Urban Side Paralyze

電車釣行&パックロッドで湾奥シーバスや管釣トラウトなどを釣っています。

20221112中潮 冬に向かいつつある港湾、僕の負け


セイゴ狩りに専念するなら、どこを攻めて行けば良いかあまり迷わず淡々とやっていけるくらいなのだけれど、まだチャンスがあるのならデカいのも狙いたい。デカいとは言っても港湾サイズなのでMAX60センチといったところだが、まぁ普段釣ってるのがもう15〜25センチとかなので40でも十分デカい。ということでやってみる。

小さい水路から攻めていく。流石に浅過ぎて魚いないみたい。春にはシーバスいるのも見たが。ハクが沢山いるのに全然食おうとしなかったのを覚えている。反対側も見てみたけどやっぱり浅いか。隣の水路を見てみる。

上流側、とりあえず岸壁とストラクチャーの絡むあたりにワームを落として巻き上げ、すると一投目からヒット!しかし小さかった。

19:00

アシストフックのスナップが開いて落ちてしまった。刺さりの良さそうなフックなのに、いきなり使用不能に。そして小場所で1匹釣ったからか、もう反応はなくなった。まぁそりゃそうか。先にセイゴが食ってしまうというのもあるかもしれない。

対岸はできなかった。できないなりにやってみたがダメそう。下流側もダメそう。というか浅そうだ。人が落ちた時のために浅くしてあるのかもしれない。夏場、濁りが入ってれば魚いるかもだが、潮が澄んでる今のタイミングは厳しいか。

付近の明暗にも着いてるのかもしれないが、何せ攻めづらいのでパスして、前回釣ったストラクチャーのあたりへ。前回よりも下げの流れが強くてワームが真っ直ぐにフォールせず流されていってしまう。これは計算外。ジグヘッドを重くしないとダメみたい。5gまでしか持ってきていないが。それでもやっているとクンッ、とバイトはあったが乗らず。サイズはちょっと分からなかったが、もしかしたらデカかったかも。これ以外は全く反応取れず。そんなに甘くはないか。仮にこの前釣った魚が居たとしても反応しないだろうし。

明暗の見えシーバスを狙う。しかし今日は少ないか?一応デカいのが居るには居るが、全く反応しない。それどころかルアーが近付くと逃げていく。これは完全にスレている。ルアーじゃ無理だろう。反対側はどうか?と見てみると…やはりいる。ワームを投げるとそこそこのサイズのが2匹チェイスしてくる。が、食わない。反応取れたのはこれだけ。一発で食わせないとスレちゃって反応なくなるのでダメ。こいつらは居着きシーバスなので、ルアーローテーションすれば食うとかそんなことも無いだろう。よく言われる色々ローテーションしてたら食った!というのは回遊してるのが前提で、魚の入れ替わりがあるから別の魚が食ってるのだろうと思う。同じ魚に何度もルアー見せたらどんどんスレていくだけ。これ、言わば放流のない釣り堀で釣りしてるようなものだから、なかなか食わないし反応あったとしても一発で決めないと終了なのだと思う。だからこそ、ストラクチャーベタ着きで固定砲台やってても厳しい。反応する魚をどんどん探して行かないと。図らずも港湾・運河の魚に対する理解が深まった感じ。必要なルアーもかなり絞れるな。

閑話休題
釣れないのでちょっといつもの水路へ。その前に上流側もチェックしたがノーバイト。例の小場所でワーム落とすと、何度かやった時にクンッ、とバイトはあったがやはり乗らず。またこの前の魚だろうか?これ以上は反応なかった。やはり一発で食わせないとアウト。人生はワンチャンス。

移動がてら右岸の壁際、下りをやっていくとヒット。

19:45

相手してくれるのはこのサイズばかり。
下流側の端っこ、ちょっとワームを落として巻き上げるとギラっと反転された。その後バイトもあったが乗らず。なんか乗らないなー。アシストフックの向きが悪いのかも。下流側もちょっとやってみたら1匹だけヒット。しかし小さい…。

20:08

このサイズしかいないのか。もっと早い時期にやってたらもっとマシなの拾えてたかもだが、この釣法の有効性に気付いたのが最近なので…。ベイトじゃないとできないし。

左岸の最下流部もちょっとやってみる。するとセイゴがヒット!しかし抜き上げポロリ。オートリリース。一応居るし、反応はするということで。左岸上りはゴミが多過ぎて無理。移動しよう。

