Urban Side Paralyze

電車釣行&パックロッドで湾奥シーバスや管釣トラウトなどを釣っています。

20211229 O禅寺、2021年釣り納め

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朝一で釣り納めに0禅寺へ。

年末はクソ混んでいるかと思ったけれど通常の土曜日くらいの感じだった。そしてクソ寒いかと思ったけれど風があまりなかったので思ったほどでもなかった。が、この日は太陽が雲に隠れがちで気温もあまり上がらず、底冷えして足の指の先が冷たくなって感覚がなくなるような感じだった。管釣りは固定砲台スタイルだから仕方ない。靴に入れるカイロが必要だ。

オープン直後は暗くてラインの動きが見えずアタリが取れない。けど活性が高く手元に伝わってくるくらい大きいアタリが来るので何とか釣れるという不思議な状態。開始すぐ40センチくらいのが釣れたけど暗くて写真撮りづらいのでそのままリリース。フック外すのも暗くて見えないので一苦労。

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少し明るくなってきたくらいで50センチくらいのレインボーをキャッチ。痩せてて頭でっかちで湾奥の居着きシーバスみたいな体型だ。フォールではなくゆっくり巻いてる時に足元で食ってきた。この日はこのパターンが何度かあった。フォールでも釣れるし回収時も釣れる、最強かよ。

最初からちゃんと閉じないから怪しかったが、「日本の部品屋 ロウ付けスナップ」というのを使っていたら3回も開いてしまった。フェザージグ3個ロスト。うち2個は壊れかけのボロボロのエッグだったから良いにしても。信用できないので二度と使わない。ダイワとオフィスユーカリのスナップは大丈夫だった。しかしこれらを使うメリットもあまり感じられないのでカルティバのクイックスナップ00番で良いかもしれない。とはいえ、フェザージグとか使うとアイが小さくて、クイックスナップだと通らないことがあるんだよな。と考えるとやっぱり小さめのスナップは必要か。スナップを小さくしないとフォール姿勢がどうのこうの、というのもあるみたいだが、どんなに小さいスナップ使っても頭下がりで落ちていくのは変わらなかったし、そもそもフォールの姿勢で釣果が変わることもないと思う。
エアノットはできたけどすぐ解けて、結束が高切れ寸前だったが何とか持ち堪え、という感じでこの日はライントラブルは皆無。どうせマッディだし飛距離も要らないので太めのラインを使いましょう。

放流直後は赤金のスプーンでもヒットしたが(すぐバレた)、それ以外の時間にスプーンを投げたりトルネードを投げたりしても反応は得られなかった。結局釣果の殆どはいつものフェザージグで。隣の人がクランクやら色々投げて釣っていたのをちょいちょい見ていたが、やはりあまりヒットしていなかった印象だった。ここの魚はウォブリングに極端にスレている気がする。ふわとろだろうがハイドラムだろうがダートマジックだろうが、あまり釣果変わらない気がする。所詮はウォブリングするハードルアー。スレた魚には効かない。そして管釣りはどうしてもやる気のないショートバイトが多く、当たっても乗らないし、バーブレスだからというのもあって乗ってもすぐバレる。魚がバイトしてくる一瞬のタイミングで合わせを入れるのはサイト以外ではまず不可能なのでどうしても向こう合わせになる。特殊な釣りだなと思った。

朝一は1日のうち最もプレッシャーが低くかつ朝マヅメなのもありよく釣れたが、明るくなってくるとアタリが減ってきた。それならとヤーンジグでボトムをズル引きしてみるとバイトの数は一気に増えた!が全然乗らない。何匹かは釣ったが、アタリは多い割に全然掛からないのでイライラしてこの釣りはやめた。最後の手段、エッグを使うことに。セコ釣り中のセコ釣りといった感じだが。バスなら3インチくらいのワームのダウンショット、シーバスもワームとジグヘッド。チニングもカニワーム、アジング・メバリングはやったことないがガルプのベビサ一択だろう。管釣りトラウトでもワームが使えるのなら使いたいが通常はどこも禁止なので、最もベターな手段としてはフェザージグということになる。釣りは釣れるのが正解であり、釣りに来ているのに沢山釣れるからずるいとかセコいとかいう謎の理論は採用しない。こと管釣りにおいてはレギュレーションが全てだ。

