Urban Side Paralyze

電車釣行&パックロッドで湾奥シーバスや管釣トラウトなどを釣っています。

20210827中潮 思い通りにはいかないもの

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最近熱いポイント、土日は混むみたいなので金曜夜なら大丈夫かな?と思い行ってみた。
到着してみるとヘチ釣り師が1人、あとは端の方で電気ウキで釣ってる人達がいたのみで、この前みたいにヘチ釣り師だらけ、的な感じではなかった。テクトロするスペースは沢山ある。これなら釣れるかな。やっていきましょう。

ここは足元がヌルヌルしてて滑るところがあるので、靴に装着するスパイクを持っていったのだけれど…確かにヌルヌル地帯では滑らなくなったが、普通の路面は歩きづらいし、カチャカチャうるさい。こりゃダメだとなって結局外してしまった。なかなか難しいものだな。

いつも通りテクトロするものの今日はアタリがない。おかしいな。いつももっとすぐに来るのに。最近残暑が厳しいし、水温も高くて魚の活性低いのかも。ちょうど満潮で潮止まりだからというのもあるかもしれない。1回目の復路、壁際にルアーをゴツゴツ当てていたら止まった。けど動き出す。何かの魚がヒット?しかし引き方が変だ。この引き方はエイっぽいな…大きくはなさそうだけど。ワンチャンシーバスだったりしないかな?と思ったけど全く首も振らずエラ洗いもしない。ぐんぐん潜っていくのを何とか制し、漸くヒラヒラした魚体が上がってきた…と思ったらエイではなくクロダイのスレだった。何だスレか…これ口元に掛かってたらなぁ…

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40センチないくらいのクロダイ。お腹に掛かってたので流石にこれは食いに来てはいないと思う。残念。しかしスレ掛かりするほどクロダイの魚影濃いのかな。ヘチ釣り師が沢山狙いに来るのも分かる気がした。

この後も何往復かしたけれど反応は得られず。途中風向きのせいか岸際にゴミが矢鱈と増えてしまいゴミばかり釣れるようになってしまった。木の枝を引っ掛けたら何かのルアーが付いてた。名前分からないけどルアーをゲット。しかし半分剥げてた。しかも何故かフック付いてない。謎だ…。

人が少なくてチャンスのはずなのに全然釣れない。しかし粘っても仕方ないのでこの前同様移動することに。豊洲方面へ。


へとへとになりながら到着。豊洲の運河帯でも最近やってないところをちょっとやってみる。いつの間にか投げ釣り禁止の看板が。そして案の定バイトもない。ダメだこりゃ。いつもの水路へ移動。下りはダメ、上りで50くらいのがヒット!しかし最初のエラ洗いで綺麗にスポーンとルアーがすっぽ抜けてしまった。あちゃあ。この日初めてのシーバスとのコンタクトだった。まぁ青潮とかではないのでいるにはいるということで。活性は低めかもしれないが。

対岸に渡り、同様にテクトロしていく。下りはダメだった。やっぱり上りがいいのかな?とやっていると漸くヒット!あまり大きくはないが、40くらいか。それでも貴重な一匹だ。

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ネットに入れたらすぐにフックが外れた。危なかった。そして陸に上げてからもネットから脱走を試みている、というのがこの写真。元気な魚だった。ちなみにこの時間だともう地面は冷えていたので魚置いても大丈夫。

最後にいつもの運河で少しやって帰ろう。最近ヒットの多いポイントをやってみるがノーバイト。うーん、でもまだ水深はあるので端までやってみるか。小さいクロダイらしきバイトはあったが、ヒットはないまま端まで辿り着いてしまった。復路は期待できないけど、まぁ帰路だしダメ元でやってみるか、とやっていたらグググッ、とヒットした。そこで来るか!竿とリールがガツガツ震えているが疲れからか身体が上手く反応できない。テクトロは体力勝負だなぁ。これまた元気なシーバス。ブレーキオフにしてる時にいきなりエラ洗いしたから危なかった。暗いのと濁りで魚の位置が見えづらいし。

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45くらいかな。ちょっとサイズアップ。皮一枚というほどではないけれど、リアが浅く掛かっているだけだった。

この後の帰路では何も異常はなく、そのまま納竿。

結果は3ヒット2キャッチ、スレでクロダイ1枚。何とかボウズは免れているが、なかなか厳しいな。ここ最近暑いから魚の活性も低いみたい。爆釣ポイントだと思ってた場所で今回は全然釣れなかったのが痛いが、まぁ自然相手、魚相手だからこんなもんかな。そんな簡単に思い通りに行くようだったらつまらないし。かといって全く釣れないのもつまらないけれど。

