Urban Side Paralyze

電車釣行&パックロッドで湾奥シーバスや管釣トラウトなどを釣っています。

20220307中潮 風は無かったが…(追記:現時点での河川バチ抜け攻略法まとめ)

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風が弱そうなので後中潮3日目、平日だが出撃。

予想通り水面は穏やかでバチ抜けパターン日和。これはいけるか?しかしこの日は潮の動きがやや緩く、予想していたことではあるがバチの量も少なめ。それ故か魚の量も少ないみたいでボイルも控えめだった。北風が強ければ下げがもっと効いて、バチも出るのかもしれないがそれだとやりづらいし…。

ボイルも全くないと言うわけではないが散発的で、しかも沖の方でばかりやっているといった様子。近距離でも何度か出たが、ルアーを投げるとライズが収まってしまう。見切られてるというか、ルアーにスレてきているような。そんなに直撃するような形で投げているわけでもなく、そのつもりもなかったが着水点が近過ぎたのかもしれない。先月釣れた時は雨だったから多少アバウトでも大丈夫だったのかもしれない。基本もっともっと上流に投げて流し込まないとダメなのか?あるいは単にルアーが合っていないだけなのか。

とりあえずフローティングのエリ10、チキチータ150、フィール120FGなど投げてみたが悉く不発。シンキング系の方が良かった?でも沈めるとレンジがキープできなくなるし、ただでさえ暗い中、流すだけという何をやっているのか分かりづらい釣りなのに、レンジまで入れたら更に訳が分からなくなる。ルアーはフローティングに絞って手数を減らし、数撃ちゃ当たる作戦でボイルを撃つ、という作戦だったのだが…結局ライズも収まってきてしまいあまり遅くまでもできないので納竿。下げがイマイチ弱かったので見切られていたという可能性もある。流れが強い方がルアーも揺らぎやすいだろうし本物っぽさを演出できるのかも?水面直下を上手いこと流せるルアーがあったら良いのだが。沈んでいっちゃダメ。水面直下をキープして欲しい。そんなのある?

これで3連敗。色々と条件が重ならないと釣れないようだ。難しい。そして釣れる時でも時合いは一瞬という。河川のバチパターン、普通に難しくね?初心者向けなんて言われたりするけどそんなの嘘で、かなり特殊で繊細な、癖のある釣りだなと思った。先月釣れたのはまぐれだったのだろうか…イマイチ再現性がない。というか毎度状況が変わるので、釣れた時と同じような状況ではやれていないのだが。状況の変化にアジャストできていないとも言える。何せ初心者なので…。しかし最初に行った時からもうすぐ一ヶ月経つので、そりゃあ状況も変わるよなというのはある。
2月と違うのは、この時期の後中潮3日目だと夜中の干潮時の潮位がそこまで下がらないから下げがそこまで走らないということ。この点が決定的だった。


追記:


これまでの戦績
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2/19(土)後中潮2日目 日没17:26 満潮18:59 雨 風:東北東2.2~北4.2
 →雨なので空いていた。ボイル撃ち成功、68センチ
2/20(日)後中潮3日目 日没17:26 満潮19:30 晴 風:北北西10.2~北西9.0
 →風強過ぎ。寒い。ボイル見えない。無理ゲー。バチは普通に多かった。
3/4(金)大潮4日目   日没17:38 満潮18:00 晴 風:南東4.0~2.0
 →これくらいの風でもきつい。近距離ではボイル見えたが不発
3/7(月)後中潮3日目  日没17:40 満潮19:59 晴 風:南西1.8~北3.5
 →風は弱くやりやすかったが下げ潮が緩くバチ少なめ、魚も少なめ
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日没後に満潮になる大潮最終日~後中潮2日目くらいまでの間で、下げ潮がかっ飛んで、風が弱くて、かつ人が少ない(=雨が降る)とベスト。これらの条件から外れれば外れるほど釣りづらくなる。そしてそれらの条件が揃っても時合いは一瞬。30分もないくらい。バチが抜け過ぎてきたら終了。

