Urban Side Paralyze

電車釣行&パックロッドで湾奥シーバスや管釣トラウトなどを釣っています。

シーバス釣りを始めて1ヶ月。これまでと今後の課題。

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どうも。シーバス歴1ヶ月の初心者です。シーバスを釣るぞ!とルアーを投げ始めてはや1ヶ月。これまでのことと、これからのことを記す。

初めの二日間は釣れなかった。1日目は魚の姿は確認できた。2日目は小さいのがかかったけど一瞬でバレた。3日目、餌釣りをしてみたら何やら釣れた。ので4日目は同じ場所でルアーでチャレンジ、やっと釣れた。東京湾運河シーバス。小さかったけど。これ以降、今の所はボウズの日はない。昨日とか危なかったけど。

翌週、恐らくまぐれだがデイゲームで50センチくらいのを3本釣る。これで完全にハマった感じがある。ずっと釣れなかったらすぐに辞めていたと思う。

それから毎週運河に通うようになるが、釣れるのは20センチくらいのちびっ子シーバスばかり。どうやら潮回りとか潮の満ち引き等を考慮して、ポイント選びからルアー選び等々までを考えていかなければならないらしい。馬鹿の一つ覚えでは釣れないのだ。それを理解してから、ちびっ子だけでなく30センチとか40センチとか、大きくて50センチくらいのシーバスをある程度安定して釣れるようになってきた。まだまだ不安定だし、昨日みたいにチビ1匹しか釣れないこともあるけれど。
それから、同じ場所に通っていても、攻め方・釣り方の引き出しが少しずつ増えてきた。こんなところにも魚がいるのか、ここはこう攻めると釣れるのか、と経験値が積まれていく毎に解像度が上がっていくような。


これまで得られた知見

・回遊待ちは難しいので居着きのシーバスを狙うしかない
固定砲台と化して朝から晩まで同じところでルアーを投げ続ける、というやり方だとシーバスの群れが回遊してくれば釣れるかもしれないが、いつどこに回遊してくるかは分からないので完全に運任せの釣りになってしまう。居着きのシーバスを探してランガンするのが吉。

・運河は大潮より小潮長潮の方が釣れる
海釣りは大潮の日が釣れる!的な言説が実しやかに囁かれているが、時と場合による。こと運河に関して言えば、大潮だと場所によっては流れが早過ぎてシーバスが居着かなくなってしまったり、すぐに水が引いてしまい釣れる時間が短過ぎたりする。ネットの言説を鵜呑みにするな!

・人が多い場所、人が多い時は釣れない
釣果は潮回り、潮の満ち引き、天候といった自然にも左右されるけれど、人間、釣り人という要素にも左右される。「東京湾 シーバス ポイント」とかでググるといくらでも情報が出てくるし、ユーチューバーが実際に釣っているところなんかは人が多い。そして誰も釣れていない。ブルーオーシャンを攻めろということ。

・水位が高過ぎても低過ぎても釣れない
満潮で水位が高いとどこのレンジに魚がいるのかよく分からなくなる。干潮で水がないと干上がってしまうところもあるし、根がかりも増える。過ぎたるは及ばざるが如し的な。

・高い道具やルアーなど使わなくても釣れる
「シーバス ルアー おすすめ」とかでググると無限にアフィカスブログが出てくる。勿論、高いルアーばかりがおすすめされている。当然ながら単価が高い方がアフィの収入も多いから。こいつ釣りとかやったことないだろ?みたいなやつが公式HPからスペックコピペして「良さそうです!」とか書いてるアフィカスブログがマジで多過ぎる。ネットの情報はマジで当てにならん。


今後の課題

・バラシ対策
これが目下最大の課題。最早、魚にアプローチできて、ルアーを食わせるところまではできて当たり前。問題はそこから先だ。シーバスはエラ洗いでフックを外すのが得意な魚である。テクトロなんかしていると時に、掛かった瞬間に魚との距離が近いので、いきなりエラ洗いされてバラす、ということが本当に多い。
対策としては

