Urban Side Paralyze

電車釣行&パックロッドで湾奥シーバスや管釣トラウトなどを釣っています。

20210920大潮 深夜のage、シーバス釣りを始めて丁度1年くらい経ったので総括&今後の野望

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満潮からの下げをやって一旦帰宅した後、深夜の上げに期待してほぼ終電でつ抜けポイントへ。一度やってみたかった、夜通し釣行。

驚くべきことに?この時間でも先行者がいた。三連休だからというのもあるけれど、これが東京湾奥のポイントの現実なのだ。結構マイナーなポイント(だと自分は思ってる)でもこれ。誰でも入れるポイントなので、土日祝日ともなれば四六時中ひっきりなしに誰かが入って叩いている。当然魚はスレて釣れなくなる。思えばこのポイントで釣れた時はいつも雨なのだけれど、人が多い場所は雨の日にでも来ないと話にならない。ここ最近この場所では大した釣果が得られていないが、多分そういうことだろう。時合いとか潮回りとか潮位とかそういう問題ではない。土日祝はまず話にならない。特に天気が良い日は24時間いつ来ても大した釣果は見込めない。これからのハイシーズン、この傾向はさらに加速することはあれど収まることはないだろう。空前の釣りブームだし。

到着時はまだまだ干潮付近、とはいえ一通りチェックはしようということで先行者がいる場所を除いて端から端までやってみたが無反応。ルアーのスイムテストなどをしつつ、ブルーブルーのYoutubeなどを見て時間を潰しつつ時合いを待つ。少し待っていると潮位が上がってきたのでもう一度やってみて、また暫く待ってもう一度、とやっていたらヒット!暗くて見えないのでタモは使えない。小さいので一か八かぶっこ抜き。

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綺麗な魚。30くらいで小さいけれど貴重な1匹。このサイズは群れでいると思うので、1匹いたら10匹はいると思え、ということで続けてみるがこれ以外のバイトはなし。
その後も時間を潰しつつ頃合いを見計らってやってみたが、これ以降バイトはなかった。ここで粘るつもりだったけれど無意味な気がしてきて、移動することに。ずっとルアー投げてる人もいたけれど釣れてなさそうだった。というか自分以外が釣ってるのあまり見たことないのだけれど…。

当然終電終わっているので歩いて歩いて、いつもやっている豊洲方面に辿り着いた。例の細い水路にまた行ってみよう。
いつも下げ止まり付近で釣ることが多いが、この日は満潮付近で潮位も高い。左岸からいつも通りやるが無反応、レンジ入れた方が良いのかと思って鉄板バイブでやっていたら小さいアタリが。しかし乗らなかった。かなり小さそうだったが。右岸はゴミだらけで釣りにならず。

いつもの運河へ移動、だんだん明るくなってくる中テクトロしているとヒットした。けどバラシ。その後、もう1回ヒットしたけどこれもバラシ。いずれも小さそうだったが。
一通り攻めたけど全然ダメ。自分が連日何回もルアーを通してるからというのもあるだろうけれど。人の手が届かないあたりでイナッコにボイルが出てたりはした。ここでも他のアングラーがいた。地元民かな?みんな凄いな。釣りへの情熱というか。明るくなってきて始発の時間になったので諦めて納竿。暫くはポイントを休ませた方が良いような気がした。何より、連日釣りをしているので足腰が限界だ。

結果は3ヒット1キャッチ。深夜に夜通しやったからといって釣れないし、どこに行っても釣り人はいる。自分以外にも釣りキチは無限にいるのだ。舐めてはいけない。平日だったらいないかもしれないけど。初めて夜通しやったけど、これわざわざやる価値ないのでは…と思った。夜はやっぱり寝たいよね。パフォーマンスも落ちるし、良いこと何もなし。そんな上手い話はないよ、ということで。

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シーバス釣りを始めて丁度1年ほど経った。最初の1匹を釣るまでは完全に手探りだったから大変だったけれど、先人たちのネット上の情報を参考に何とか1匹釣って、それからは割と調子良く釣れるようになった気がする。とはいえボウズなんて今でも当たり前にあるし、長い冬の時代もあったし、最近では青潮で湾奥一体が死の海と化してしまうこともあったけれど。まともにファイトできるようになったのなんて、ここ最近になってからだ。単に数をこなして慣れただけとも言える。
写真を見返したら、1年でシーバスを165匹ほど釣ったみたい。20センチのセイゴとかを含めてだけど。最大は62センチ。次は70アップ釣りたいなー。とはいえサイズは割とどうでも良いから、アベレージの40〜50くらいが沢山釣れる方が楽しいので、今後も釣れ続けていくと良いなという感じ。

