Urban Side Paralyze

電車釣行&パックロッドで湾奥シーバスや管釣トラウトなどを釣っています。

20230713若潮 チヌキューブ釣行


昨日とは作戦を変えて、この日はチヌキューブで岸壁を攻めてみる。休みなので滅多にやらないデイゲームで。暑いけど曇りだから何とかなるでしょう。

バチ抜け以来、久々の港区のポイント。水路を見てみると早速クロダイの姿が。早速始めるが、少し先で先行者が釣り上げていたのでこのエリアはもう叩かれてるのかも、ということでちょっと先に移動。いつもの水路の角のあたりからやってみる。ここにもクロダイの姿が見える。やはり魚影は濃いみたい。橋の近くから攻めてみて、バチの時クロダイが溜まってた角のあたりでフォールさせてみると出て行くはずのラインがピタッ、っと止まった。聞き合わせしてみると魚が走る。「!!」なんと開始早々、いきなりヒットした。しかもそこそこ良いサイズ。名竿トラギアC636MLがめちゃくちゃにしなっている。クロダイ特有の、あんまり引かないくせにネットに入れようとするとめちゃくちゃ抵抗する感じ。でもシーバスみたいにエラ洗いはしないので安心して浮かせられる。あっけなくネットイン。


11:19
44センチ。チヌキューブ、こんなので本当に釣れるのかよ、と思ってたけど釣れるじゃん。今までの苦労は何だったのだという感じであっけなく釣れた。まぁ前回・前々回はキビレ狙いだったので違う魚だけれど。垂直護岸の港湾はこれが最強というか、一番効率が良さげ。ちなみにスナップ付いてても釣れた。

リリース後も続けていくが、1匹目以降は全く反応がない。南側は先行者がいるので北側のエリアをちょっと見てみる。が、こちらも反応なし。橋の上から見たら岸際の貝を啄んでいるクロダイの姿が見えた。しかしチヌキューブには反応しない…餌じゃないのでそんなもんかもなのしれない。水路に戻って、さっきの対岸で1バイト。やりたかった船着場のあたりも探ったがこちらはノーバイト。餌でやってるおっちゃんも1匹だけと言っていたので渋いのかもしれない。移動することに。

昨日行ったあたりの、虹の橋の下の垂直護岸が続くエリア。ここもクロダイの魚影が濃そうなので釣れないかな。到着すると先行者が2名、先の方にも2名。みんなヘチ釣り。ヘチ釣りハイシーズンとはいえ、平日の昼間でも人いるのか…。開始早々1バイトあったが乗らず。先行者を避けつつ落としてゆき、梯子のところで落として回収しようとしたら魚が突っ走った。アタリは全く分からなかった。が、何だか引き方が変な気がする。スレっぽい。回収時に下からクロダイのお腹に刺さったのかな?とにかくめちゃくちゃ引く。さらにラインが岸際に巻かれてしまった。万事休す。と思ったらフッ、っと軽くなってフック外れた、のではなく引っ掛かったラインが取れただけだった。その後も突っ走って今度は梯子に着いた貝に引っ掛かる。これもなんとか外れて、魚を浮かせてみると…あれ、ちゃんと口に掛かってるじゃん。単に元気なだけだったのか。



14:16
1匹目よりは大分スリムなクロダイだが、長さ的には同じくらいかな。45弱程度。熱々のコンクリの上に魚置くと火傷しちゃう(=タヒ)ので草の上で。たまに体表が爛れてる魚釣ってる人も見るけれど、多くは死んでしまうので目にする機会がないだけだと思う。管釣りだと火傷したトラウトがよく泳いでるけど。

この後も続けたが更に釣り人が増えてきて、ここで落としていてももう魚もスレてきてるだろうし望みが薄い気がしたので一旦帰宅。そういえば昼間なのに引波バチが泳いでいるのを見た。