①柔らかいロッドを使う
②PEではなくナイロンラインを使う
③フックを交換する
④レバーブレーキのリールを使う
などが考えられる。

①② 柔らかいロッド、ということでアジ・メバル用と謳われているパックロッドとナイロンライン8lbの組み合わせで試してみたが、ちょっと柔らか過ぎたのかもしれない。掛かりが甘くなって結局バラしてしまうような印象がある。ナイロンラインも伸びるのでボヨンボヨンする印象があって、もしかするとこれは最悪な組み合わせなのかもしれない、と。ラインだけPEにしたらどうか、というのも試したが、やはり掛かりが甘いのか、乗せきれないような印象があった。もうちょっと硬いロッドの方が良いのだろうか。
③ フックは消耗品、魚と釣り人との接点は実はフックだけ、魚に近いものほど拘れ、ということでちょっと甘いと思ったら躊躇なく、スピード感を持って、フックを替えていくべきなのかもしれない。海水で使うと結構錆びてしまうから。
④ レバーブレーキのリールを使って、エラ洗いされそうになったらラインを送り出すことで魚と距離をとる、というやり方があるらしい。やってみないと分からないが、ロッドでもラインでもなく、これが一番手っ取り早いような気がしてきた。一番安いのでシマノのラリッサかダイワのシグナス。両方2万くらい。ガツンと掛けてすぐレバーを引いてリリース、距離を取ってからファイト、という流れ。果たしてどうか。

・レンジ攻略
トップ~上層~中層~ボトム と魚がどこのレンジにいるのか探りながら釣りましょう、的なことを色んなネットの記事で見るけれど、運河は基本そんな深くないので細かくレンジを刻んで意識する必要ないような気がしている。のだけれど、果たしてどうなのだろう。干潮に向かっていく時間とかマジで水深なくなるから(それでも食ってくるときは食ってくる)。

・バチ抜け
バチ抜けシーズンになるとシーバスはバチしか食わなくなる、ショートバイトばかりになる、という話。本当なのだろうか。まだシーズンじゃないから分からないが。

・マッチザベイト
同じような話で、その時シーバスが食べている餌と同じような形のルアーを使いましょう、なんてよく見かけるけれど、果たしてそうなのか?運河にはボラしかいないと思うけど…

・橋脚
要は正確にキャストできるかどうかという問題だけれど、橋脚回りをタイトに攻めて釣る、というのはやったことがない。ルアーロストするの嫌だし、それに橋脚回りは分かりやすいストラクチャーなのでみんなが攻める、ゆえにそこに着いているシーバスはスレているとか。まぁそうだよな。要はハイリスクローリターン。魚から見れば橋脚も護岸も同じ壁でしかない。

・ドリフト釣法
これは大型河川でウェーディングとかして橋脚回りを攻めるテクニックだから、別に気にする必要もないか。シンキングペンシルとかよく分からん。運河は流れが緩いのでドリフト使いづらい。


まぁ完璧に突き詰めようとすると難しいし、自然相手、生き物相手のゲームなので自ずと限界がある。
それに自分は気軽に気楽にやりたいんだよな。別に食べるために釣ってるわけでもないし、日本記録のサイズ釣りたいわけでもないし、あくまで遊び、趣味なので。初めは乗り合いの釣船乗って沖で釣ろうかとか思ってたけど、あれやるには色々重装備でやらなきゃいけなくて、その時点で何だかもう気疲れしてしまう。自分のペースでやりたいし。
僕は電車釣行の陸っぱりオンリーで、手摺があって安全な運河だけで良いや、と思ってしまった。東京湾運河シーバスを極めます。

hakataseabasslure.blog.fc2.com

「不完全を楽しむ」って良い言葉だな。釣りに限ったことではないけれど。