Urban Side Paralyze

電車釣行&パックロッドで湾奥シーバスや管釣トラウトなどを釣っています。

20210605長潮 ウグイングにはルアーフィッシングの根源的な楽しさが詰まっている。

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この日は長潮だしバチも抜けないし(実際には多少は抜けていたが)、シーバスはどうせ釣れないだろうからウグイ釣って遊ぼう、ウグイングだ。くらいの気持ちで江東区運河へ。ロッドはいつものタカミヤGRⅡではなくダイワのクロスビートSW。アジ・メバル用のやつ。
(結局ウグイかマルタか分からないので今後はウグイで表記を統一します。)

到着した頃は丁度潮止まり、干潮で潮位は1メートル弱。岸際はライトで照らすと底が見えるくらい浅い。沖の方では時たまライズが見られるのでウグイはいると思われる。まずはフラフラをキャスト。いきなりアタリがある。が乗らず。ラパラ3cmに変えてみる。やはり当たる。けどやはり乗らず。アカエイが悠々と泳いでいるのが見えた。お前は食ってくるなよ…。
フラフラに戻して数投、漸くヒット!

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釣り上げた瞬間にフック外れて魚が転がってしまった。リリースした後も足元をウロウロ泳いでたけど、そのうち回復したみたいで戻っていった。

少しずつ移動しながらフラフラを打っていく。常夜灯周りで多少はバチが抜けているらしく、たまに引き波を立てて泳いでいる。そこにライズが出るので、その付近に投げる。これの繰り返し。フラフラにはスレてきた気がしたのでコレット45に。替えてすぐヒットするがすぐバレてしまった。アタリはあるもののどうも乗らない。フックの大きさのせいなのかもしれない、と思い澪示威45にしてみる。とすぐにヒット!

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当たりルアーだったみたいで、澪示威45で連続キャッチ。フックサイズ#14らしいけど独自規格なのか、#16くらいじゃないかという感じ。これウグイには良いけど、シーバス掛かるとやばそう。
※そもそもトレブルフックの番手に統一規格は存在しなかった。よって同じ番手でも大きさは各社バラバラ。

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ウグイは鉤掛かったところからすぐに血が出てきてしまう。コイ科の魚は強いからすぐ水中に戻してあげれば大丈夫だとは思うけど、ちょっとかわいそう。ごめんね。

ウグイの反応が悪くなってきたのと、上げが効いてきて水位が少し出てきたので、シーバスもちょっとだけ狙ってみるか、ということで橋の向こうの水深があるエリアでワームでテクトロしてみる。少しやったらいきなりグググッ、とヒットしてしまった。うわ。マジか。期待してなかったのに掛かってしまった。ウグイを釣ってる時にリーダーに傷が入っているのに気付いて、でもウグイくらいなら切られることはないだろうとそのままやっていたのでドラグを少し緩める。それどころかなるべくレバーブレーキを使って過度にテンションが掛からないようにする。ラインブレイクは洒落にならない。ファイト中、水中を漂っていたビニール袋がシーバスに絡まった。すぐに取れたけど。
帰ってから確認したら、リーダーに傷が入っていると思ってたのはウグイのヌメリがついてただけだった。

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40センチくらい。ここのアベレージという感じ。シーバスをバス持ちすると毎回親指怪我するので、今回からフィッシュグリップを導入。ただ、使うのはフック外すときの支点にする時だけで、フィッシュグリップで持ち上げたりはしないようにするつもり。どうしてもフィッシュグリップで下顎に穴開けちゃう原因になるので。そもそも持ち上げる必要なんてないし。
柔らかい竿の方が掛けてからは楽しいなと思った。まぁ実は先調子というだけでそんなに柔らかくもないのだけれど。

この後もすぐ近くでアタリがあったけど乗らなかった。シーバス以外のバイトかもしれないし、チビセイゴが食ってるのかもしれない。その後、さっきのビニール袋が釣れてしまう。
折り返して行く途中、ここは水深ないからいないだろう、というところで足下照らしてたらシーバスが逃げていった。マジか。こんな浅いとこにもいるのか、ということでテクトロ。途中また小さいアタリがあるが乗らない。ウグイかな?
さらに先までテクトロする。端までやろう。橋の下を抜けるところでまたもやヒット。さっきと同じくらいのサイズだろうか。しかしフッキングが甘かったのかバレてしまった。クソー。この後は暫くノーバイトだったが、角までやって回収するときに何かが食った。掛からなかったけど。もう一度ワームを投げてみたらまたアタリ。けどやはり掛からない。シーバスじゃないのかな?この手の謎のアタリが本当に多い。角から橋の方までやるがノーバイト。今日持ってきたプラグのうちまだ投げてないものを色々試してみたり。折り返しはシーバス以外のバイトでもフッキングするようにと鉄板バイブでテクトロ。しかしノーバイト。これにて納竿。最後、同じようにテクトロしてる人がいた。テクトロしてる人見ると、あぁこの人はそこそこ釣ってる人なのかな、と思う。逆に(こんな狭い運河で)一箇所で粘って只管沖に向かって投げてる人は殆ど釣ったことないんだろうなと。

結果はシーバス1匹、ウグイ5匹。そもそもウグイを釣って遊ぶつもりで、シーバスは期待してなかったのが却って良かったのかもしれない。実際釣れるだなんて思ってなかった。長潮でも釣れる時は釣れるのだな。やはり潮回りというか水位がポイントなのだろう。

そもそもなんでウグイングしようと思ったかと言えば、このブログ記事を読んだからだ。
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実は僕自身、中学生くらいの頃にウグイのルアー釣りは良くやっていたのだ。エリアトラウト用のタックルをそのまま近所の川に持って行き、スプーンやスピナーを投げていた。たまに鯉が掛かるのは当然のこと、稀に上流から流れてきたニジマスやヤマメが食ってきたり、友人はバスまで釣っていた。ウグイングという言葉さえもなかった時代からウグイングはやっていて、でも当時はあくまでブラックバスやトラウトが釣りたくて、ウグイはそれらを釣りに行けない時に仕方なく釣るターゲットという感じだったけれど。
今だって正直シーバスが釣れるなら釣りたい。まぁ釣れる時は釣れるのだけれど、釣れないことも多くて、楽しみのために釣りに行っているのに釣れないと楽しくない…というジレンマに陥る。これだと何のためにやっているのか分からなくなる。シーバス釣れなければクロダイ狙えば良いじゃん!的な流れも最近あるみたいだけれど、クロダイって落とし込みのヘチ釣りというのが一つのジャンルとして確立してて、専用タックルが売ってるくらいなので簡単に釣れる魚じゃないし…
そこでウグイの登場である。ウグイならクロダイほど労せず釣れるし、シーバスと釣り方が被る部分もあるから、ウグイを釣ってるうちにシーバスが掛かると言うこともあり得る。難しいことあまり考えずにルアーを投げて、巻いてれば釣れる魚というのは貴重だしありがたい存在だ。しかも海にいるウグイは大型化する個体も多く、以前にも50センチクラスのを釣っている。あのサイズになると引きも強烈だ。

ということで、上掲の記事に影響されてウグイを釣っていたのでした。
この記事も良かった。
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良い文章に出会えた。書き手の人格が伝わってくるような釣りブログは良い。