Urban Side Paralyze

電車釣行&パックロッドで湾奥シーバスや管釣トラウトなどを釣っています。

20211114 今シーズン初の王禅寺、自分流エリアトラウト攻略法

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今年もこの季節になってきました。シーバスが釣れないならエリアトラウトを釣れば良いじゃない、ということで王禅寺へ。
いつも平日に行っていたので、日曜に行くのは初めて。土日祝はめっちゃ混むと聞いていたので朝イチで向かう。始発で駅まで、駅から現地まではタクシーです。以前は電動キックボードがあったのでスイスイ行けたのだけれど、返品になってしまったので…。

6時前に釣り場付近に着くと、王禅寺の入り口へと続く車の行列が!噂には聞いていたけれどこんなに混むのか。僕は歩きなので車は関係なく歩道を通って一番乗りで受付。はじめはバスで来ようかと思っていたけれど、バスだと到着するの7時前くらいになっちゃうし、それだともう釣り座に入れないと思う。やっぱり王禅寺、都心から1番近いからなぁ。

タックルはいつも通りテレスコロッド、かつラインはもう通してスナップも結んであるので、釣り座に着いたら伸ばしてルアーを付けて投げるだけ。そして即ヒット。

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20センチくらいのニジマス。ブレブレだけれど。トラウトはファイト中グルグルとローリングするのが特徴的。これ以降、ちょっと大きいやつか珍しいやつ以外は写真も撮らずにクイックリリーサーで即リリースしたので写真は少なめです。いつものことながら。1匹釣って落ち着いたのでちょっと道具などを広げて、ネットも用意して体勢を整えてからさらに投げる。
車で来てた人たちは受付に向けて行列を作っていた。その行列を尻目に、バンバン魚を掛けていく僕。なんだよあいつフェザーかよ、的な声が聞こえたような気もしたけれど、ちゃんとレギュレーションの範囲内でやっているので無問題。最初の20匹くらいまでは好調だったのだけれど、ずっと同じ手を使っていると当たり前にスレていき、だんだん数が伸びなくなっていく。隣の人が何やらデカイのを掛けていた。良いな。

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途中強い引きの魚が掛かったのでスレかなと思ったらちょっと大きめのニジマス。ちょっと鼻曲がり、オスですかね。トラウトはでかくなると鮭みたいな顔になってかっこいい。
この日のタックルは最近東京湾奥でも活躍しているダイワのテレスコロッド、クロスビートSW746TULに同じくダイワのレガリス2000S-XH。意識してなかったけど両方ダイワだった。この竿は正直安っぽいというか実際安いバーサタイルなテレスコだけれど、シーバスにも管釣りにも大活躍している。リールの質感は正直シマノよりダイワの方が好きで、何よりベールを戻したときの感触、音がダイワの方が上品。シマノはガチャっと煩い(僕の持ってるやつだけかもしれないけれど)。ラインは中華製PE08号(実際はもっと太く1号くらい)、リーダーはフロロ2.5号、という湾奥シーバスと全く同じタックル。ライン・リーダーもこの太さだと管釣りニジマス相手ならまず切れないし、今回は高切れもラインブレイクも全くなかった。リーダーを1号とかでやってると結構切れるし、PE06も飛距離は出るけど高切れする。王禅寺に関してはマッディだし、リーダーの太さとかは考えなくても良いような気がする。他ではどうか分からないが。

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これも40くらいで体高があって良い魚だった。リリースしたけど赤身のやつかな?今期の王禅寺は水が澄んでいるという前情報があったのだけれど、どうやらそれはオープン当初の話だったみたいで、今日行ったらいつも通りに濁っていた。濁っている方が魚が警戒しないで手前まで寄ってくるし、鳥に食べられないようにという理由もあるのだろうと思う。単純に水がアレなだけだったりして…。
とはいえ今回はあまり手前には魚がいなくて、ブレイクからちょっと先に投げないとあまり反応がない感じだった。魚は気持ち沖寄りに集まっているというか。

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こいつもちょっと大きめ。40センチくらいかな。ドラグを引き出しまくるナイスファイトでした。先ほどの魚とはやはり色が違う。同じニジマスのはずなのだが…。放流直後の魚とずっといるやつとでも色が違うみたいだけれど、詳細不明。いつものフェザージグのスローフォールで釣れなくなったので重めのフェザーでボトムをズル引きしていたらヒット、しかしすぐバレる。この釣りはなぜか掛かってもすぐにバレてしまう。1匹だけこのパターンで釣れたニジマスはなぜか黒ずんでいた。居着きシーバスみたいな感じかな?
ズル引きとかデジ巻きとか色々試すもやはりすぐスレてしまうので心機一転、プラグで釣ってみようということでセニョールトルネードを投入。アタリはあったが乗らず。このルアーはグルグル回るからバイトがあっても乗りづらい。レーベル・クリックホッパー。何度かバイトの後にヒット、1匹釣れた。がすぐスレてダメ。エルフィングラスホッパー。ダメ。結局巻物では全然釣れず、フェザーに戻す。連続で釣れたり、釣れなくなったり、と波がある感じ。なかなか安定しない。終盤になると風が出てきて、ラインが流れるのでアタリも取りづらくなってしまい。このフェザーの釣りは取れるアタリを頑張って取っていくしかないのだけれど、反応できなかったり見逃していたりで自分の認識できている以上にアタリは沢山あるのだと思う。着水直後に食ってきたりすると魚がヘッドシェイクしてるのは見えてるけどラインには何も出てなかったりするし。
あとは、アタらないなぁと思って回収しようとちょっと巻いた瞬間にヒットしたり、気付いたら魚が掛かってたり(でも飲まれてはいない)、というのもあった。もっと精度を上げていきたいな。ラインというかたまにスプールごと交換できたりすると良いのかもしれない。PEが水を吸ってくると沈んできてアタリが取りづらくなる。