20210821大潮 ヘチ釣りブームと雑に扱われた魚の未来

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ファイザー1回目打ってきました。打ったところが筋肉痛みたいになってる。まぁ1回目は熱も出ないし大丈夫かなということで運河へ。

最近行ってなかったポイントへちょっとだけ。シーバスの死体浮いてた。そしてゴミだらけ。ちょっとやったけど反応ないので即移動。

次はこの前つ抜けしたポイントへ。しかし今日は人が多い。みんなクロダイのヘチ釣りみたいだけれど、等間隔でヘチ釣り師が並んでいてテクトロできない。
なんとか合間を見つけてテクトロする。また少し先にヘチ釣り師が。ルアー回収。少し通り過ぎてからまたテクトロ。また少し先にヘチ釣り師がいるな。そろそろルアーを回収せねば…とか思ってたらヒット!ここで来るか。突っ込むよりはエラ洗いしたいシーバスみたいで、全然突っ込まずにエラ洗いしまくる。バレるからやめて。もっと潜っておくれ。あまり潜ってくれないのでさっさと決着をつけることにする。ネットを出して、伸ばして…

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45センチくらいかな。SCRCDをばっくり、良い食い方。いつも外掛かりが多いけれど、こいつはしっかり吸い込んでくれた。これだとエラ洗いしまくってもなかなか外れないな。逆に言えば外すのが大変な感じだけれど、フックリムーバーがあれば簡単簡単。マジで買って良かった。「何で釣ったの?」と話しかけられたので「ラパラの普通のミノーです」と答えた。いつもこう答えているが、実は普通のではない。まぁ何が普通かというのは解釈の余地があるということで。僕にとっては定番なので「普通」です。
これ以降は流石に攻める場所がなくて、ちょっとやったけどこりゃダメだということで移動。ヘチ釣り師さえもっと少なければあと2、3匹は釣れたんじゃないだろうか。まぁそんなこと言っても仕方ない。人が少ない時に来るしかない。昨日はこちらに来た方が良かったかも。

それにしても、最近ヘチ釣り師多い気がする。ヘチ釣り流行ってるのかな?東京湾奥でクロダイ増えてるから?あるいは湾奥のプリンス()がチヌキューブやり始めたから?ヘチ釣り師の合間を縫うようにテクトロするのも気が引ける…何とか奇跡的に1匹釣れたから良かったけど。ヘチ釣り師たちからしても、ヘチをルアー通されたらムカつくのだろうけれどこればかりは仕方ない。沖に投げたって釣れないから。
大潮で時合い短いのに移動するのは移動時間が無駄な感じもするが、粘ろうにも粘りようがないのだから仕方ない。

移動先にも釣り人はいたが、釣れないからか座って喋ってるだけだった。思うに単独釣行じゃないと釣果は出せないのではないかと。居着きシーバスを狙うならランガンが全てだから。まぁ他人のことはどうでも良いのだけれど。

閑話休題
ダメなら即移動、という感じで小場所を回ってテクトロしていくが反応はない。壁際に根掛かりするばかりだ。
さらに移動して昨日釣った狭い水路へ。片方の岸際はゴミだらけで話にならない。対岸へ。1往復するがノーバイト。もう一回やってみたら壁にゴツゴツとルアーがぶつかってる…と思ったらまたヒットしてた。最近このパターン多いな。わざと壁にぶつけていくのが良いのかも。しかしこの魚、なぜかあまり元気がない。エラ洗いはそれなりにするのだが、あまり突っ込まないし何だか動きがスローだ。でもリア1本しか掛かっていないように見えたのでやや慎重に。バレるなよ…と思いながらネットへ。

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50センチくらい。でも何だかおかしい。口がずっと開きっぱなし?あれ、これ奇形なのかな?と思ったが

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???

