Urban Side Paralyze

電車釣行&パックロッドで湾奥シーバスや管釣トラウトなどを釣っています。

20230728若潮 クロダイ釣り、餌最強


クロダイが溜まってるところで青イソメ流したらどうかな?と思ったのでちょっとやってみようと例のポイントへ。スナップに管付きチヌ3号、アシストフックも付けて、まず一ヶ所目、と思ったが諸々の影響でやりづらいのでここは諦めて、本命のポイントの方へ向かう。手始めに付近の壁際のボトムを探ってみる。ゆっくりテクトロしていると早速アタリが。餌を取られてしまい、付け直して漸くヒット。


19:57
ちびっ子セイゴ。最近どこにでもいるこのサイズ。大きく成長しておくれ。

続いてクロダイの溜まってるところで流してみる。が、全然反応しない。マジか。餌でさえ食わないのかこいつら…。スレ切っているというか見切られているというか。よく見てると一応反応はしているのだが、あと少しというところで食わない。うーん、難しいな、と思ってたら食った。この前ほどのサイズではないが。しかし今回はちびっ子セイゴで遊ぶためにソリッドティップのULのロッドなのでかなりスリリング、というかギリギリのファイトだった。擦られそうで怖かったが魚が大したサイズではなかったので何とかネットイン。


20:15
40センチほど。今までの苦労は何だったのだ…(n回目)。飲まれたかとも思ったが、かんぬきにフッキングしていた。リリースして続ける…が、あの狭い小場所で掛けたので当然もう他の魚はスレてしまってダメだろう、ということで熱りが覚めるまで付近の他の場所を探ってみる。少し北側でテクトロしているとアタリ。


20:28
このサイズですが。

この後も同じ付近を探っていくが、アタリが途絶えてしまう。スレたのか?とも思ったが、前回は同じところで落としていてもバイトが無限に続いていたので恐らく群れが移動してしまったのだろう。またちょっと南の方を見にいく。釣り禁止エリアの少し下流でバイトが出たが乗らず。この前釣った橋の下のポイントへ。ここでは結構速目に、斜めに巻き上げてくるとバイトが頻発した。要はワームと同じ動かし方だが、付いているのはリアルイソメ。餌の食わせ力とルアーの(ような)アクションでアピールするという最強の釣法である(?)。
ちょこちょこ撃ちどころを変えて5匹キャッチ。


21:11
セイゴはこれが最大サイズだったかも。

21:21
サイズダウン

21:28
イソメ食えてない

21:34
最小記録更新?喉の奥に掛かってしまってエラから外したが、変な泳ぎ方してたので殺してしまったかも。

21:39
この子は鳥か何かに齧られた傷跡が。

ここ、ややアンモニア臭がするというか、ぶっちゃけ汚水がそのまま流れてきているような雰囲気だし、流石にスレてきて釣れなくなってきたのでもう一度クロダイを狙いに行ってみる。

さっきも掛かってなかったし、クロダイならアシストフックは不要かなと外して、橋の下流側、狭い隙間だがさっき魚がいるのが見えたので青イソメをノーシンカーで流す。明らかに流れとは反対側にラインが動き出したので聞いてみると食ってる!一気にフッキング。走り出す魚。やばい。ストラクチャーに擦られる。しかし竿がULでバットからぶち曲がってしまっており、パワーがないので寄せられない。ゴリゴリ擦られている。切れそう。やばい。そっちには行かないでくれ!何とか引き摺り出して、安全なオープンエリアに誘導することに成功。ここまでくれば安心。擦られたところから切れるかもしれないのでドラグも緩めて、浮かせてネットイン。シーバスと違ってエラ洗いで外されないのがクロダイの良いところ。



