Urban Side Paralyze

電車釣行&パックロッドで湾奥シーバスや管釣トラウトなどを釣っています。

フィッシュグリップ新調

f:id:amilamia:20210906004020j:plain
フィッシュグリップを何個か使ってきて、どうしても魚の下顎、薄皮に穴を開けてしまうことがあるので、それが気持ち的にどうしても嫌で、そもそもフィッシュグリップ自体をあまり使わないようにしていた。けれど、シーバスの下顎をバス持ちすると今度は自分の指が切れたりボロボロになったりする。1日にそれなりのサイズが何匹も釣れる時だと、魚が暴れた時に魚の歯で親指の付け根あたりの皮膚が切り裂かれ、痛みに耐えかねて魚を落としてしまうこともあった。また、バス持ちはルアーの掛かり所によってはフックが指に刺さりそうになって危なかったりもして、ヒヤッとする場面は何度もあった。やっぱりあった方が良いか、と魚に優しいと言われるプラスチック製のフィッシュグリップを使ったり使わなかったり(しかし正直、それでも穴が空いてしまう時は空いてしまっていた)。

基本ランディングネットでランディングするので、ネットの中で写真を撮って、そのままフックを外して、そのままネットリリース、という流れでやれば魚に触れる必要はなく、フィッシュグリップを使う必要性もない。問題はネットを使うまでもない30センチくらいまでのサイズ(ただし抜き上げようとした時に身切れだったり掛かりが浅くてバレたりすることも往々にしてあるので、最近はフックの掛かり方を見て小さくてもやばそうならネットに入れているけれど)。小さい魚だと良い位置に掛かっていても比較的口が小さいのでフックと指の位置が近くなってしまい危険だし、かといって乾いた地面に魚を置くのも良くない。特に夏場は熱いコンクリートの地面に魚を置いてしまうと致命的だ。ただ、小さい魚ほど薄皮も薄くてフィッシュグリップを使うと貫通し易い。落としたり地面に置いた結果火傷するのとどっちが良いかというところだが…。

フィッシュグリップで下顎の薄皮を貫通するくらいなら余程酷くない限りは治るけれど、熱いコンクリートの地面に魚を置いてしまうと大火傷してしまうので、その場では元気に戻って行ったように見えても、数日後には死んでしまうらしい。管理釣り場に行くと人間に触られた結果火傷を負って弱ってしまっているトラウトをたまに見かける(白い綿をかぶったかのように皮膚が爛れてしまう)。シーバスの場合はなかなかそういう個体を見ることはないから分からないが、同様にああいう風になってしまうのだろうか。勿論、トラウトは冷水性だからシーバスよりももっと熱に弱いという違いはあるだろうけれど。
魚がかわいそうとか言うならそもそも釣りなんかするなよ!って話だし、この手の話はどこまで行っても人間のエゴなのだけれど、出来る限り魚に優しくしたい、魚に与えるダメージは最小限にしたい、というのは釣り人なら誰しもが思うことだろう。その魚が元気に戻って、大きくなってまた釣れてくれる、あるいは産卵活動に参加して個体を増やしてくれれば今後も魚を釣ることができるわけだから。

と、色々考えて、やはりフィッシュグリップはあった方が良いか、ということで最近SOMのOG2100Newbieというフィッシュグリップを購入した。これにした理由はとにかく軽いから。ランガン派としては出来る限り荷物を軽くしたいのだ。そして見た目、デザインもなかなかかっこいい。OG2100Newbieに替えてから漸く気付いた。これはあった方が楽だし、魚を釣る度に毎回無理に使う必要はないけれど、使うべき場面では使った方が良いと。SOMのフィッシュグリップはグリップの先端が細いので、魚の下顎を貫通し易いのでは?とも思っていたけれど、ぶっちゃけどんなフィッシュグリップを使っても貫通するときはするので、どうせ貫通するならできるだけ小さい穴で済む方が良いのでは、と思うようになった。まだあまり使っていないけれど、SOMのは細い割には不思議と貫通しないように思う。勿論使い方次第だろうけれど、僕の場合はあくまでフックを外す際の補助として、あるいは小さくて軽い魚を掴むためなので、50センチとかのシーバスをこれで無理に(プロが写真撮る時やってるみたいなやり方で)持ち上げようとしたら普通に下顎貫通するだろうと思う。僕はやらないけど。物は使いよう。
欠点は値段がやや高いところか。どこで買っても1万円くらいはするかな。しかし中古だと色々と不安。最近結構釣れるようになってきたから、少しくらい道具にお金かけても良いかなということで。


f:id:amilamia:20210906004057j:plain
同じSOM繋がりでフックリムーバーも少し前から導入した。丁度プライヤー選びに悩んでた時、これを勧めている人が多いから騙されたと思って買ってみた。確かにこれは良い物だ。買って良かった。
最初はフィッシュグリップとプライヤーがセットで2500円みたいなやつを買って使っていた。しかしこれが微妙に使いづらく、先端がスプリットリングオープナーも兼ねているためフックを掴みづらいし、ロックが外れにくかったり、使っているときには引っ掛かって閉じなくなったり…(文章で伝えるのが難しいが)。それからトラウト用に使っているフォーセップなども試してみたがシーバス用の太めのフックを掴むには弱過ぎるし、フックまでのリーチが短いから危ない。今度はプロックスの長めのペンチのようなシンプルなやつを買ってみたけれど、防錆加工とかされてなかったので少し使ったら即錆びてしまった。
フックリムーバーの良さは…これは実際に使わないと中々分からないと思うのだけれど、フックまでのリーチが長いし、フックを掴み易く、どの方向にでも力を加えられるのでペンチのように捻って外す必要がなく、力をかけやすい。素早く外せるのでその分リリースも早くできる。ちなみにアマゾンだと安くなっている時で7000円くらい。


専用のケースも欲しくなって買ってしまった。ただアマゾンだと在庫なかったので釣具のキャスティングの店舗に行ったらあった。mazumeのやつは在庫僅少なのかな。


以上、新調した釣具のことを書いてみました。