運河の例のポイントへ。向かう途中にちょっと壁際攻めたらフォールで食った。しかしバラし。流れの出てないあたりでは反応がなさそう。対岸のいつものポイントでは橋の西側、東側ともノーバイト。その先もノーバイト。僕ノーバイトォォ!!流れが無さ過ぎて池みたいになってるので魚いない模様。普段はこの状況でもバイトあるのだが、もうスレてるせいもあるかも。さっきのあたりに戻る。戻り途中で2匹キャッチ。

21:11

21:16
流れがあるところには魚いるっぽい。しかしここの魚あまりにも小さ過ぎじゃないですか…

ストラクチャーのあたり、もう休ませたかなということで再び攻める。右の方はノーバイト、左の端の方でワームを落としてみると巻き上げでヒット。ヒットした瞬間の感触は良かったので、よし、やっときた!と思ったら小さかった…

21:49

ボトムショット5gで。このジグヘッドはアイが小さ過ぎてスナップが通らないし色々微妙。ライトゲーム用のジグヘッドって大抵3gくらいまでしかないんだよな。
それはさておき、さっきまでの乗らないバイトもひょっとして全部このサイズ?デカい見えシーバスもいるので、まだ完全に抜けてるわけではないと思うのだけれど。時間の問題とはいえ。この1匹以外は反応なし。

ウロウロしてる見えシーバスはまだいるが、あいつはどうせ食わない。それ以外のは隠れてしまった模様。完全に僕の負けだな。というかどんどんスレていくのでどんどん厳しくなっていく。最後に水路でちょっと釣って帰ろう。

左岸の下りをやっていく。ちょっとやったらヒット、しかしバラした。その後もう1匹ヒット、こちらはキャッチ。

22:03
サイズの割にはなかなか良い引きだった。25センチとかだけど。

右岸の上りはノーバイト。最後にダメ押しでストラクチャーも見たが当然ノーバイト、で納竿。


結果はセイゴ7キャッチ。デカい見えシーバスはまだいるので、まだ完全にシーズン終了ではない。まだギリギリ続いている。逆に言えばあいつらが抜けた時が運河のシーズン終了だ。もう次の潮で抜けるかもしれないが。やはり壁際には着いておらず、効率的に捕食できる場所、明暗絡みに着いている。とはいえ激スレなのでなかなか食わないし、すぐに警戒するので一発で食わせないとその日は終了。色んなルアーを試すとかは不可能。どうやったら食うのかよく分からないが、ルアーを引ける距離が短いのでやはりワインドとかかな?とちょっと思った。

まだ終了じゃないとはいえ、いつもの運河なんかはもう終わってしまった感じがする。ここまでノーバイトが続くと流石に…。なんかルアー投げてる人が何人かいたけれど、ここはもう終わったよ…そもそも沖にはいないし…。辛うじてチビセイゴは釣れたが、流れが効いてる場所じゃないともうダメっぽい。しかしこれは何故なのだろう?以前は流れなんてなくてもバイトしてきてたのに。もうベイトがいないということだろうか。ベイトがいるから運河にいるわけで、ベイトがいなくなったら他のベイトがいる場所=河川に移動するのかもしれない。となると今後は流れの出やすい一部の場所以外はやる価値がないということかな。

運河や水路といった至る所にシーバスは入り込んでいて、場所によってはまだ居着きシーバスがいることもあるようだ。どこにでも居るわけではなく、条件としては「流れが効いていて効率的に捕食できる場所、及びその近辺のストラクチャー・明暗」といった感じ(そういう場所はこの時期に限らず通年魚が着くポイントではあるが)。基本的には一発で食わせないとスレてしまって終了。あるいは1匹でも掛けるとその場所は終了。1週間くらい空けるとまたバイトしてくる?運河の明暗というのはスレたら終了なので、他の釣り人が叩いてそうな場所はやるだけ無駄かなと思ってしまう。

シーバス達はもうすぐ産卵に向かう時期だ。運河の魚は一度抜けてしまうと、次に戻ってくるのはハクやバチが出てくる春以降なので残り時間が少ない。中には産卵に行かない居着きシーバスもいるのかもしれないが、反応を得ることは容易ではないだろう。旧江戸や荒川でさえ12月半ばくらいで終わりみたいなので、運河はもっと早いはず。今シーズン何とかあと1匹くらい釣りたい…。