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そういうことか…。
下顎がスプリットタンみたいに完全に2つに割れちゃってた。片方は化膿と言うか炎症というか最早変形しちゃってるし。以前釣られた時にフィッシュグリップで貫通され、それどころか雑に振り回されて下顎が完全に切れちゃったのだろう。このレベルだともう再生はしないし、餌も碌に取れずに死んでしまうだろう。餌が全然捕食できなくて飢えてたところ、丁度なんか餌っぽいのが来たから食べようとしたら、またルアーだった、的な感じだろうか。
これってスレ掛かりで釣れたわけじゃないよな?とかも思ったけど、でも一応口元に掛かってるから捕食に失敗したという感じかな。背中とかお腹とか尻尾ならスレだろうけど。
以前fimoだかに魚振り回して写真撮ってる馬鹿とかもいたけれど、魚の扱いが雑な人に釣られちゃうと魚としても災難だし、悲惨だなと思ってしまった。そもそも魚がかわいそうだとか言うなら釣りなんかするなよという話なのだけれど、今後もずっと釣りをしたいからこそ、魚へのダメージは最小限にしてリリースしたいし、その魚がまた大きくなって釣れてくれたり、あるいは産卵活動に参加して個体を増やして欲しいと思う。そんなのは人間のエゴ、釣り人のエゴでしかないのは重々承知だ。

こういうのが嫌だから、僕はなるべくフィッシュグリップは使いたくないし使わないようにしている。というか、フィッシュグリップが必要な場面ってそんなにない気がするのだけれど。そもそもフィッシュグリップってキープする魚に使うものらしいし。シーバスプロがよくやる、釣る度にフィッシュグリップで魚を高々と顔のそばまで持ち上げるパフォーマンス、あれは止めた方が良いんじゃないかと個人的には思う。素人が真似して下顎貫通したり、貫通どころか今回の個体みたいに下顎破壊したりするから。ネットの中で写真撮ってフック外してそのまま逃せば良いじゃん。でも熱い地面には置くなよ!全身火傷して死ぬんだよ!

でもこういうのって自分が徹底することはできても他人には強要できないし、仕方ないと言えば仕方ないんだよな。自分はやらないようにする、ということしかできない。魚の扱い雑な奴って何年やってても雑なんだよな。不思議。管理釣り場でトラウト釣って魚の扱い方を覚えた方が良い。いや、それでも雑な奴はトラウト火傷させちゃうか…。
フィッシュグリップに関しては、先端が細いと貫通しやすいとか言われてるけど先端が太くても貫通するし、なんならその方がダメージは大きい。それだったら(どうせ貫通するなら)細い方が良いのでは?という思想で作られてるのがSOMとかのフィッシュグリップなのかな?とか思ったりした。
魚の扱いが雑な奴は童貞or前戯が雑で下手という説を提唱していきたいと思います。

閑話休題
この後もテクトロしてたら20センチくらいの小さいのが掛かったけどバレてしまった。小さいと魚の重みでフックが掛からないから外れやすい。

いつもの運河に移動して暫くやっていたら、例の最近熱いポイントで何かがヒット、しかしまたすぐにバレてしまった。ここらへんで干潮付近となり、それ以降は魚とのコンタクトはなくなってしまった。フジロックの配信を見たかったので少しやった後に納竿。

とにかく移動移動という感じで、ランガンしまくって結果は4ヒット2キャッチ。色々考えさせられる釣行だった。
そういや自分みたいに歩きまくって釣ってる人って他にはいないのだろうか?いや、すぐに移動しちゃうからたまたまバッティングしないだけで、同じような釣り方で僕よりもっと釣ってる人はいるに違いない。僕のスタイルだってそもそもは人から教わったやり方だしな。

20210820中潮 短時間釣行

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用事があって出発が遅れたが、短時間だけでもやろうということで。
隅田川水系もだいぶ回復したんじゃないかと見積もって。

この前プチ爆釣してた狭い水路から攻めていく。開始後1分ほどでいきなりグググ…とヒット。おい。マジかよ。早いよ!エラ洗いする。シーバスだ。突っ込んだらレバーオフで好きなだけ突っ込ませる、浮いてきてエラ洗いしそうになったら思いっきりテンションを掛けてかわす。弱ってきたらネットを出してランディング。大分こなれてきたような。ファイトに慣れるためには沢山掛けるしかない。釣るためのコツは沢山釣ること、みたいなトートロジー

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55あるかな?と思ったけど微妙になかった。52,3センチといったところ。幸先の良いスタート。
新調したメジャクラのタモ枠(ヘキサネットM)とSOMのフックリムーバー入魂できた。フックリムーバーは確かに使いやすい。これはマジ。

