Urban Side Paralyze

電車釣行&パックロッドで湾奥シーバスや管釣トラウトなどを釣っています。

20201216 西武園

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本日は早朝より西武園フィッシングランドへ。またもや管理釣り場でトラウトを狙います。
豊島園なき今、都心から最もアクセスの良い管理釣り場はここだろうか。西武新宿駅から、速い電車に乗れば割とすぐ。

今回はいつもの管釣りタックル(トラウトライズ60XUL、アルテグラ1000)のほか、シーバス用タックル(クロスビートSW746TUL、ラリッサ)も持参し、2本体制で臨む。
受付を済ませ、受付付近は餌釣りエリア、初心者(レンタルタックル使用者)用エリア、その奥がルアーエリア、となるため奥の方へ向かう。流れの中に活性の高い魚がいるのでは?ということで水車の近くに陣取る。今日は6時間コース。釣るぞ!

まずはXスティックを投げてみる。流れは思ったよりも速い。真っ直ぐ前にキャストすると大分流される。アップクロスだとスローに引いてくることができないので、ダウンクロス気味に攻めていくのが吉と考えた。下流側に投げる。いきなりヒット。しかも重い。なんだこいつは。あ、重いんじゃなくて流れのせいで重く感じるだけか。

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これはイワナ?ファーストフィッシュからレアキャラ登場。その後もXスティックを投げるが、このルアーは流れがあると浮き上がりやすくてここでは使いづらい。さっきはなぜ釣れたのか不明だ。たまたま表層を意識していたのか?
流れが強過ぎると釣りづらい気がしてきたので、ちょっとだけ水車から離れることに。大人しくニジマスを狙おうということでシケイダーを投げる。何投かするとヒット。

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アベレージサイズのニジマス。ここでのアベレージも、王禅寺と同じくらいでやや小さめ。僕が中高生くらいの頃は管理釣り場ニジマスのアベレージってもうちょっと大きかったような気がしたのだけれど。カントリーマアムがどんどん小さくなってるみたいな話で、養殖魚のサイズも小さくなっているのだろうか。

閑話休題

その後もクリックホッパーやセニョールトルネードなどで数を稼ぐ。ニジマスだけで何匹釣っただろう。対岸まで投げて、リトリーブして流心付近に入って流されてきたあたりでヒットすることが多いような気がした。しかしパターンが掴み切れているわけではなく、同じルアーを何度も投げていると露骨にスレてくる。手を替え品を替え、立ち位置を変え、色々と試行錯誤して釣っていく。鱒ノ種やオニベスクなんていうセコい感じのルアーでもキャッチした。
暫く釣っているとアタリが途絶える。朝の早い時間帯は魚も表層を意識していたみたいだけれど、陽が昇ってくるにつれて魚がボトムに沈んでいくような気がした。のでフェザージグでボトムを攻めてみる。すると1投目からアタリが。しかし、フェザージグのテール部分を啄んでいるようでなかなかヒットしない。かなり食ってくる、けど乗らない。もどかしい。ボトム用のスプーンに変える。するとヒット。なかなか型の良いイワナだ。しかし敢えなくバラし。
とはいえ、ボトムを攻めていくパターンは有効だったようで、同じやり方でまたイワナがヒット。今度はちゃんとキャッチ成功。写真撮る前に逃げられたけど。まぁいいか。

朝から来ていた人が少し帰ったので、その人たちが陣取っていたあたりを見てみたら岸際に魚が溜まっているのが見えた。恐らくイワナブラウントラウトかブルックトラウトか、要するに獰猛なやつらだ。ミノーを投げてトゥイッチしてみる。ヒット!と思ったら何故かヒットしたのはアベレージサイズのニジマスだった(何故か反応することがたまにある)。その後もミノーのジャークやトゥイッチをやっていると…