その一瞬の時合いの中で色々試せる余裕はないし、あの真っ暗な河川敷じゃ何やってるのか分からないので複雑なことはできない。とはいえ闇雲に固定砲台をやってても釣れる可能性は低い。じゃあどうするか?ネット上には色んな人が色んなことを書いていて何が正解なのか分からない。あるいはYouTubeなんかにも色んな人が色んな動画を上げていて情報が氾濫しまくっている。結局どうすれば釣れるのよ?というのは実際にフィールドに通って肌で感じたことが全てだろう。バチ抜けに限らないが色んな情報に惑わされてはならない。ここ4回の釣行で思ったのは、少なくともあのポイントではボイル撃ち以外で釣る方法なんてないだろう、ということ。短い時合いの中で勝負を決めるには、ボイルしている魚に焦点を絞るしかない。駆け上がりの位置は何となく分かるけど、基本的には地形変化がどうとか分からないし。あれこれ余計なことは考えず、ボイルに集中し、撃つ。ルアーもあれこれ手を広げず、基本はエリ10一択。難しいアクションなんてつけなくていい。ウェイト戻したら流すだけ。むしろアクションさせちゃダメ。でもでも、YouTubeではプロはそんな釣り方してないよ、って?そりゃあ、こんな地味な釣り方じゃ映えないからでしょ。普段の港湾の釣りだってそう。僕はYouTuberではないので、映えるかどうかではなく実際に釣れるかどうかが重要。

今年はもうあと一回できるかどうかくらいかもしれない。せめてあと一匹くらいは釣って終わりたいところだが…もう港湾に戻っても良いような気もする。悩ましいところ。港湾に魚が戻ってくるのは4月の初めの潮くらいだろうか。早い時期に港湾行ってもどうせホゲるんだから、少なくとも魚が居て餌食ってるのが見えるバチ抜けの方がやり甲斐があるかもしれない。掛かればでかいし。


エリア10の流し方1つでも奥が深い。着水後ウェイトを戻して流すのが一般的と思いきや、戻さないまま尻下がりで流す方が釣れるという意見もある。新品でも個体差のかなりあるルアーなので、物によって浮き姿勢が違うとか、アイの位置がズレてるとか、塗装の厚みによって重さが違う=アクションが微妙に違うとか…(ここらへん、ラパラに近いものを感じる)。カラーによる釣果の差というのは分からないが、反応がなければ色々試してみるのも手かもしれない。他のルアーやパターンではまずやらないことだが、エリ10については色違いで持っていても良いかも(例えばラパラなんかだと色による釣果の差は感じたことがない。ナイトだしどうせ見えていないのだと思う)。

ウェイトを戻す・戻さない、敢えてちょっとだけ巻いて動かしてみるとか、沈む個体で一枚レンジを入れるとか、カラーを替える、エリ10をやめてスライに替えてみるとか、それだけでも反応が取れることがあるのかもしれない。意外と繊細な釣りなので。頻繁にローテしたり何を使うべきか迷うのはタイムロスなので、なるべく一個のルアーで色々試してみる。

エリ10、奥が深い。

ここまで色々書いてきてあれだが、自分も含め情報を摂り過ぎなのだろうなと思った。ああすればこうすれば、あのルアーを買えば、あの竿を、あのリールを買えば釣れるんじゃないか、と。実際アタリのルアーさえ使えば釣れるということもあるが、結局は釣り場に通って試行錯誤するしかないと思う。とはいえ多くの人は週末しか釣りに行けないから、それ以外の時間で余計な情報収集ばかりしてしまい、結果釣具メーカーとその実演販売をやってるプロに釣られているだけなのではないかと。自戒を込めて。

バチ抜けに関しては他のパターンに比して時合いが極端に短いので、現場でできることは限られている。色んなルアー持っていってもローテする時間はない。流すだけだからタックルの差も殆ど出ない。