アマゾンで7700円になってたので買いました。
※20210823現在、底値は7000円のようです

しかしその後が続かない。1匹目を釣ったあたりでもう大分下げていて、それ以降は水位も低いし潮も動かないという状況だった。
いつもの運河に移動して一通り攻めてみるもノーバイト。恐らく岸際はかなり浅くなってるから、魚も深いところに移動してしまったのではないかという感じ。
先程釣れた細い水路をまた叩いてみるが不発、その先の水路はどうなってるのかと見に行くが岸際に植栽があってテクトロできない仕様、そのさらに先で少しやってみたが…よく見たら岸際はストラクチャーがあってかなり浅くなっていて、岸から少し先が深くなってるというこの辺によくあるテクトロしづらい仕様だった。実は端までやってから気付いたのだけれど。時間を無駄にした…。

結局最初の1匹だけで終わってしまった。1ヒット1キャッチ。もっと早く見切りをつけて帰れば良かったか。まぁ仕方ない。夏のソコリ付近は釣れないものなのかな。とりあえず青潮気味なのは脱却したっぽいし、ボウズは免れたから良しとしよう。

20210816小潮 再現性

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シーバスは釣れるうちに釣っておけ、ということで2日連続釣行。昨日の場所でまた釣れるのか、再現性があるのかを確かめるためにも。お盆休みに釣れなかった分を取り戻すゾ!

昨日と同じようにテクトロ。一往復目でいきなりヒット、しかしバラし。小さかったと思う。端までやって、復路で壁際にゴツゴツ当ててたら、あれ?ルアー動かしてないのにゴツゴツしてる?と思ったら掛かってた。昨日と同じパターン。壁に当てながら引くのがポイントなのかもしれない。やり過ぎると根掛かりするが。右に向かって泳ぎがちな個体と、左に向かって泳ぎがちな個体を方向によって使い分けると良いのかもしれない。

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40くらい。ネットに入れて上げた瞬間フックは外れてしまった。危なかった。小さめだけどまぁ1匹釣れたから良しとしよう。ボウズは逃れた。あとはサイズアップだ!

その後何往復かしたけど無反応、ワームにピックアップバイトがあってびっくりした。掛からなかったが。

ヘチ釣り師がいたのでその前後を避けながら。沖堤防とかだとヘチ釣り師優先の場所とかあるみたいだけど、陸っぱりでは早い者勝ちだから仕方ないよなと思っている。殊更に近くまでルアー通したら怒られても仕方ないから多少は避けるけど、ルアー通したらクロダイが散るだろ!とか言われたとしても、ここは貴方だけの釣り場じゃないから仕方ないでしょ、としか言えない。僕にだってテクトロする権利はある。

無反応が続いたので、これは流石にスレてしまったか、昨日あれだけ叩いてあれだけ釣ったのだから仕方ないか、ということで、最後に入口付近のポイントを少し攻めてから帰ることに。餌釣りしてる人達がいたのでそこを避けてテクトロスタート。下りはノーバイト、端までやって上りをやって少ししたところでグググッとヒット!豪快なエラ洗い。これはさっきよりもサイズありそうだ。暗くて見づらいが慎重かつ大胆にやりとりする。いつもそうだけれど、ブレーキをオフにして走らせた後ブレーキを戻す動作がなかなか素早くできない。ここでラインスラッグが出やすく、この一瞬でエラ洗いをされるとバラす可能性がかなり高い。ブレーキレバーを交換したせいもあるかもしれない。しかしデフォルトのブレーキだとラインが絡まってしまうトラブルが…なかなか難しいところ。
かなり突っ込んでいく元気なシーバスだ。これがシーバスの引きだよなぁなどと思う。冬〜春のシーバスはあまり元気がなくて引きもそこまでではなかった。今の時期は奴らも本気出してきていて、強烈な引きを見せる。満潮前だから昨日よりは水位が低いけれどファイトしづらいというほどでもなく。なるべくエラ洗いさせないようにしてネットイン(語彙力がない上に、ファイト中は必死なのであまり覚えてなくて上手く書けません。すいません)。

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50ないくらい。またすぐにフックが外れた。スリリングというか、薄氷を履むような釣りだなぁとつくづく。

最近同じミノーでばかり釣っているけれど、どのカラーでも変わりなく釣れているから、恐らくルアーのカラーって意味ないというか関係ないと思う。少なくともナイトゲームにおいては。カラーって呪いというか思い込みとかもあって、ナイトゲームだと何となく視認性の良さそうなチャート系ばかり使いたくなるけれど、シーバスは下からしか見ていないし、そもそも暗いからロクに見えてもいないと思う。それ以前に人間と同じように色を見分けることができるのかどうかも定かではないが。デイゲームで潮が澄んでる時は関係あるかもしれないけれど、それも分からない。おまけにラパラのあの塗装、あのリアルとは程遠い見た目である。ラパラで沢山釣ると、ルアーの本質というものが分かってくる。狂鱗wフラッシュブーストwアワビ貼りw銀粉wwwそんなん全く意味ないからwwww釣具は魚を釣るためのもの。人間が釣具に釣られちゃいけません。ラパラは魚を釣ることに特化しているという点で好感が持てる。

