Urban Side Paralyze

電車釣行&パックロッドで湾奥シーバスや管釣トラウトなどを釣っています。

20210425大潮 完全にハクパターン。

f:id:amilamia:20210426010818p:plain
大潮で時合い短いけど少しだけ。この日はS浦ではなく江東区の運河へ。

到着時はまだ明るい時間帯。水は濁りが入っている。水面にはハクと思しき波紋。そしてバシャッ!と既にボイルが始まっていた。ちょっ、ちょっと待ってよ!とルアーを投げる。まずはシャルダスから。巻いてくるとハクが蹴散らされるように跳ねていく。物凄い数のハクがいる。今までの比ではないくらい。バイトがないので波動弱めが良いのかなとワンダー60にしてみる。ボイルのあったあたりに投げて、ゆっくり巻いてくる…と数投でいきなりガツンとヒット!ボイルのあったあたりから引き離してファイト。豪快なエラ洗い。突っ込みまくるがなんとかいなしてネットイン。

f:id:amilamia:20210426010829j:plain
そんなサイズないと思ってたけど測ってみたら50センチあった。意外と結構なサイズのやつがボイルしてるのか。何気に投げて釣るのは珍しいというか久しぶりだったりする。釣果の殆どはテクトロなので。
リリースして、まだボイルがあるのですぐに次を狙う。一度チェイスしてきたけどギラっと反転して行ったのが見えた。まだ明るいからもっと早く巻かないと見切られるのだろうか。さっきのヒットは橋の下だったから多少暗くて見切られづらかった?何度も投げるが結局ボイルは収まってきてしまう。というか段々ボイルする地点が遠くなって、対岸のギリギリあたりでやるようになってきた。一通りテクトロしてからにしようか迷ったが、ボイルが出てるのは今だけかもしれない=時合いがいつまで続くかは分からないので対岸のボイルを撃つことに。急いで対岸へ渡る。ボイルはまだまだ出ている。只管ワンダー60を投げる。しかし反応はない。全然違うところでボイルしている。またシャルダスを投げたり、コーゾースピンを投げたり、スーサンを投げてトゥイッチしたり、ノガレやマニックを投げたりするが無反応。ロリベ55を足元で泳がせてたらいきなり小さいのが掛かった!がいきなり過ぎてすぐバラしてしまう。殆ど水面を滑ってただけでちゃんと泳いでなかったのだが…?引き波がキーなのだろうか?

1時間ほど粘ったが全然食わせられないので他のエリアはどうなのかとちょっと移動。運河はどこもかしこもハクだらけ、そして至る所でボイルが起きている。運河中がハクパラダイスでお祭り状態のようにボイルが出まくっていた。ほんの1ヶ月前なんて静まり返っていたのに…この狭い運河がこんな状態になることもあるのか。こんなの初めて見た。とはいえルアーには反応しないのだが…。流れの澱むエリアで特にボイルが多発していたので、そこで暫く投げてみるがやはり食わない。水面がゴミだらけのエリアでもボイルが出ている(シーバス、口にゴミ入らないのか?)。ワンダーもロリベもシャルダスもダメ。トラウト用のミノー、パニッシュ50Fもダメ。ぐるぐるX、軽過ぎてそもそも投げられない…。キーパプースもダメ。

その後も色々試すが結局全く食わせられず、結局釣れたのは最初の1匹のみで納竿となった。完全にハクパターン。パターンとして成立するほどに尋常じゃないレベルの数のハクの群れが湧いていて、それをシーバスが捕食しまくっているという状況だった。

ここからは考察だが、思うに、釣れたのはまだ明るい時間帯だったからシーバスもルアーを視認できたけど、暗くなってきてからはルアーが見えていなかったのではないだろうか。暗くなってきてからは引き波とかで反応を引き出すべきなのだろうか。あるいはグローカラーとか使う?それだとアピール強すぎ?トップウォーターを使うとか、マッチザベイトを無視して敢えてデカいルアーを使うとかいう手もあるみたいだ。ハクの塊だと認識させるというか。スイミーみたいな話。何となくだけれど、明るい時間帯と暗くなってきてからでは攻め方を変えないと食わせられないような気がしていて、鍵となるのは引き波なのではないかという仮説。

ネットで色々調べてみたけれど、やはりこうすれば釣れる!という唯一絶対の方法はなく、言ってしまえば皆言ってることが違うというか、情報が錯綜している。



1.マッチ・ザ・ベイト原理主義
可能な限りハクに似た、とにかく小さいルアーを使う。メバル用とかトラウト用とかの小さいミノーやシンペン。あるいは1インチクラスのワーム。色はクリア。
あとは確率論なのでシーバスに気付いてもらえるまで只管投げる。
→小さいルアーだと存在感なさ過ぎてハクの群れに埋もれてしまい、シーバスに気付いてもらえない気がする。
 敢えてルアーを食ってくる必然性がないというか。

2.引き波で勝負派
バチ用のルアー、ウェイク系のミノー等を使い引き波を立ててアピールする。
これの場合ハク1匹ではなく複数匹の群れがザワザワと逃げ惑う様を模して誘うので、ルアーのサイズを小さくする必要はない。
→体感的にこれが一番答えに近い気がする。
 でもこれの難点は風が強いと使えないという点。ベタ凪限定の手法か。

3.マッチ・ザ・ベイト否定派
ルアーのサイズをどれだけ下げてもハクサイズのルアーなんて存在しないので無意味。むしろ普通のサイズのルアー、あるいは敢えてビッグベイトなどデカいルアーを投げる。
要はレンジさえ合っていれば食うだろうという発送。実際カゲロウとかペニーサックで釣れたという話もある。
→これは結局2.と同じような発想なのではないかと思う。
 あるいはどさくさに紛れて食わせるという感じ?

4.リアクションバイト派
ミノーのジャークやトゥイッチでわざとハクの群れを散らし、シーバスにスイッチを入れさせリアクションバイトを誘う。
あるいはバイブレーションなどを早巻き、群れの中に入れてフォールさせる、など。すぐスレるのが欠点みたい。
→普通にやっててもハク引っ掛かりまくるのに、ジャークとかやったらどうなるかなんて火を見るより明らか…。

5.オヌマンのシーバス大学派
バクリースピン6、ワスプスラローム50で爆釣!
→今どこにも売ってない。ノガレは供給が追いついたのか、いっぱい余ってるの見るけど。
 バクリースピンはわからないけど、デイゲームの場合はスピンテールジグが有効らしい。ナイトだと微妙な感じ。

6.諦めが肝心派
ボイルが出まくってる時はボイルしてない他の場所のシーバスも活性が高いことが多いので、釣れなければボイル撃ちは諦めて居着きのシーバスを普段どおりに狙う。
→前回はこれで1匹ゲットした。


とりあえず魔界JSYでちょっとルアーを仕入れてきた。
しかしハクパターンに使えそうなルアーはどれも品切れor色が全然なくて、皆考えることは同じなのだなぁと。
うーむ、ハクパターンがこんなに難しいとは。ちなみにまだバチパターンの釣りはできてません。