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残り30分くらいで何やらデカイのが掛かる。しかしヘッドシェイクするばかりで全然引かなかったからサクッとネットに入れた。引きを楽しんでいる余裕などない。というか出来る限り早く決着を着けてリリースしてやった方が魚へのダメージも少ないし、という考えでやっている。バーブレスシングルだからバレやすいというのもある。
50センチくらいだろうか。シーバスで言うとフッコクラス。イワナブラウントラウトだと思っていたけれど、よく見るとどちらでもない。なんだこれ?謎のトラウト。以前釣ったのと同じOBトラウト?だろうか?ここには入っていない魚だと思うのだけれど。
これのリリース後何匹か追加して、時間ギリギリ、最後の魚はスレだったのでノーカウント。というところでタイムアップ。納竿です。

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結果は100匹には惜しくも届かず96匹でした。バラしたやつ含めたら100行ってたな。まぁ仕方ない。それなりに沢山釣れたから今日は良しとしよう。まぁまぁ楽しかった。一回来て釣りまくると満足して、もう暫くは良いかな、と思うのだけれど、そのうちまた行きたくなる王禅寺の中毒性。
竿もリールも色々持って行ったのだけれど、結局竿一本、リール一個しか使わなかった。そんなもんだよね。まぁ予備はあった方が良いとは思うけれど。このタックルでも普通にトラウト用のルアーは飛ばせるし、エリア用のパラボリックアクションの竿って使いづら過ぎるから、竿は全部掛け調子のファーストテーパーでも良いかなと思った。もうちょっと柔らかくても良いかもしれないけれど。釣りには合わせは絶対必要。向こう合わせでやろうとすると大抵バレる。
クロスビートSW746TULは20センチクラスのアベレージのニジマス相手だと強過ぎて楽勝で勝ててしまうけれど、40センチクラスのニジマス相手だと丁度良い感じだった。シーバスも同じだよな。40〜50センチと戦うことを想定したタックルだと20〜30相手だと強すぎるという。全ての魚に丁度よく対応できるタックルなんてないのだ。とはいえ通常の管釣り用のタックルだと20センチクラスのニジマスに特化し過ぎだと思うけれど。
あとやっぱりテレスコロッドの機動性は最強だと思った。竿としての性能なんて二の次、ライン通したまま畳めるというのは本当に大きい。竿なんて安いテレスコで十分、あとは腕でしょ。リールもレガリスで十分。これ以上の性能なんて要らないでしょ。

3時間で帰った隣の人を見ていても、そして初心者ぽい人が店員さんにレクチャー受けながら投げてたのを見ても思ったけれど、やはり王禅寺は基本的にはスレていて、普通のルアーで普通に釣るのは難しいのだな。僕もクランクでは1匹しか釣れていないし。勿論上手い人はスプーンでレンジとスピードを色々調整して食わせるとかできるのかもしれないけれど…そこを目指しても仕方ない、というか別に目指したくもないというか、所詮は釣り堀なのであまり深入りしても仕方ない世界なのかなとも思っている。シーバスのオフシーズンに楽しく遊べればそれで良いから。やっぱりシーバスが釣りたいのです。僕は。シーバスもセコ釣りみたいな釣り方ばっかりだけれど、それが一番釣れるのだからまぁ良いじゃないか。釣りとは釣れることが一番大事なのだから。

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王禅寺といえば猫。茶トラくんは亡くなってしまったけれど、他の猫さんはたくさんいました。ハチワレくんは毛艶が良いね。


こんな感じで、シーバスのオフシーズン、エリアトラウトで遊びたいと思います。たまには他の釣りもやるとシーバス釣りを客観視できて良いですね。

自分流のエリアトラウト攻略法。
エリアトラウトというか、主に王禅寺のイチロー池の攻略法だけれど、フェザージグが使える管理釣り場であれば恐らくどこでも同じように通用すると思う。その心は、「エリアトラウト用ではなくライトソルト用のタックルを使って、スローシンキングのフェザージグのフォールで食わせろ」。

エリアトラウトと渓流トラウトって港湾部シーバスと河川シーバスくらい違うよね。でも渓流も結局放流してるから一緒か?