潮が良くないのは分かっているけれど、何とか1匹くらい引き摺り出せないかなくらいの気持ちで。
全体的にいつもより潮位は低めだけれど、大きく動かない分、干上がってしまうほどには下がらないのでプラスに捉えれば時合いが長く続くというか。
まずは例の細い水路から。ポイントへ向かう途中、どうせ入れないところだからと橋の上から岸壁付近を照らしてみたら（ハゼとかが貧酸素で水面でパクパクしてないか確認したかっただけなのだけれど）、50センチくらいの魚が5、6匹逃げて行った。一瞬だったのでシーバスかクロダイか分からなかったけれど、魚はいることはいるのだな。ただし人の手の届かないところに。
ポイントへ到着。やはり秋だな、こんな小場所でも先行者がいる。一通りやってみたが反応なし。運河へ移動。
最近全く釣れなくなったのでスルーしていたエリアでも一応ルアーを通してみる。当然ノーバイト。ヘチ釣りをやっている人がいた。対岸へ渡って以前ヒットが多発していたポイントへ。やはり魚は満遍なく着いているわけではなく、居るエリアと居ないエリアは明確に分かれている模様。西へ向かって端まで辿り着く手前でヒットした。久しぶりの魚との接触だったのでびっくりしたがフッキングも決まった。多少ドラグを出してきたのでそれなりのサイズかと思ったけれど、なんてことはない、また30ちょいくらいの魚だ。Lクラスの竿が完全に勝ってしまっている。足場も高く、手摺りも高いのでどうしようか、ぶっこ抜くとポロッと落ちそうな感じだったのでネットを使うかどうか、というところでエラ洗いでバラしてしまった。あちゃー…。ここで30くらいの魚掛けると何故か全然獲れない。魚が軽いから向こうの重みで深くフッキングすることがないし、大抵リア1本掛かりだし。40以上くらいならキャッチできるのだが。
貴重な1匹を逃してしまった後は全くアタリもなく、さっきの水路をもう一度やってみるがまたしてもノーバイト。以前青潮が来る直前にここで爆釣したことがあったのだが。千葉の方で青潮出ているからこっちの方にも影響が出てくるとしたら…と思ったけどそう上手くはいかないみたいだ。
移動。久しぶりの運河。ちょいちょい来てはいたが以前のようには釣れなくなってしまった。そして投げ釣り禁止になっていた。僕はどうせ投げないから関係ないが。それでも土日に来たらみんな後方確認もせずにビュンビュン投げてそう。沖に向かって投げても釣れないのに。バチ抜けの時期とかは別だけど。
南側の方が潮の流れが効いてて良さげな気がしたのだけれどノーバイト。北側をやってみる。ラパラのバランスが崩れてきたのか、壁際に根掛かりしながら進んでいく。以前ここで釣った時は梯子付近を通した時に来たんだよな、と思いながらやっているとヒット！したけど、あれ？バレたかな。いや、まだ付いてた。
またこのサイズかよ…。ボウズ逃れの1匹。そういえば去年はここでこれくらいのサイズのが沢山釣れた気がしたのだけれど。バイブレーションでもうちょっとレンジ入れた方が良かったかも。
端までやって戻ってくるがゴミが多くて難しい。葉っぱばかりが釣れてしまう。あとビニールとか袋に入ったゴミとか。
結局この1匹以外の反応は得ることができず、時間になったので納竿。2ヒット1キャッチでした。うーん、渋い。
いつものテクトロ・壁打ち以外にも、橋脚付近を攻めたり、ミニエントをダートさせてみたり（めっちゃテーリングするの僕だけ？）、いつもと違う事を色々試してみたのだけれど結局釣れなかった。釣れない時こそ基本に忠実に、愚直に壁際を攻めるべきなのだろうと思う。実際それで2ヒットしたわけだし。そして粘らず兎に角移動、移動でやる気のある魚を探す。これも基本中の基本。何らかのテクニックを使えば、何らかのルアーを使えば食い渋っている魚の口を使わせることができる、なんて幻想だし（ルアーの宣伝文句でよく見るけど）、そんなのは不可能なのだ。なぜならルアー釣りだから。偽物の餌で無理矢理釣ろうというゲームだから。
あとはバレそうなやつは早めに決着を着ける、サイズ問わず躊躇なくネットを使う、ってとこかな。これも分かってはいても咄嗟の判断ができるかどうかだから…沢山釣れてる時は心に余裕があるからできるのだけれど、釣れてない時ほど難しい。
暫く状況が改善しそうにはないのでまた来週。場所変えたりした方が良いのかも？
どうでも良いけど、Twitterでフォロワー０の状態でツイートし続けることを「壁打ち」と言うらしい。釣り用語とは全然意味が違って面白い。Twitterで壁打ちしてても只管孤独なだけだけれど、東京湾奥で壁打ちすると一番簡単に居着きシーバスと出会える。やったことないけど岸ジギの方がもっと簡単なのかも。
