Urban Side Paralyze

電車釣行&パックロッドで湾奥シーバスや管釣トラウトなどを釣っています。

20210815小潮 連休最後につ抜け

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連休最後、雨だが観覧車前あたりでサバやクロダイが釣れているという情報があったので行ってみた。
隅田川水系は雨水で水温が下がり、かつ大雨のせいで未処理水、所謂う○こ水が流れて水質があれっぽいので避けた方が良いかなというのもあり。

モノレールの駅からすぐ、いつもは混み合っているポイントだが連休最終日、あるいはこの雨のせいか、釣り人は数える程度。早速ヘチを攻めていく。がノーバイト。ここは深いのでレンジを入れたほうが良いのかと思いミノーからバイブにするがやはりノーバイト。うーん、ここはもしかすると昼間に岸ジギとかで叩かれまくってるのかもしれないな。有名なポイントだし。
ちょっと移動して人工磯になっているエリアでシャッドを投げてクロダイ狙い。しかし慣れない釣りはやはり難しく、バイトもない上足元のゴロタに根掛かりもするし(何とか回収できた)、釣れる気がしない(要はこれ、回遊待ちの釣りだから自分には合わない気が)。あと最近キャスティングしないから気付かなかったが、キャストした段階でもう下巻きが見えてしまっている。傷んだPEの先端を少しずつ詰めていたが、流石に限界みたいだ。新しいラインに巻き替えなければ。腱鞘炎の右手を庇いながらのキャストだったが、左手で投げるような感覚で投げると右手に負担がかからないことが分かった。回復したらこの投げ方でやろう。
一応端までやってみるがノーバイト。あるいは底を擦ったのかバイトなのか分からない何かはあったかもしれない。イナッコの群れはいた。

こういう慣れないポイント来ても結局釣れなくて、いつもの所に戻ると釣れたりするんだよなぁなんて思いながら移動。以前にも行ったことのある運河を久しぶりに攻めてみることに。

先行者は1人、餌釣りだろうか。先行者のいるあたりを避けてテクトロスタート。暫くやっているといきなりヒット。マジかよ。掛かると思ってなかったから慌ててしまいフックオフ。シーバスかクロダイか分からなかったし小さかったけど。その後続けていると足元がヌルヌルのエリアが…ここに限らずだが、運河の遊歩道はどこも水捌けが悪く雨の日は水溜りができやすいし、ただの水溜りなら良いのだが、ヌルヌルして滑る最悪のトラップのような水溜りになることが多々ある。水辺なのに水捌けが悪いとは如何に?ヌルヌルエリアを越えたあたりでまたヒット!シーバスか?クロダイか?上がってきた魚体はシルバーで細長い。シーバスだ。40くらいで大きくはないけど。ファイトしてるうちにまたヌルヌルエリアに足を踏み入れてしまった。結局エラ洗いでバラしてしまう。くそー。
しかしその後も続けているとまたヒット!今度こそは!慎重かつ大胆にファイト、そしてネットに入れる。よっしゃー!

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50センチくらい。連休最終日にしてやっと釣れた。ルアーはいつものSCRCD。ここでも大活躍。ここはいつもやってるあたりよりも水深があるのだが、レンジ的にはこれで良いみたいだ。中層くらいを泳いでいる感じか。その後も続けているとヒット。

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また50センチくらい。なんだここ?めっちゃ魚いるな。正直、今回は沢山釣れたので記憶がかなり曖昧になってしまっている。全然釣れない方が1匹1匹が印象深いから覚えていて、沢山釣れると思い出せなくなってしまうというジレンマ。ということで以下はダイジェスト的な感じで。

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・今回も顎の下あたりに外掛かりすることが多かった。やはり吸い込んで反転しようとして失敗してこういう掛かり方になるのだろうか。皮一枚で掛かっていた魚もいた。危機一髪。