結果、2時間ほどやって3ヒット2キャッチ。昨日ほどは釣れなかったけど、まぁ良しとしよう。再現性はあって、このポイントにはかなりの数の魚がストックされているということは分かった。他の場所でやってダメだった時にここに来ると良いかもしれない。あるいは最初からここ目当てでも良いくらいだけれど。まずはここでやって、ダメならこっち、それもダメならこっち、というルートというかルーティーンというかが出来上がりつつある。1年ほどやって、どこがよく釣れるのかが分かってきた。とにかくランガンすることが大事。「シーバスは脚で釣れ!」という名言めいたものを残しておこうと思います。実際これが全てだと思っている。

20210815小潮 連休最後につ抜け

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連休最後、雨だが観覧車前あたりでサバやクロダイが釣れているという情報があったので行ってみた。
隅田川水系は雨水で水温が下がり、かつ大雨のせいで未処理水、所謂う○こ水が流れて水質があれっぽいので避けた方が良いかなというのもあり。

モノレールの駅からすぐ、いつもは混み合っているポイントだが連休最終日、あるいはこの雨のせいか、釣り人は数える程度。早速ヘチを攻めていく。がノーバイト。ここは深いのでレンジを入れたほうが良いのかと思いミノーからバイブにするがやはりノーバイト。うーん、ここはもしかすると昼間に岸ジギとかで叩かれまくってるのかもしれないな。有名なポイントだし。
ちょっと移動して人工磯になっているエリアでシャッドを投げてクロダイ狙い。しかし慣れない釣りはやはり難しく、バイトもない上足元のゴロタに根掛かりもするし(何とか回収できた)、釣れる気がしない(要はこれ、回遊待ちの釣りだから自分には合わない気が)。あと最近キャスティングしないから気付かなかったが、キャストした段階でもう下巻きが見えてしまっている。傷んだPEの先端を少しずつ詰めていたが、流石に限界みたいだ。新しいラインに巻き替えなければ。腱鞘炎の右手を庇いながらのキャストだったが、左手で投げるような感覚で投げると右手に負担がかからないことが分かった。回復したらこの投げ方でやろう。
一応端までやってみるがノーバイト。あるいは底を擦ったのかバイトなのか分からない何かはあったかもしれない。イナッコの群れはいた。

こういう慣れないポイント来ても結局釣れなくて、いつもの所に戻ると釣れたりするんだよなぁなんて思いながら移動。以前にも行ったことのある運河を久しぶりに攻めてみることに。

先行者は1人、餌釣りだろうか。先行者のいるあたりを避けてテクトロスタート。暫くやっているといきなりヒット。マジかよ。掛かると思ってなかったから慌ててしまいフックオフ。シーバスかクロダイか分からなかったし小さかったけど。その後続けていると足元がヌルヌルのエリアが…ここに限らずだが、運河の遊歩道はどこも水捌けが悪く雨の日は水溜りができやすいし、ただの水溜りなら良いのだが、ヌルヌルして滑る最悪のトラップのような水溜りになることが多々ある。水辺なのに水捌けが悪いとは如何に?ヌルヌルエリアを越えたあたりでまたヒット!シーバスか?クロダイか?上がってきた魚体はシルバーで細長い。シーバスだ。40くらいで大きくはないけど。ファイトしてるうちにまたヌルヌルエリアに足を踏み入れてしまった。結局エラ洗いでバラしてしまう。くそー。
しかしその後も続けているとまたヒット!今度こそは!慎重かつ大胆にファイト、そしてネットに入れる。よっしゃー!