そして夜の部

今度は空いているであろう江東区運河へ。到着すると沖に向かってドボンドボンルアーを投げている外国人が。釣れないと思いますけど…。広めの運河、左岸の方で一通り落としたがノーバイト。橋を渡った先もノーバイト、いや1バイトあったか?正直まだ感覚が掴めてないのでよく分からない。水路右岸もちょっとやってみたが、あまりに流れがなさ過ぎるので流石に無理じゃないかと途中でやめてガルプのテクトロ…でもこれも無理な気がしてきて角のところをちょっと攻めるだけにした。ノーバイト。運河に移動してちょっとガルプを引っ張って、でもやっぱり全く釣れる気がしないのでやめて、対岸のハイパーハクボイル地帯へ。若潮だろうが潮止まりだろうが関係ない。ボッコボコにシーバスのライズが出ている。ハクの量も相変わらず物凄い。気持ち悪いくらい沢山いる。当然釣れないのでここはパスして、でも疲れてきてこのずっと先に歩いてくのは気分的につらいので隣の運河に移動してみる。
隣の運河も全然流れていないが、さっきのとこよりはマシかな?流れがないときは流れがないなりに流れている場所を探す、というのが自分の中でのセオリーなのだけれど。東端から落としていくが全然釣れる気がしない。ここはハク少なめ、シーバスのライズもない。やっぱりさっきのポイントに集中しているのか。もうダメかと諦めつつも西端の方まで来て落としているといきなりヒット!アタリは全く分からなかったが、着底して(あるいはしたと思って)回収しようとしたら食ってたという感じ。サイズは大したことないがめっちゃ引く。月下美人TWのドラグが鳴る。


19:46
30センチくらいかな。唇に掛かっていた。夜でもチヌキューブで釣れるのだということが分かった。アタリ分からないけど。そしてやっぱりスナップ付いてても釣れた。

この運河は浅いし、対岸で続けても同じサイズしか居ないような気がしたので広めの運河に移動。右岸の方をやってみる。南に向けて落としていくが、先に先行者がいたので途中でやめて、北側の方へ。また先行者がいたのでスルーして、しかしもう時間もそんなにないので梯子周りなど変化のある場所だけ攻めながら進んでいくことに。梯子周りで落としていくとヒット!小さいけど。というかこれクロダイじゃない。どう見てもセイゴ。


20:28
30くらいのセイゴだけれど、なんとシーバスもチヌキューブで釣れた。最早意味が分からないが、落ちてくるものに反応するという感じか。なんだかヒラみたいな体型だけれど間違いなくマルです。

リリースしてその先、ストラクチャー付近でも落としていったが反応なし。最後、橋の下付近。常夜灯周りではまたクルバチが抜けている。この付近は釣れないかと期待したがバイトなし。一番端まで来ると何かの魚がクルバチにライズしている。定点で出ているようなので恐らくセイゴだろう。ノガレに変えてちょっと狙ってみる。が、誤爆すらしない。完全にスレている模様。ガルプでもダメ。ここでタイムアップで納竿。


一日中チヌキューブを落として回ってクロダイ3匹、セイゴ1匹。ほぼ初めてやったにしては上出来かな。しかしヘチ釣りも流行ってきているのか、あるいは単にハイシーズンだからなのかメジャーなポイントは平日の昼間でも絶対に誰かしらが叩いている状態。誰かが通した直後はどうしても釣れなくなるので時間を空けたいところだが、ひっきりなしにまた誰かが叩いて…という状態なのでクロダイもスレていっているのではないか。それでも個体数が圧倒的に多いし、活性の高いクロダイは回遊しているので問題なく釣れるということなのだろうか。
港湾部でクロダイを釣るならチヌキューブ、もといヘチ釣りが最も効率的なのだろう。シーバスの釣れない真冬は管釣り、真夏はチヌキューブ。これで決まりだな。


以下、チヌキューブに関して疑問に思ってたことなど

・「リールの回転で落とすのではなく、テンションフリーで落とさないとダメ!」と言われているが、リールの回転で落としても釣れた。使ってるのがアルファスAIR月下美人AIRで恐らく最高クラスのレスポンスのスプールなので、タイコリールなんかとは比べ物にならないくらい回転性能が良いはず。上から見てる感じだとテンションフリーで落としてもクラッチ切っても変わらないような気がするし。更に釣果を追い求めるなら、拘るなら、という世界の話なのだろうか。初心者なのでまだ分からない部分だけれど、どうせシーバスの釣れない夏の時期、6~8月くらいしにしかやらない釣りなので管釣り同様そこまで拘ってやるつもりもない。
・回収時は壁から引き離すようにして巻いてくる。真上に回収しようとすると貝に引っ掛かるので。フックを何本もダメにした。
・スナップ付いてても釣れる。恐らくだがスナップの大きさもフォール姿勢崩れるほど極端にデカいとかじゃなければそこまで変わらないと思う。トラウトのフェザージグでもスナップのサイズ関係ないので、同じような感じなのではないかと。ガン玉を一々打ち替えるのは面倒なのでサイズ違いのガン玉を予め打っておいて、釣り場ではスナップで交換するのが効率的。
・夜でも釣れる。ヘチ釣り=昼というのは暗いと糸が見づらいという人間側の都合なのでは。