Urban Side Paralyze

電車釣行&パックロッドで湾奥シーバスや管釣トラウトなどを釣っています。

20220501大潮 港湾バチは二度踊る?


雨だが港湾部へ。GWとはいえ雨なら人も少ないだろう、という目論見。

到着時、まだ日没前だったのでちびクロダイでも釣れないかなとベビーサーディンでヘチを探ってみる。水路の手前でアタリはあったがやはり乗らず。水路ではノーバイト。もうヘチをやる季節じゃないのかな?
この日は雨だったが、下水臭さはなかった。恐らくGWだからこの近辺の会社とかが休みのために排水量が少なく、下水処理場の処理が間に合っているのだろう。

やがて暗くなってきたので前回・前々回釣ったあたりのポイントへ。すると既に先行者あり。やってしまった…。ヘチで遊んでる場合じゃなかったのだ。さっさと場所を押さえておくべきだった。認識が甘かった。仕方ないので橋をくぐった反対側へ。こちらでも釣ったことはあるので、こちらでやることに。付近を少しテクトロしていると、徐々に岸際でバチが増えてくる。やがてライズも出始めた。この時点で19時くらい。時合い到来。ライズのあった先あたりにフィールを投げてスローリトリーブを繰り返す。しかしなかなか食わない。橋の向こうではもうキャッチしているようだ。焦る。かなり足元でもライズが出るので撃っていくのだが、全然食わない。見切られている?焦ってリトリーブが速くなっているせいかもしれない。沖の魚ならどうかな?と沖に投げた時、丁度自分のルアーのコースの少し手前でライズした。食え!食え!と思ったら食った!がすぐにバレてしまった…。クソー!この魚はもう掛けてしまったからダメだろう。次を狙っていく。が、結局これ以降バイトが得られることはなく、30分ほどで時合いは終わってしまった。

ライズもなくなり、バチも見えなくなった。これはボウズかもしれない。壁打ちで何とか1匹釣ろう、ということで実績のあるあたりの壁をサンドワームで探っていくがちびクロダイが食ってくるのみ。最近壁打ちでシーバスがあまり出なくなった気がする。少し前はこれだけやってればホゲることはない、くらいの感じだったのに。やはりパターンがちょっと変わってしまったのか。移動途中、ライズが出たので打とうとしたら背後、というかオーバーハングしている木に引っ掛けてしまい、外れずにリーダーから切れてしまった。絶体絶命。もうリーダーを結び直すのも面倒だし帰ろうかな、今日はボウズか…雨の中何しに来たのだろう、と一気にネガティヴ思考に。でもまだ時間はあるし、壁打ちで何とか1匹出そう、昨日だってそれで釣れたじゃないか、ということで続ける。
水路の南側はダメ。北側に賭けよう。橋を渡って北側に着いて、テクトロしているとライズが出た。これは最後のチャンスかな?と思いフィールを投げてみる。すると数投であっけなくヒット!小さそうだったがリア一本しか掛かっていなかったので抜き上げポロリしそう、ということでネットへ。



20:19
30センチとかそこらだが、何とかボウズは免れた…。

リリースして続ける。次第にバチの量も増えてきて、ライズも増えてきた。また時合いが始まったのか?どういうことなのだろう?フィールやノガレを投げていると時たま誤爆、そして掛かって一瞬でバラし…。どうやらダウンクロスだと引き波が出過ぎるのが不自然なのか食わない様子。アップクロスならたまに食うが誤爆が多い。それでも何度も投げているとまたもやヒット!これはクロダイだった。でもまた掛かり方が怪しく見えたので出来るだけ早くネットへ。



20:25
40センチあるなしくらいだろうか。掛かっているのは一本だけだが、かんぬきというか唇に思いの外深く刺さっていてなかなか抜けないくらいだった。

リリースして続ける。まだまだライズは出ている。フィールがダメならノガレで。引き波を出してゆっくり巻いているとバシュッ!っとヒット。合わせは遅れるくらいで丁度良くて、向こう合わせでフックが複数本掛かってロックされるのを待った方が良い。瞬発的なフッキングが苦手な自分にはぴったりの釣りかもしれない。元気な魚なので手間取ったが何とかネットイン。



20:48
40センチちょいくらいだろうか(時合いなのとレインカバーでメジャーが取り出しづらいので測っていない)。外しているとノガレのフックが一本折れてしまい、魚の口に刺さったままになってしまった。ヘッドライトを忘れてしまったのでiPhoneのライトで照らしつつ、なんとか外す事に成功。折れるがまかつ、曲がるオーナーとはよく言ったもの。

この辺で流石にスレて来たか、あるいは時合いが終わって来たのか、ライズの数が減って来た。たまに小さいライズが出て、投げると誤爆するが、なんだかシーバスかどうか怪しい。ウグイとかかな?ざっとエリア全体を眺めてみたが、他では特にライズが出ている様子はない。あの一帯だけで局所的にプチ時合いが始まったのだろうか。もうライズも出ていないが適当にノガレを投げていたらヒットした。まだバチを探している魚がいたみたい。こういうこともあるのか。



21:14
小さいかと思ったけど40くらいか。ちょっと痛々しくてごめん。バチルアーは確実に魚には優しくない。けどこのパターン特有の弱い吸い込みバイトはこうやって絡め取るしかないから仕方ない。

この後も誤爆やヒットして即バラし、というのはあったが1時間ほどでプチ時合いも終わった模様。ということで納竿。いやー、今日こそは本当にボウズかと思った。まぐれというか奇跡というか、最後の1時間でギリギリ何とか魚を出せたという感じ。危ないところだった。

結果はシーバス3匹、クロダイ1匹キャッチ。ヒット数は分からない。誤爆も数知れず。

今日の反省点は、陽の入り前に場所を押さえておけという点と、表層でダメならレンジを入れてみろというところか(ヒソカとか?)。まぁ、前者の場所の問題がほぼ全てだと思うけれど。やはりあそこが良いのか、というのが逆説的に分かった。2度目の時合いが来た場所は小場所だから、今回は雨で人が少なかったから偶々できたものの、去年なんかはあの狭い場所に釣り人がひしめき合っていたから普段はこんな風には行かないだろう。

港湾バチは河川バチとは全然違うみたいだ。河川バチはセオリー通りの抜け方しかしないが、港湾バチは謎なタイミングで抜けたりする。小潮でも抜けるし、上げでも抜ける。一晩に2回抜けることもあるようだ。それゆえ最後まで諦めてはいけない。

河川バチについては、あの時期はバチ抜け以外ではなかなか魚出せないからやる意味あると思ったけれど、港湾バチはもう港湾に魚入ってるなら別にバチパターンで釣らなくても…と思っていたが現実にはそういうこともなくて、バチにライズしている活性の高い魚を狙って行く方が話が早いのかもしれない。というかバチにライズが出るようになってから壁際に魚があまり着いていない気がする。勿論0ではないが。日没前から場所を押さえて、時合になったらバチパターンで釣って、時合が終わったら壁打ち、というパターンでやるしかなさそう。暫くは。


追記:手前でライズしていながら全然食わなかった魚は実は曳き波バチじゃなくてクルクルバチを捕食していたのかも。レンジ一枚入れて早巻きというのは試してみる価値あるかも。あるいは単純にダウンクロスだから食わなかったとか?分からん!