釣りとの間にはギャップがあり過ぎるように思えてしまう。まぁ観なきゃ良いので観ないのだけれど、結局動画映えしないといけないから、映えるサイズの魚を派手に釣らなきゃいけないというのがあるのだろうと思う。フッキングはバシッと大袈裟に。竿はなるべく立てて大きく曲げる。釣れた魚は前に突き出してデカく見せる。パフォーマンス重視という意味ではAVみたいだな。いずれにせよ、見せる、魅せるのがプロである。ただ釣りが上手いだけじゃできない仕事。喋りも上手くないとダメだし、喋ってる間手が止まってちゃダメ。喋りながら、解説しながら釣らないと。でも釣った魚をいつまでも持ちながら延々と解説するな、リリースしてからにしろ、と思ってしまう(実際、殆ど弱っちゃって死んでるらしい)。様式美の世界なのかなと思うこともある。そこもAVっぽいところある。

編集された、言わばファンタジーのような釣り動画と比べたら、現実的に自分がやれる釣りというのは正直もっと地味でショボいものだ。ボウズなんて当たり前。バラしも当たり前。デカい魚がバンバン釣れることもない。それが現実。ただでさえ個体数は減っているのだし。そして都心のアクセスしやすいポイントは釣り人が四六時中叩いているので魚はスレていて、シーズン終盤になればなるほど、普通のルアーにはなかなか反応しなくなっていく。どんな最新のルアーだろうと、反応取れるのは新しい群れが入ってきた最初だけ。

自分も〇〇(あのルアー、あの竿、あのリール、etc.)を買えば釣れるのでは?と思わせるのが彼らの仕事・商売なのだから騙されてはいけない。webの記事も動画も全てはPRなのだから。そしてそれを買ったからといって実際に釣れることって個人的にはあまりないような気がする。シーバスは色んな所にいるし、色んな釣り方があるから、シーズンやらシチュエーションやらが合うかどうかというのもあるが。今年も余計なルアーを沢山買ってしまったけれど、前述の通りその中で実際に釣れたルアーってめっちゃ少ない。結局釣れたルアーをまた使ってしまうから、新しいルアーを色々試す機会もなかったりもする。実績出なかったやつは全部リストラしても良いのだとは思う。そもそも買わないのが一番だが。しかし試してみないと分からないということもある。合う・合わないというのもあるだろう。むしろ正解だけを選び取るというのは不可能で、どうしても無駄なルアーを沢山買って、色々と回り道をして、試行錯誤の末、漸く本当に必要なルアーが何であるかを知るというのが普通なのかなと。自分の場合サンドワームに行き着いてしまったが。

自分のメインフィールドではシチュエーションと釣り方が合っていない人を多く見かける。運河で同じ橋脚に向かってずっと投げていても、魚の回遊が少ないのでもし釣れたとしてもそこに着いていた魚が1、2匹というところだと思う。みんなYouTubeを観て真似してやっているのだと思うが、大河川だと回遊が多くて魚の入れ替わりがあるから、同じ明暗でずっと投げていても釣りが成立するのだ(現実にはそういうポイントには常に先行者がいて入れないのだが)。という知識もネットで得られると思うのだが、何故なのだろう?一言で言えば勉強不足なのだが、テキストより動画の方が訴求力があるのと、受け身で情報が入ってくるから楽に洗脳できる(される)のかなと思う。要は知識の身に付け方が雑というか間違ってるというか噛み合ってないというか。釣具メーカーの人間が動画で釣ってるシチュエーション(最悪それは嘘かもしれない)と自分の眼の前のシチュエーションは全く別物であるという認識ができないのだろうか。まぁ魚釣りなんて、釣り竿さえ買ってくればどんな馬鹿でもできるから…逆にそういう人が多い方が自分としては助かるのだけれど、不思議だなとは常々思う。

プロが小場所でガルプで釣ってたら面白いけど、めっちゃ地味な絵だし全然映えないよな。PFJのPR動画としても使えない気がする。でもどんな釣りでも「もっと簡単に楽に釣れる方法」というのがあったりする。バス、シーバスはワーム一択。バスでワーム使うのは割と一般的だけれど、シーバスはまだまだプラグのイメージが強いような気がする。プラグの方が単価が高いから、メーカーとしてもプラグを売りたいのだと思う。シーバス用のプラグってバス用のより高いし。エリアトラウトはスプーンで釣ってこそ!みたいなのがある。馬鹿馬鹿しい。フェザージグ使えば一撃なのに(これはレギュレーションの問題もあるが)。クロダイはヘチ釣りが至高なのか?場所によっては鉄板バイブ巻いてれば釣れるみたいだし、バイトの数で言えばワームが最強。鯉釣りも餌の配合がどうのこうのとかあるみたいだけれど、パン投げるのが一番簡単。自分はもっともっと簡単に釣れる方法を模索していきたい。魚釣りは結果が全て。「釣り」であって「釣らない」ではないので釣れるのが正義だし正解でしょう。

フィッシュイーターは全部メタルジグで釣れると思っているので、シーバスもジギングが一番簡単なのだろうと思う。でも陸っぱりだとジグ落とせる水深があるところって限られてるから、岸ジギもなかなか難しい。とはいえ自分のスタイルと相性が良さそうな釣りではあるので、来年はちょっとやってみたいな。別にメタルジグでなくても、ワームとかVJ的なのを落としても釣れるとは思うのでそれでやってみようかな。

思ったことを脈絡なく適当に書いていたら長くなってしまったけれど、来年も頑張って釣りたいと思います。来年も宜しくお願い致します。