・SCRCD、アイチューンが上手くできておらず、あるいは使っているうちにバランスが崩れて左右どちらかに向かって泳ぐようになってしまい、壁際をゴツゴツぶつかりながら泳ぐようになってしまった個体が何個か。アイチューンしてみてもバランスが崩れて上手く泳がなくなってしまったりする。このルアーの繊細で難しいところ。しかし壁際をゴツゴツとノックするのが効く場合もあるようで、ゴツゴツやってる時にヒットしたり、壁をゴツゴツやっちゃってるな、と思ったらあれ?これ壁じゃなくて魚が掛かってる!というのが何度かあった。

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・途中で30くらいのが掛かり、抜き上げようとしたところで口切れでバラした。小さくてもタモ使った方が良さげ。掛かり方にもよるが。

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・ヒットした瞬間に走り出し、ドラグが鳴る。そしてすぐバレてしまう、というのが2連続。エラ洗いしなかったからクロダイかもしれない。引きの強さからして、クロダイだったとしたら結構良いサイズかも。

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・何回もルアーを通していくと、そして何匹も掛けているとどうしてもスレていき反応が少なくなってくる。それでも一往復するごとに何らかの反応はあって、この岸壁沿いに何匹いるんだ?という感じだった。物凄い量の魚がストックされている模様。

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・リリースしてまたテクトロを再開した直後にまたヒット、なんてこともあった。入れ食いというか、みんな痩せてるし餌に飢えていたのかな。歩道にはカニフナムシが沢山いて、壁際にいる居着きシーバス達はそういうのを食べているのだと思うのだけれど。

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これは30くらいのちびっ子。抜き上げたらすぐにフックが外れてしまった。小さいのほどバラしやすい。

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9匹目を釣った後、先程先行者がいたエリアでヒット。よし、次で10匹目、と思っていたが、足元が滑りそうでフッキングが上手くできなかったせいでバラし。小さかったけど。雨の日用にスパイク買うことにした。

これで終わりにしようかとも思ったけど、やっぱり何とか10匹目を釣って帰りたい、ということでさっきまで釣っていたエリアでまたやってみる…とまたすぐにヒット!ここ本当に一体どうなってるんだ?

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最後の魚も50センチくらい。これで10匹目。これだけ釣れればもう文句ないでしょう。ということで納竿。


結果、正確なヒット数は最早覚えておらず16ヒット?もっと多かったっけ?という感じだが10キャッチ。初のつ抜け。連休最終日に逆転サヨナラ特大ホームランという感じ。やりました。やっぱり釣りは場所が全てなのだなと思った。最初のところで無駄に粘っていても同じような結果は出なかっただろう。時期、場所、タイミングの3つが何よりも大切で、何のルアーを使うかとかは実はそんなに大した要素ではない。
隅田川水系がダメっぽかったらちょっと水質の違う所に移動してみる、という引き出しを持っておくこと。いつもの場所とその周辺だけではなく、大きく場所を変えること。シーバスは消えたのではなく移動しただけだった。

天気、気温、風など人間が制御できない要因で海の状況は変わっていってしまい、それによって魚の行動も変わってしまう。あとは特定のベイトが出てきたりとか。要は人間が操作できる要素は何もない。それらに合わせて仮説を立てて行動するしかない、ってこれ当たり前のことだな。
全然釣れない日があると辞めたくもなるけれど、こういう日もあるから、やっぱりシーバス釣りは面白いなと思う。最近全然釣れなかったのでチヌキューブを買って、クロダイの落とし込み釣りでもやろうかな、なんて思っていたが、変な方向に行かなくて良かった。僕はやはりシーバスが釣りたいのだ。逃げてはならない。

タモのステーが曲がってしまっていた。手で直したけど、これ時間の問題で壊れるな。ステーが袖に引っ掛かってしまうトラブルもあった。替え時なのかもしれない。元々ステーの幅が狭くて使いづらいなと思ってたところ。

1日に10匹も釣ると流石にファイトにも慣れてきて、落ち着いてやり取りできるようになってきた。エラ洗いを恐れなくなった。タモを準備するタイミングも分かってきた。今回の場所は足場が比較的低いというか満潮付近だったから水面との距離がそこまでなかったからやり易かった。ファイトは経験を積むしか無い。まともにやれるようになるのに1年ほどかかってしまった。