東京湾奥はとにかく釣り人が多い。シーバスの数は世界一とか言われているけれど、その分人も多くて人為的プレッシャーがかかりまくりなので魚は多くても釣れないという…。人が多いところに行ってもまず釣れない。人の少ないところ、人の少ないタイミングで釣りをするのが正解なのでは、と1年前から何となく思っていたけれど、やはりそうだったみたいだ(ブラックバスとか他の釣りも全部そう)。そして釣れなかったらとにかく移動、移動だ。港湾部では回遊待ちではなく居着きシーバス狙いの釣りだからランガンが命。シーバスはどこにでもいるが、いるかどうかとその時ルアーで釣れるかどうかとは全く別次元の話。やる気のある魚はルアーを通せば1回か2回で食ってくる(大抵3度目はない。当社比)。食ってこないやつは何度粘っても食ってこない。それゆえ固定砲台と化して投げ続けても釣れることはなく、只管やる気のある魚を探してランガンするしかない。使うルアーなんて何でも良いと思う。これじゃなきゃ釣れない、というのはあまりないだろう。いかにやる気のある魚の目の前にルアーを通すか。居着きシーバスはずっとじっとしているわけではないが、あまり広い範囲を動かないので人間の側が動きまくって探すしかない。
バチ抜けの時だったり、ハクとか特定のベイトにボイルしている時となると話は別だけれど、でも(バチはともかくそれ以外のベイトだと)ボイルしているからといって投げても釣れなかったりすることも多い(挙げ句の果てに腱鞘炎になってしまい、未だに完治していない)。ボイルしてる魚が釣れないので、諦めて結局居着きシーバスを釣った方が手っ取り早かった、というのを何度もやっている。

去年は殆ど思考停止で鉄板バイブばかり使っていたけれど、あれはある意味正解だったと思っている。一口サイズの小粒なボディで強波動だからやる気のある魚を効率的に拾っていける。スレた魚には効かないが、やる気のあるやつなら一発で食ってくる。バレやすいのが難点だが。

何度も書いているが、港湾部のシーバスを効率良く簡単に沢山釣る方法、それはテクトロ・壁打ちである。このスタイルは今後も変えるつもりはないし、1年やって分かったけれど、どうやら変える必要もなさそうだ。明暗とか橋脚とかを打ったところで実際大して釣れないし、そういう分かりやすいストラクチャーは大抵どこも打たれまくっているのでスレていて食わない。何よりキャストミスでルアーをぶつけて壊したり、引っ掛けてルアーをロストしたり、橋の上の通行人にルアーがぶつかって事故になったり、クレームが入って釣り禁止になったり、とかそういうリスクの方が大きい。得られるリターン(釣果)とそういったリスクとを比較衡量すると、橋脚なんて捨ててしまっても構わないと思っている。投げてもどうせ釣れないから。特にナイトゲームだと飛んでいくルアーの弾道が見えないことも多いので正確なキャストが難しい。ベイトタックルだと着水が見えなくてバックラッシュし易いし。それよりも足元の護岸という美味しいストラクチャーが沢山あるではないか。河川では成立しないし東京以外では大阪とか都市圏以外では成立しづらい釣りだと思うけれど。
そもそも橋脚の明暗を打とうとしても、メジャーなポイント、荒川・隅田川多摩川とかだと100%先行者がいるのでそもそも入れないし、入れたとしてもドリフトのために空けてるスペースに他のアングラーが入ってきて…みたいな面倒なことになること必至だ。教科書通りに上手くはいかないものだ。

ボートシーバスとかもやるつもりはないけれど、いつも釣りしてる場所が全部釣り禁止になったりでもしたら止むを得ずそっちに行くという可能性はあるな。ウェーディングとかは無理だ。というかそもそも回遊待ちの釣りができない人なので。旧江戸とかそういう超メジャーポイントに行くことは生涯ないだろうと思う。
新しい釣り方にチャレンジするとかではなく、どうせならこのテクトロ・壁打ちスタイルをより先鋭化させてやろうという気持ちでいる。思えばこのブログのテーマは「ゆるっと手軽に釣る」だから、難しいことをしようとする必要なんてそもそもないのだ。テクトロマイスター、壁打ちマイスターに俺はなる!