22:05
これは結構良いサイズ、と思ったけれど45センチ程だった。50って簡単には行かないのだな。

リリースして、どうだろう、もう皆スレてしまったかなとも思ったが、少し離れてはいるので橋の上流側の魚はまだ反応するかもしれない。ということで引き続きやっていく。さっきの魚とのファイトでリーダーはザリザリに、PEも怪しかったのでちょっと詰めて、スナップもない方が見切られないかと外して管付きチヌ1号直結に青イソメを通し刺し。3号だと鉤も多少大きいし重くなるので違和感持たれるかな?ということで1号で。僕の思い込みかもしれないが。この超シンプルな仕掛けをノーシンカーで流してみる。何度か流してみたがやはり反応しない。ダメかな、と思ってたらいつ食ったのか分からなかったが、回収時に重みが乗っており、根掛かりかとも思ったが動くので一気に合わせる。群れから引き離してファイト。こいつも橋の下に潜ろうとするので何とか制して、浮かせてネットイン。こいつはさらにでかくて重いぞ。



22:23
と思ったが47,8センチといったところで、やはり50はなかった。外す際にフックが折れてしまったが、折れたフックも無理矢理引っこ抜いた。

他の魚に警戒されないように努めたつもりだったが、やはりもう警戒されてしまったようで反応しなくなった。まぁ仕方ないか。ギリギリのところを攻めようとしてミスキャストしてストラクチャーに根掛かり。万事休す、と思ったが鉤を伸ばして回収できた。危ない危ない。

最後に、帰りながら気になっていたストラクチャー周りを見てみる。前回とは反対側、昼間に見たときはいなかったがやはり夜だといるようだ。デカいのがうろついているのも見たし、ストラクチャーに着いているのもいた。しかしこっち側は釣りするの厳しそうだが。反対側もちょっと見てみたらやっぱりいた。ということでイソメを落としてみる。が、ちょっと照らしてしまったので警戒されたようで反応しない。付近の別のところはどうかと落としていくとプルプルッ、とアタリ。合わせるとクロダイだった。小さいけれど。しかしここは足場が高く、5mのタモだと届かない。また7mが必要になってくるな。この個体は小さかったのでラインを掴んで引っ張り上げた。


22:51
30センチちょいくらいか。でもデカかったら終わってたのでこれで良し。これにて納竿。


結果はクロダイ4匹、ちびっ子セイゴ7匹でここ最近では唯一まともな釣果だった。青イソメをノーシンカーで流す。鉤が小さい方が違和感ない気がするので管付きチヌ1号で。スナップもない方がいい気がするので直結で。恐らくリーダーも細くした方が良いのだが、小場所ゆえにどうしても擦られる危険がある。いつもの2.5号でも怖い感じだったので細くするのはラインブレイクの危険がありどうかなというところ。そして今回同じところで3匹釣ってしまったので、もうあの場所はスレて反応しなくなるかもしれない。クロダイは個体数がめちゃくちゃ多いのは間違いないが、あの場所ではいつも同じ魚が溜まっているのだろうか。魚の入れ替わりがあるものなのだろうか。よく分からない。

クロダイを釣るコツはルアー釣りに拘らないことかもしれない。ボトムチニングま全く分からず、チヌキューブも大して結果が出なかったが、餌ならあっけなく簡単に釣れてしまった。あの「ヘチ釣り仕草」みたいなのを延々とやるのが苦痛なのでもうやりたくないが、恐らくヘチ釣りも餌なら釣れるのだと思う。ノーシンカーでイソメを流すと簡単に食ったので、これが「自然なフォール速度」ということなのだろうか。ヘチで同じことをやっても釣れるのかもしれない。しかし風が吹いたらできないし、魚の居場所が分からない状態でこれをやっても効率が悪過ぎるだろう。ヘチに関しては敢えて本物の餌よりも速めに落とすことでリアクションで食わせるとかいう話もあるが。いずれにせよ、自分なりの釣り方を見つけた方が早いというか、「クロダイはこうやって釣るもの」みたいな固定概念から離れた方が良さそう。今回はまさにそんな感じだった。再現性はないかもしれないが。

自分なりの釣り方、自分の釣り、という意味では、港湾シーバスに関してはそれが大体出来上がりつつあるのかもしれない。勿論、まだまだもっと良いやり方があるのかもしれないので研究途中ではあるが。ネットで得た知識を元にして他人のやり方をなぞっているだけではダメ。