閑話休題
エッグに変えてからまたアタリが増えてきた。飲まれやすいので鬼速合わせが基本である。そして残念なことにエッグだとサイズが選べない、というかちっこいのばかりが食ってくる。今日はやばいんじゃないか、目標の100匹は無理なんじゃないかと思っていたけれど後半の主にエッグによる追い上げで100匹達成することに成功。かなり集中して釣り続けた。兎にも角にも、細かいアタリを見逃さずに鬼速合わせすること。そして魚は手前の駆け上がり付近にいるので投げ過ぎないこと。欲をかいて遠投する必要はない。手前の魚をチマチマ釣れば良いのだ。レギュラーサイズを釣っているうちに、たまに大きいのも混ざってくる。そこは運だ。掛かり所が悪くてすぐバレることもあるが、それも運だからこちらではコントロールできない。運を天に任せよ。
エッグに限らずフェザージグは全部消耗品だが、ことエッグの消耗ペースは輪をかけて激しい。鉤から外れてきてしまうのは当たり前。それでも、裂けてきたワームを使い続けても釣れる、みたいなのと同じで魚からの反応は変わらないが、最後は壊れてきてほぼ鉤だけになってしまい使用不能になる。おまけにスナップが開くというトラブルもあったから…この日はオフィスユーカリのエッグを何個もロストしてしまった。あれもうあまり売ってないのだけれど…。

この日のメインロッドはバスパラ振出。6フィートちょいでエキストラファースト、と銘打っているが実際にはレギュラーファーストくらい。取り回しも良く普通に使える感じだった。同じくメジャクラのソルパラ振出のアジング用ロッドも使ったが、こちらはソリッドティップなので掛けていく釣りには不向きだと思った。ソリッドティップなのに掛け調子というマニアックなロッドだが、設定に無理があったのでは。食い込みの良さで巻き使えるかとおも思ったけれど、ソリッドティップは感度悪いからイマイチ。おまけに帰って見たらティップが折れてしまっていた。誘導ガイドが一個行方不明になった。修理するべきかどうか。もう使わなそうだし…。いずれにせよ、ティップはチューブラー一択だな。ソリッドティップってどうなんだろうと気にはなっていたから良い勉強になった。
リールはレガリス2000ハイギア。糸フケを一気に取りたいのでハイギアが何だかんだ有利。ローギアじゃダメってことはないけれど、ローギアはゆっくりリトリーブしたい時以外のメリットがない。僕はフッキング直後に左手が止まってしまう癖があるので尚更。これはシーバスでもそうだが。

100匹達成した時点で余裕ができたので少し遊ぼうと思い、もう一本持ってきていたコンパクトゲームGR2の705Lでもやってみることに。リールはアンバランスだがBB-Xラリッサで。久しぶりにレバーブレーキ使うとやはり便利だ。レバーブレーキのリールはそれのついていないリールの上位互換だと思っている。欲を言えばハイパーフォースのコンパクトモデルが欲しい…(流石に高過ぎる)。
GR2の705Lはレギュラーテーパーといった感じでフェザーには不向きかとも思ったが、使ってみるとそんなに違和感はなかった。ちゃんとフッキングも決まる。この竿は感度が良く曲がりもスムーズなので魚を掛けてからも楽しい。使っていて楽しい竿だなと思った。バットはそれなりにパワーもあるので40センチクラスに負けることもなく。管釣りの人達はドラグズルズルでやることが多いみたいだけれど、僕はPE06か1号でリーダー2.5号だからドラグも殆ど出す必要がなく、小さいニジマスなら瞬殺だ。元気なうちに早くリリースした方が良いに決まっているし、それで良いと思っている。
なんというか、管釣りの常識(?)みたいなものにあまり合わせる必要はないのではないかと思う。スプーンもクランクも使わなくて良い。そもそも管釣り用タックルである必要はない。ラインも細くしなくて良い。ドラグもズルズルにしなくて良い。シーバスタックルの流用で十分である。どうせ冬の短い間だけの、期間限定の釣りだ。

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途中、模様が違うよく引く魚が掛かったと思ったらブルックトラウトだった。変わり種のトラウトは綺麗。

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あとやたら引く魚が掛かったと思ったらサクラマスサクラマスはジャンプしたりよく引くというイメージ。皮一枚で掛かっていた。もうちょっとで身切れでバラしていたところだった。危なかった。スレっぽくも見えるが、顔回りならフェザーを食いに来た→ラインが動く→フッキング→フックを咥えていなかったので口以外に掛かった、という判断でOKにしている。尾鰭とかは触れただけかもしれないので流石にノーカウント。

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結果は6時間で137匹。何度か押したかどうか忘れたのでカウント漏れありそうだが、まぁ大体それくらい。足元でバラしたやつをカウントするかどうかというのも結構あった。まぁ細かい数字なんてどっちでも良いよね。沢山釣れて楽しかった、と思ればそれで。

40センチくらいのoh禅寺にしては結構良いサイズのニジマスの写真だけ撮っておいたので最後にまとめてバババっと。

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これで2021年は釣り納めかな。来年もたくさん釣るぞー!

p.s.
管釣りは独自の世界なので変なおっさんとか一定数でいる。この前スタッフの方によく分からない曖昧なことを言われたのもそういうことかと納得。やっぱり一つの世界だけに没頭し過ぎると人間おかしくなっていくんだな。視野が極端に狭くなるというか。