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50センチくらい。連休最終日にしてやっと釣れた。ルアーはいつものSCRCD。ここでも大活躍。ここはいつもやってるあたりよりも水深があるのだが、レンジ的にはこれで良いみたいだ。中層くらいを泳いでいる感じか。その後も続けているとヒット。

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また50センチくらい。なんだここ?めっちゃ魚いるな。正直、今回は沢山釣れたので記憶がかなり曖昧になってしまっている。全然釣れない方が1匹1匹が印象深いから覚えていて、沢山釣れると思い出せなくなってしまうというジレンマ。ということで以下はダイジェスト的な感じで。

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・今回も顎の下あたりに外掛かりすることが多かった。やはり吸い込んで反転しようとして失敗してこういう掛かり方になるのだろうか。皮一枚で掛かっていた魚もいた。危機一髪。

・SCRCD、アイチューンが上手くできておらず、あるいは使っているうちにバランスが崩れて左右どちらかに向かって泳ぐようになってしまい、壁際をゴツゴツぶつかりながら泳ぐようになってしまった個体が何個か。アイチューンしてみてもバランスが崩れて上手く泳がなくなってしまったりする。このルアーの繊細で難しいところ。しかし壁際をゴツゴツとノックするのが効く場合もあるようで、ゴツゴツやってる時にヒットしたり、壁をゴツゴツやっちゃってるな、と思ったらあれ?これ壁じゃなくて魚が掛かってる!というのが何度かあった。

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・途中で30くらいのが掛かり、抜き上げようとしたところで口切れでバラした。小さくてもタモ使った方が良さげ。掛かり方にもよるが。

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・ヒットした瞬間に走り出し、ドラグが鳴る。そしてすぐバレてしまう、というのが2連続。エラ洗いしなかったからクロダイかもしれない。引きの強さからして、クロダイだったとしたら結構良いサイズかも。

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・何回もルアーを通していくと、そして何匹も掛けているとどうしてもスレていき反応が少なくなってくる。それでも一往復するごとに何らかの反応はあって、この岸壁沿いに何匹いるんだ?という感じだった。物凄い量の魚がストックされている模様。

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・リリースしてまたテクトロを再開した直後にまたヒット、なんてこともあった。入れ食いというか、みんな痩せてるし餌に飢えていたのかな。歩道にはカニフナムシが沢山いて、壁際にいる居着きシーバス達はそういうのを食べているのだと思うのだけれど。

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これは30くらいのちびっ子。抜き上げたらすぐにフックが外れてしまった。小さいのほどバラしやすい。

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9匹目を釣った後、先程先行者がいたエリアでヒット。よし、次で10匹目、と思っていたが、足元が滑りそうでフッキングが上手くできなかったせいでバラし。小さかったけど。雨の日用にスパイク買うことにした。

これで終わりにしようかとも思ったけど、やっぱり何とか10匹目を釣って帰りたい、ということでさっきまで釣っていたエリアでまたやってみる…とまたすぐにヒット!ここ本当に一体どうなってるんだ?

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最後の魚も50センチくらい。これで10匹目。これだけ釣れればもう文句ないでしょう。ということで納竿。


結果、正確なヒット数は最早覚えておらず16ヒット?もっと多かったっけ?という感じだが10キャッチ。初のつ抜け。連休最終日に逆転サヨナラ特大ホームランという感じ。やりました。やっぱり釣りは場所が全てなのだなと思った。最初のところで無駄に粘っていても同じような結果は出なかっただろう。時期、場所、タイミングの3つが何よりも大切で、何のルアーを使うかとかは実はそんなに大した要素ではない。
隅田川水系がダメっぽかったらちょっと水質の違う所に移動してみる、という引き出しを持っておくこと。いつもの場所とその周辺だけではなく、大きく場所を変えること。シーバスは消えたのではなく移動しただけだった。

天気、気温、風など人間が制御できない要因で海の状況は変わっていってしまい、それによって魚の行動も変わってしまう。あとは特定のベイトが出てきたりとか。要は人間が操作できる要素は何もない。それらに合わせて仮説を立てて行動するしかない、ってこれ当たり前のことだな。
全然釣れない日があると辞めたくもなるけれど、こういう日もあるから、やっぱりシーバス釣りは面白いなと思う。最近全然釣れなかったのでチヌキューブを買って、クロダイの落とし込み釣りでもやろうかな、なんて思っていたが、変な方向に行かなくて良かった。僕はやはりシーバスが釣りたいのだ。逃げてはならない。

タモのステーが曲がってしまっていた。手で直したけど、これ時間の問題で壊れるな。ステーが袖に引っ掛かってしまうトラブルもあった。替え時なのかもしれない。元々ステーの幅が狭くて使いづらいなと思ってたところ。

1日に10匹も釣ると流石にファイトにも慣れてきて、落ち着いてやり取りできるようになってきた。エラ洗いを恐れなくなった。タモを準備するタイミングも分かってきた。今回の場所は足場が比較的低いというか満潮付近だったから水面との距離がそこまでなかったからやり易かった。ファイトは経験を積むしか無い。まともにやれるようになるのに1年ほどかかってしまった。