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狙い通り!イワナゲット。正直、ニジマス狙いのスローな釣りって好きじゃなくて(あれで数釣りを楽しむのが本来の管理釣り場での釣り方なのかもしれないけれど)、僕はミノーのジャーキングとかで速いテンポで待ち伏せ型の獰猛なトラウトを釣る方が好きだ。この釣りがやりたかったのだ。ルアーを速く引く分、アタリもガツンと豪快に出る。というか殆ど向こう合わせみたいな感じだけれど。シーバスに近い感じ。
西武園はプールだから当たり前だけれど垂直護岸になっており、足元にも魚はいる。これはシーバスをやっていて学んだことだけれど、待ち伏せ型のフィッシュイーターはストラクチャーに着く。そして、目立ったストラクチャーのない西武園の流れるプールにおいては護岸こそが格好の着き場なのだろう。
その後も同じパターンで

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イワナ

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ブラウントラウト

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こいつもブラウン

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またイワナ

といった感じで何匹も上げることができた。流石にもうスレたかな?と思ってもダートのリズムやスピードを変えたりしてみると食ってくる。足元まで追ってきて反転されたり、途中で見切られたりすることもあったけれど。ミノーでトラウトを釣るのは楽しい!

結局釣り尽くしてしまったのかスレきってしまったのか、反応がなくなってきたので最後にニジマスをちょっと釣って終わることに。セニョールトルネードで少し釣ったが反応が悪くなったので鱒ノ小枝にチェンジ。これがまた結構釣れる、のだが、またもやセニョールトルネードを使い過ぎたせいか、キャスト時にヨレたラインがダマになってブワッと放出、救いようのないライントラブルにて管釣タックルの方はご臨終。その後もシーバスタックルの方で粘るがアタリを乗せ切れずタイムアップ。

写真は全部は撮っていないけれど6時間で20数匹、恐らく30いかないくらいだと思うけれど、ニジマス以外の魚も釣れたのが嬉しかった。正直、ミノーの速引きでリアクションバイトを誘うのって時代遅れなのかなと思っていたけれど、全然そんなことはなかった。ある種普遍的というか、ただ巻きだと見切る魚もトゥイッチやジャークには弱かったりするものなのだと再認識した。イレギュラーな動きをされると口を使わずにはいられないものなのか。ただ今回はこれに反応しそうな魚が見えてたから上手く行ったというだけで、ニジマスばっかりのところでは通用しないんだよな。

今回の最大の反省点というか失敗は、タモのジョイントに左手親指を挟んでしまい血が止まらなくなってしまったこと。それでも釣りは継続したし、左手にティッシュ巻いたままイワナ系を釣ってたけどw
釣りに行く際は絆創膏をお忘れなく。瞬間接着剤もあると良いかも。


経験則というか感覚的にニジマス系とイワナ系(ブラウン、ブルック、イトウ等)は別物、と思っていたけれど、ちょっと調べたらやはりこの認識は合っているらしい。ニジマス系は回遊するのに対し、イワナ系はストラクチャーに着いて獲物を待ち伏せする。ブラックバスやシーバスは回遊型と居着き型がいるけれど、丁度そんな感じの違いだろう。回遊と居着き、なんてシーバスでは基礎の基礎の話だけれど、より理解が深まった感じがする。フィッシュイーターは行動原理が共通する部分が多い。奴らは結局、獲物を効率よく食べたいのだ。

岸と並行(気味)に投げてイワナ系を釣る、というのはあくまで人が少ない時間帯や場所に限って出来る話で、土日なんかだと激混みだろうから無理だろう。とすると年末年始なんかは厳しいと思われる。平日の朝でも人はそれなりにいて、昼にかけて増えていってたくらいだし。今年はもう管理釣り場は終わりかな。こればっかりやっていても発展性はそんなにないような。やるとしたら回遊ニジマスの数釣りではなく居着きイワナをミノーで狙いたい。あわよくばサイズのデカいのも釣りたいな。ニジマスのデカい奴は狙って釣るの難しそうだが。

たまには東京湾奥シーバス以外の釣りをしてみるというのも色々気づきがあって良い。
今後はメバルとかクロダイを狙ってみたい。外道でちっこいシーバスでも掛かれば良いかな、くらいの感じで。
ブラックバスもやりたいけれど、東京だと釣れるところがあまりない…。


今回の主なヒットルアーはこちら

縦釣りとかは正直あまりよく分かりませんw
でもスプーンやジグでボトムを攻めるという手は重要。西武園は水深ないので。

ミノーは安定のパニッシュ。5センチよりも7センチくらいの方がアピール力があるので効きます!